乾かしの大切さ! | moriyama-careのブログ

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名古屋市守山区のもりやま犬と猫の病院の分院ケアセンターです。

トリミング・リハビリテーション・シニア犬のペットホテルを主に取り組んでいます。

メディカルトリマーの加藤です😆


暑い夏がやってきましたね☀️

お家とかお出掛け先で水遊びをしたりしている方といらっしゃるかと思います!


皆さんは愛犬をシャンプーした後、どのように乾燥させていますか?「ドライヤーで完全に乾かすのは大変!自然乾燥でいいか!」と思っていると、トラブルを引き起こしてしまうかもしれません😱


自然乾燥だとこんな皮膚トラブルがあります!🔽🔽🔽



1.毛質が悪くなる🤔

人間の髪の毛と一緒ですが、毛質はキューティクルが剥がれることで悪くなっていきます毛の表面を覆っているこのキューティクルは、外部の刺激から守ってくれており、毛にツヤを与えてくれています。

キューティクルは水に濡れると開く性質があります。この水に濡れて開いた状態でいることは、毛がダメージを受けやすい状態ですそのため、ドライヤーで早く閉じてあげなけれななりません。


2.自然乾燥は雑菌が繁殖しやすくなる🤔

シャンプー後の濡れた被毛や皮膚は、当然のことながら湿度が非常に高い状態になっております。雑菌は高温多湿な環境を好むので、シャンプー後の状態は絶好の繁殖場所となってしまいます。これは、アレルギー体質など皮膚の弱い子にとってはもちろん、健康な犬にとっても良いことではありません。また、ドライヤーをする前のタオルドライの段階でもゴシゴシこすってはいけません。柔らかいタオルで優しく水気を吸収してあげましょう。


3.皮膚病になる🤔

動物病院に行くわんちゃんの中でも、診察の理由が皮膚病の子は多いと言われています。被毛の間で菌が増殖し、それが皮膚にまで到達してしまうと、皮膚病として炎症を起こしてしまいます

犬の皮膚病は軽視してはいけません。痒みからその箇所を掻き続けてしまったり、脱毛の原因になってしまいます



このようなトラブルが起きるかもしれないですのでしっかり水遊びをした後とかシャンプーは乾かすようにしましょう!😍





《ドライヤーで乾かす時のポイント》


☆必ず台に乗せて☆

わんちゃん達は高いところに乗せられると大人しくなります。美容室でも見かけたことがある方もいるかと思います!

犬は猫と違って高いところが苦手なのでほとんどの子は高いところに乗せられたら大人しくなるので乾かす時じっとしている子が多いと思います。



タオルドライ

ドライヤーで乾かす前に、タオルできちんと水分をとってあげることがポイントです。ここできちんと吸収しておくことで、ドライヤーの時間を短縮することができます!

吸収力の良いタオルを使い、素早くタオルドライをしてあげます。表面の毛だけでなく、中の皮膚や毛の間までしっかりと水分を吸い取ってあげるようにしましょう


☆動かしながら☆

ドライヤーの熱風を同じ場所に当て続けてしまうと、わんちゃんにとっても毛にとってもよくありません。そのため、動かしながら乾かしてあげるようにします


ドライヤー

毛の流れに沿ってブラッシングするのではなく、毛を逆立てながらドライヤーの風を犬に当てていきますそうすることで、毛の中まで温風を送ることができ、皮膚まできちんと乾燥させることができます。

ドライヤーは、立てて置けるものがあるととても便利です洋服の胸元に入れるという技もありますが、固定できるものがあるととても楽チンです。



犬の皮膚の状態や健康にまで影響を及ぼすので、しっかりとマスターしたいところです。

愛犬の美しい毛並みと健康のために是非実践してみてください\(^o^)/💕