現在、奈良国立博物館で開催されている「神仏の山 吉野・大峯 蔵王権現に捧げた祈りと美」(開催期間2026年4月10日~6月7日)に行ってきました。この特別展が開催されると知った昨年からずっと楽しみにしていました。と言うのは、昨年5月に大峯千日回峰行という想像を絶する過酷な修行を歴史上初めて満行した僧侶、柳澤眞悟さんの先達で修験道の聖地「山上ヶ岳(1719m)」に登拝(信仰登山)させていただき、まさにその山がテーマだからです。
登拝の様子はブログに記しましたが、大阿闍梨様(大変な修行を満行した徳の高い僧侶)と示し柳澤さんのお名前は出しませんでした。それほど自らの業績を語ることを好まない方ですが、今年私が執筆しているニュースサイトでインタビュー記事として取り上げさせていただき、今回はお名前を出させていただきます。柳澤さんから「(ご自身が修行した)金峯山寺では、大阿闍梨とは呼ばない(比叡山延暦寺ではそう呼ぶ)」とお教えいただき、インタビュー記事でも「柳澤さん」と記しました。
↑奈良国立博物館の正面入口。タイトルにある「神仏の山」は「かみほとけ」と読む
↑博物館の通路に飾られた蔵王権現のオブジェ
↑アメリカのロサンゼルスカウンティ美術館所蔵の蔵王権現立像(13世紀)が日本に里帰り。撮影OKの展示物
写真からもわかるように、今回の特別展では修験道の本尊、蔵王権現の像がたくさん展示されていて、一生分の蔵王権現像を見ることができます。吉野山がなぜ桜の名所になったのか、藤原道長がなぜ金峯山(山上ヶ岳)を目指したのか、なぜ後醍醐天皇は吉野に都(南朝)を置いたのか、吉野の歴史が学べる特別展です。これを見て、来年吉野山の桜を見に行くのもいいですし、今年山上ヶ岳に登拝するのも格別だと思います。ただし山上ヶ岳は現在も女人禁制の唯一の山です。
特別展を見た後、ミュージアムショップに行って、それから開放されていた庭園を散策しました。
↑池の左奥は興福寺の大乗院門跡の中にあった茶室(江戸中期)を1892年に移設
↑京都・薮内家元の茶室「燕庵(えんあん)」の腰掛を模した休憩所
その後、特別展のチケットで入れる「仏像館」へ入館しました。金峯山寺の仁王門(国宝)は、2028年度の完成を目指して解体大修理中で、本来門の中にいる金剛力士像2体(南北朝時代/康成作)は現在この館内に展示されています。私は金峯山寺のある吉野町の隣町の生まれ育ちなので、何度も仁王門の金剛力士像を見たことがありますが、門から出た姿を見て「こんなにも巨大だったとは」と感動しました。それもそのはず、東大寺南大門の金剛力士像(約8.4m)に次ぐ大きさ(5.5m)です。
2021年、仏像館に展示されて以来、何度も訪れ、そのたびに巨大さに圧倒されましたが、それが見られるのも今年(2026年)9月13日まで。その翌日から仏像館は2028年春まで改修工事のため約1年半の休館になります。まだ見ていない人は長期休館の前にぜひ訪れてください‼
↑金剛力士像はもちろん、奥の部屋に小さく見える阿弥陀如来立像(裸像/浄土寺/快慶作)は私の一番のお気に入り
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大阿闍梨様と山上ヶ岳を登拝しました
https://ameblo.jp/moriyasu-kitamura/entry-12907640723.html
一日往復48kmの登山を1000日、途中でやめれば自害の掟─! 大峯修験1300年で「千日回峰行」を初満行、柳澤眞悟さんが語る修行の原点
https://maidonanews.jp/article/16289747
奈良公園の中にある吉野へ行って来ました


























































