こちら、SMAPメンバーの出演したフジテレビの過去ドラマを語るシリーズです。

その1が、全員。

その2が、リーダー中居正広さんときて・・・

ええ

その3は、ドラマ界に数々の金字塔を打ち立ててきたSMAPのエース、木村拓哉さんです。

 

私の好きなフジテレビの木村ドラマ ベスト3は以下の通りです。

 

第1位 「ロングバケーション」

 

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これはもう私の中で、ダントツ!

1996年の放送以来現在に至るまで他局の作品も含めても、ずっとブッチぎりの1位ですキラキラ

そういう人、多いのでは?(笑)

キャスト、脚本、劇中音楽etc.全てが完璧に素敵だった。そして何より、お洒落なドラマだった。

北川悦吏子さんの脚本も冴えわたり、グッとくる台詞がいっぱいあったね。

瀬名が南に言った

「何をやってもうまくいかない時は神様がくれた長い休暇だと思って、無理に走らない、焦らない、頑張らない。自然に身をゆだねる」

ええ言葉や・・・笑い泣き 

誰の人生にも言えることだと思うから、よけいジンときた。

 

あと、南と弟の真二のやりとり。

「好きなことを好きなようにやれる人はねえ、翼を持ってんのよ。飛べない鳥に飛べって言っても無理でしょ」

「瀬名君は飛べない鳥じゃない。世界一でっかい翼を持ってるもん」

「そういうの、愛の告白っつんだよ」

ここ、好き。

 

ていうか、どこを切り取っても好きな台詞ばかりで数え上げたらキリがない。

そして何と言っても、主演の2人ね。

息もピッタリ。イイ感じだったよねぇ・・・ラブラブ

この後木村君は王道をいくヒーローみたいな役が主流になっていくんだけど、ロンバケの瀬名君はそうじゃなかった。

自分の弾くピアノに自信が持てなくて(森本レオさん扮する教授からはそれを「心の壁」と称されていた)ちょっとさえない優しい青年。

対する南がめちゃくちゃテンション高くて元気な女性だったから、彼女にブンブン振り回される姿が何とも言えずおかしみがあってよかった。

南のキャラクターって、一つ間違えば空気の読めない嫌味な女に見えたと思うんだけど、木村君のウケのお芝居がホントに上手だったから、山口智子さんものびのびと演じていて、南がとても魅力的だった。

そういうあれこれで、ロンバケは放送当時は「月曜9時になったらOLが街から消える」とまで言われたほどの大人気ドラマとなりました。

それまでのドラマって女性が年上(それも7歳という結構な差)の恋愛ドラマってあんまり作られなくって・・・あっても人妻と若いツバメ的な?ねっとり感満載だったから←発想が昭和ww 

ロンバケみたいなカジュアルな年の差恋愛ドラマは、その後の男女の「年齢における価値観」も変化させた作品じゃないかなぁと感じています。

瀬名ー!南ぃー!

はぁ大好きラブラブ

 

第2位 「あすなろ白書」

 

言わずと知れた「おれじゃダメか?」 の「あすなろ抱き」のドラマでございますラブ

 

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巷の「キムタク人気」上昇のきっかけとなった、と言われてるドラマ。

ロンバケと同様に北川悦吏子さんが脚本を書いた「あすなろ白書」が、私の2位です。

2位…なんですけど

実は私このドラマのキャスティングが発表され

「取手治役が木村拓哉」だと知った時、思いっきり「違う。絶対違う!」と大ブーイングブーブーブーで文句タレタレでしたのよ・・・ごめんね、木村君(苦笑)

私、柴門ふみさんの作品が好きでこの「あすなろ白書」も原作を愛読していたので

ドラマ化されると聞いた時は「わぁ、楽しみだ」と思ったし

次々発表される主要キャストも、主演の石田ひかりさん始め皆「原作のイメージ通りだ!」と喜んでいたら・・・

「取手が木村」と聞き「え?」と固まった・・・

いやいやいやいや。あり得ん。それは違う!絶対違う!ミスキャストだろーー!!作品の世界観を壊すなぁぁ!ムカムカ

と、どんだけ愚痴こぼしたことか・・・

何でそんなに拒否反応が出たか?と言えば、だってそれは

木村拓哉が美形過ぎたから。キラキラ

です(笑)

 

当時、私はもうSMAP(森くん)のファンでしたが木村君のイメージはグループきってのイケメン。カッコイイ男の子。

という認識だったので(ドラマの木村君はまだほとんど知らない状態)

原作の取手とはかけ離れた存在・・・に思えたんですよね。

や、取手は取手でいいヤツなんですよ。仲間思いで、あえて3枚目で、なるみへの思いがいじらしいほど一途で。

でもなぁ・・・木村じゃ、ナイよな。

と、うちの配偶者もこぼしていた(2人して「あすなろ白書」読んでたので・笑)

