最近って、80年代90年代の音楽を振り返る懐古ブームなの?

 

Re:mainderという音楽を扱うサイト?(今回始めて存在を知った)で

私にとって、めちゃくちゃツボにはまる記事が出ていました恋の矢

快進撃はここから始まった!SMAP「$10」国民的グループ誕生のターニングポイント

 

タイトルからして、痛快・・・

そして、内容はまさに「それそれそれ!」と、全文共感しかない素晴らしいコラムですキラキラ

このライターさん、「$10」がリリースされた時小2だったということですが、既に子持ちになっていた主婦の私と(笑)ほぼ同じ感覚じゃないか!と感動した笑い泣き

そして、あの曲がSMAPのシングルとして出た時の興奮をまざまざと思い出しました。

 

なもんで、思い出しついでに、数年に1回しか書かない(苦笑)

私がいかにしてSMAPのファンになったのか、という超個人的な記録の4回目を書いちゃおうと思いました。

誰に聞いてほしいわけでもない、備忘録のつもりの記事なので興味のない方はどうぞスルーなさってね。

 

元々は、2016年をもってSMAPが解散し、そして吾郎、剛、慎吾の3人が2017年の9月に事務所を退社した時に、心の整理をするつもりで書き始めた自分の記録。

いや、ぶっちゃけると3人は当分メディアから干されると覚悟したんで(失礼)

彼らの「今」が追えなくなるならせめて「昔」を振り返っていこう、という気持ちだったのよね。

でもその直後に新しい地図が発足して、ABEMAで72時間ホンネテレビやります、って発表されて、昔を振り返るどころか、必死になって3人を追いかけることになりこのシリーズ、5年経っても、まだ数回しか書けてないというwww

そんな自分史です(苦笑)

 

*参考までに

◆その1→誰やねん?この子ら。と思った出会い編

◆その2→ちょっと中居君が気になり始めたお茶の間ファン誕生編 

◆その3→1993年元日放送の「新春かくし芸大会」でバット折った(足も折った)森くんに恋したガチファン誕生の瞬間編

 

とありまして

今回は、その後のこと・・・が、まさに上記のコラムにある「$10」のリリースと重なるわけで。

 

かくし芸の域を遥かに超えた正道空手の演目で、果敢にバットを折った「森且行」という人に

そしてSMAPというグループのメンバー全員に

ちょっと、何なのこの子たち!今まで見てきたアイドルと全然違う!

と、その真剣さに釘付けになって以来

お茶の間ファンを卒業して「いやぁ~好きだわハートSMAP」ってなった私なんですが

いかんせん、当時は幼児の子育て真っ最中の主婦だったから

見るもの聞くもの、全部限られていたわけです。ラジオなんて聴ける時間ないし、テレビもほんのちょっと。

それでも「ファン」を自覚してからは、可能な限りMステとかも見るようにしてました(夢モリは子どもが寝てから放送されていたので唯一毎週見れる番組だった)

けど、なんて言うんだろ・・・

バラエティでどんどん面白くなるSMAPとは対照的に、歌番組で見るSMAPにはなんか、ちょっと「うーん・・・」って感じで(語彙力不足)

個人的にはコレジャナイ感満載だった(ごめん)

 

その頃彼らがどんな曲を歌っていたか、というと


・ずっと忘れない(3月3日発売)
・はじめての夏(6月6日発売)

・君は君だよ(9月9日発売)

 

今聴けば、どれも名曲・・・

けど、ジャニーズアイドルは「フォーリーブスから郷ひろみ」あたりで卒業して(歳バレる)

その後は洋楽ばっかり聴いていた充分大人(おばさんとも言う)の私には

当時6人が歌っていた↑の曲はどれもこれもパンチがなさ過ぎた(めっちゃ失礼)

それまで出てきては消えていった数多のアイドルと同じような、キラキラの青春王道な曲を歌うSMAP。

まージャニーズですからね・・・当時のファン層の中心、10代の女の子から見ればそれで充分キャー!素敵!ってなる楽曲と衣装(王子様系、またはカジュアルな若者系)だったとは思うけど・・・

おばちゃん(私)には物足りんかった。

元日に彼らから受けたインパクトは「こいつら、手強い(並じゃない)!」だったのに

そして夢モリはじめ、バラエティで見せる顔にも「この子ら、おもろい!」と感心しきりだったのに

うーーーーん・・・曲がねぇ~~~~ショボーン

惜しい。実に惜しい。

って、ずっと思ってました←何様

この頃って、デビュー以来まだオリコン1位を獲れてない時期でもあるわけで

その3でも書きましたが

【ブレイクと呼ぶにはまだほど遠い状態。6人は時代の流れの中で試行錯誤の日々を過ごしていた】と、私が感じていた頃なんだと思います。

 

そのあたりは↑のコラムの中の一節

>ただ肝心の音楽の方では今ひとつヒット曲に恵まれず、どちらかと言えば「カッコいい」よりも「おもしろい」寄りのグループになっていた感が否めない。

(中略)そろそろ明確なヒット曲を出したい時期に差し掛かっていたのも確かだろう。

と同じ受け止め方ですね。

 

ですが

バラエティで鍛えられ、歌番組でもある程度顔を知られるようになったこの年

彼らは「ドラマ」という部門でも大きな飛躍を見せることに。

 

1993年秋のドラマのラインナップ

・フジテレビ「あすなろ白書」(木村拓哉)

・日本テレビ「嘘でもいいから」(稲垣吾郎)

・テレビ朝日「真夜中を駆け抜ける」(森且行)

 

