この夏、毎日放送の人気ドキュメンタリー番組『情熱大陸』で取り上げられた仏師で彫刻家の加藤巍山氏の放送を見て、見たことのない新しいタイプの作品だと、ぜひ間近で見たいと思いました。

 

 

放送直後からご本人のインスタグラムをさっそくフォローしました。先日、雄略天皇像という作品の写真がアップされていて、キャプションに「作品は葛城一言主神社境内に設置。」とありました。

 

葛城(かつらぎ)…? まさかと思って調べると私が住む大淀町のとなり御所市が所在地で、葛城山のふもと。知り合いに聞くと「一言さん」として、一言だけの願いなら叶えてくれる有名な神社だそうで、後日現地を訪れると駐車場には他府県ナンバーの車が多く停まっていました。

 

 

 

 

木像作品のイメージが強い加藤氏ですが、その作品はブロンズ像。古事記に記された雄略天皇と一言主之大神が葛城山で出会う場面を表現したものだそうです。像高は140㎝(台座を含む総高280㎝)とやや小ぶりですが、加藤氏の作品はこのサイズの代表作が多く、得意かも知れません。大きな仏像(人間より大きいサイズ)も制作されていたと思います。

 

 

 

 

とにかくリアル、とくに顔の表情がリアルで次の瞬間、動き出しそうで他の作品もナマで見たいと思い、スマホの待ち受け画像を加藤氏の「示現・I」という木彫り作品にしています。

 

 

現在京都市内のキャラリーで加藤巍山氏の個展が開催されている(~12月5日)ことを先日知りました。あと4日しかありませんが、時間を見つけて何とかして見に行くつもりです。