黒ぶちメガネをかけて取手に扮した木村君のビジュアルを写真で見た時も、いや~違う・・・ショボーンと違和感拭えず・・・

掛居保の筒井道隆クンが原作イメージ、ドンピシャ!と思っていただけに、よけい、ね・・・

 

真偽はわかりませんが、この作品のキャスティング段階で筒井君と木村君の配役が逆、の案も出ていた?と何かで読みましたが・・・(ソースは曖昧です。すいません)

筒井君はともかくとして、それまでなら確かに木村君の役のイメージは影があって女性にモテる掛居の役の方が近かったかもしれません。

だからこそ私は「取手役」がキャラじゃない、と思ってすごく拒否反応が出てしまったわけで(苦笑)

うーん・・・大丈夫か?このドラマ。

と、かなり意地悪な目で第1回の放送を見た記憶があります。

(原作がある作品ってそういう部分が難しいよね・・・原作のファンからの厳しい目があるから)

第1回を観終わった私の感想。

何、この取手・・・めっっっちゃ、ええやん!!!ラブラブラブラブラブ

でした・・・

人はそれを手のひら返しと呼ぶ(大爆)すいません、サイテーな人間であせる

原作とは違うんだけど、違うんだけど、でも、この取手、アリ!!!グッ

木村拓哉、サイコーやんキラキラ と、つくづく思った。

匂い立つ男前さは原作にはないものだけど(笑)取手の不器用さとか純朴さは演じる木村君からすごく伝わってきて、最初は違和感を感じた黒ぶちメガネ姿も、1時間見ているうちに馴染んできて

終わる頃には、「取手治、木村拓哉で正解!」OK

となっていたほんまに現金な私をお許しください・・・あせる

取手クンはドラマの途中で一旦フェードアウトするのですが(海外青年協力隊に参加する?という設定だったかな)

再び出てきた時は、時間の経過を表すために黒ぶちメガネから銀のフレームのメガネに変わって、ヘアスタイルもちょっと変えて登場して

まーその瞬間、ズッキューーーン!恋の矢恋の矢恋の矢と、心撃ち抜かれたわよ・・・ラブ

ととと、取手が、めちゃくちゃカッコよくなっているー!って。

うちの周辺のママ友さんも、口を揃えて同じことを言っていたから(笑)木村君はこのドラマで年上女性ファンを急増させたと思います。

ハッキリ言って、回を追うごとに主役より注目されていたのではないかと(笑)

ドラマの内容は、原作をところどころ改変していたけれど、さほど気になるようなことはなくて

藤井フミヤ氏の主題歌とも相まって、青春群像劇としてとても素敵なドラマだったと思います。

 

 

第3位 「HERO」

 

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木村拓哉=恋愛ドラマの帝王

みたいな印象が世間に定着していた頃(実際はラブストーリーの合間にミステリーもやってたけど)

ババン!と出てきたのがこの検事ドラマ。それもかなり型破りな検事で面白かったなぁ。

前年にTBSで美容師の役(「ビューティフルライフ)を演じた頃から、木村君の次の「職業」は何か?が注目されるようになった気もします(笑)

このドラマが始まる直前に木村君にはプライベートで大きな変化があったので、もしこの時期、彼が恋愛ドラマを演じていたら・・・気分的にちょっと引いていたかもしれないなぁと思うので(個人的感情です)「HERO」は「お仕事ドラマ」で、安心して見ていられた(苦笑)

松たか子さんとの恋愛模様は極力抑え気味に、ストーリーの面白さと個性的な俳優陣の演技で物語を引っ張っていってくれたのが、よかった。

こんな検事、いるわけない。と皆が思いつつも、本当にこういう人がいてくれたらなぁ・・・と感情移入出来るのがドラマ(フィクション)の強みだと私は思うので、そういう意味ではこのドラマの木村君はそれを自然体で見せてくれたと感じます。

だからこそ、視聴率も凄かったし、のちに続編が作られるほど支持された作品なのだと思います。

 

今、自由に地上波のドラマに出ることが出来るのは唯一木村君だけなのが寂しいけど・・・

これからも良質な作品に沢山出て、皆を楽しませてほしいと期待しています。

私はあんまり想像力が働かないタイプの人間なので

リアルをオープンチャックで見てしまうと、どうしてもドラマのフィクションの世界に浸れない自分がいます。

リア充で、ハッピーなのは良きことかと思いますが・・・

ドラマが放送中の時は、フィクションを演じる木村拓哉に没入して楽しめたらいいのになぁ・・・と思う今日この頃です。

(あくまで、私個人の考えです。不快に思われた方がいたら、失礼)

 

 

次は、吾郎ちゃんのドラマについて、です。

つづく~!ウインク