当時SMAPの「ドラマ班」と呼ばれていた3人が揃って各局の注目ドラマに出演。

皆、主演ではないけれどヒロインと絡むかなり重要な役どころ。

木村君の取手役については今更もう、説明する必要もないでしょうが

*ドラマを見た当時の私の感想書いた過去記事→2022,6,23 「あの頃ドラマは面白かった」

 

吾郎ちゃんは年上の女性(樋口可南子)に恋心を寄せる若者を、森くんは当時注目の若手女優葉月里緒奈と絡むミステリアスな青年を

それぞれが演じたことで

「やだ、ちょっと。SMAP(というかドラマ班の3人)って、いいんじゃないの?」と、OLのお姉さんから私のような主婦層まで心をくすぐられる始末。

3人ともピーターパン(永遠の少年)じゃない、生身の男性の色気を感じさせるに充分なキャラクターでしたから・・・

嗅覚鋭い大人女子たちが、皆そこにビビビ!とキタんだと思う。

そんな時期にリンクして

11月11日にリリースされたのが「$10」だったわけですよ・・・

 

「あ、これはオトナの曲だな」と、↑のコラムを書いたライターさんが思ったのも当然。

ドラマという下地もあって、彼らはこの曲で見事にそれまでと違う【リアルな男の恋愛事情】を表現したなと感じました。

この曲を聴いた時

「これよ!これこれ!!これを待っていた!!!アップ

と、コーフンしたもんなぁ・・・ついに、彼らの時代がキタ!って思ったもの。

それぐらい、衝撃的で、当時のSMAPにめちゃくちゃハマった曲だと思う。

コラムより↓

>SMAPのシングルを時系列に並べると、「$10」から明らかに楽曲の性質が変わっていることに気付く。曲調、歌詞もそうだが、大きく変化したのが歌唱面だ。それまでのシングルは全パートをユニゾンで歌うのが基本系だったのが、この曲から明確にソロパートが振られるようになり、とりわけツートップを張った木村と森且行の色気を感じさせるボーカルは、グループに新たな魅力を吹き込んだのである。

 

ここにイイネ!を1億回押したい(本気)

 

ホント、そう!

私が森くんの歌の上手さとセクシーさに気づいたのもこの曲だった。

ちなみに、当時他のメンバーが2人のソロは「おいしすぎる」と冗談で嫉んだ、というエピソードも大好きです(笑)

 

>どうやらこのシングルはジャニーズ上層部の意向に反して現場サイドが強引にリリースに踏み切ったという裏話

も、今となっては懐かしくも切ない・・・当時から彼らは(現場も含めて)そういうスタイルだったわけで。そりゃウチの子にはなれんわな(嫌味)

でも、そんな型にはまらないSMAPは、本当に魅力的だった。

衣装もね、この曲はそれまでと違って「スーツ」で歌ったわけで。

当時のアイドルが、スーツで歌うってほとんどなかった。

あっても皆「え?七五三?」と思えるような子どもっぽさが出たもんですが

SMAPは違った。

ちゃんと着こなしてたもんなぁ・・・衣装のスーツ。

てことは皆スタイルがよくて充分大人のムードを合わせ持っていた、ってことだよね。

 

都会的でオシャレでセクシーって最強じゃないですか。

そんな6人がダンサブルなあの曲を歌い踊る映像は、今YouTub等で見ても全然古くない。

めちゃくちゃ刺さります恋の矢

そして

森・木村を前面に出す手法が正解だとわかったのか?(笑)

その後の代表的なシングルは、しばらくそのスタイルが取り入れられてますよね。

歌唱力の面で初期のSMAPを支えていた2人ですから、彼らの歌声は本当に聴いていて安心できたし、私は益々彼らのトリコになっていったわけです。家庭の主婦なのに(苦笑)

ちなみに

「$10」リリースから18年後の、2011年8月のテレビガイドで

メンバー5人にアンケートを取る企画があったんですが

「SMAPのターニングポイントとなった曲は?」の質問に、中居君はこの「$10」を上げています。

理由は「アイドルっぽいところからちょっと外れたという感触があった」から、だと。

やはり、歌っていた彼ら自身も肌で感じるものがあったんだな・・・と納得です。

思えば、中居君の目指した「子どもだましじゃない、大人も騙せるアイドル」に踏み出したのがこの曲からだったのかもしれないですね。

 

そのエポックメイキング的な「$10」を

実はシングルになる前に、森くんがコンサートでソロ曲として歌っていたのだと私が知るのはだいぶ後です。

それ知った時はのけぞりました。いやもう、アレをソロに選んだ森くんの音楽的センスに悶絶したラブ

やっぱうちの推しはすげーな!と妙に誇らしかった・・・と、思うってことは私はもうすっかり沼の中だったわけですよ(笑)

中居君が「アイドルから外れたところに踏み込んだ」と思ったのと同じように

私も「いい年になってからアイドルの沼に踏み込んだ」と自覚したきっかけがこの「$10」なので

忘れられない思い出の曲です。

 

森くんは今もレーサー達と行くカラオケで「$10」を歌っているんだと、つい最近ご本人の口から聞いて(in 姫路のトークショー)感動しきりの私です・・・笑い泣き

 

さて、その4はここまでとさせてください。

 

コラムにもあるように、この「$10」をきっかけにしてSMAPはブレイクの扉を開けたわけですが

怒涛のような彼らの快進撃に、ついていけない子持ち主婦のジレンマがこの後私を襲います。

それはまた、次(さて、何年後に書けるか・爆)の話です。

 

こんな個人的な思い出語りを最後まで読んでいただいた方、ありがとうございますニコニコ

 

 

一応、このシリーズの過去記事、並べておきますね↓