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患者 腰が痛いのですが、日常生活で心がけることはありますか。
 甘いものとパンは控えるようにしてください。
患者 それはどういうことですか。
 体の組織の蛋白質と糖がくっつくと糖化という反応が起きて、筋肉の質が悪くなります。弾力がなくなるので体のゆがみを吸収できなくなり痛みが出やすくなります。
患者 どのくらい我慢しなければいけないんですか。
 とりあえず一週間やめると効果が出て来ます。よくなったらまた食べても構いません。
患者 糖化というのがもう一つよくわからないのですが。

   炊きたての白いご飯を保温しておくと、やがて黄色く硬くなりツヤも透明感もなくなってしまいます。この現象が糖化反応です。コメの蛋白質と糖分が反応したからです。キャラメルやトーストやホットケーキのきつね色もそうですし、みそやしょうゆの色もそうです。土が茶色なのも糖化によるものです。この現象が体の中で起こっているのです。血糖値の指標にヘモグロビンA1Cというのがありますが、これは蛋白質であるヘモグロビンに糖がどのくらいくっついているかという値です。赤血球の寿命は120日ほどですから、ヘモグロビンA1Cは過去2~3ヶ月の平均血糖値を表すことになります。ヘモグロビンのような蛋白質は120日で入れ替るのでさほど影響を受けませんが、コラーゲンは代謝が遅いので糖化の影響を受けてしまいます。コラーゲンは細胞と細胞をつなぐ接着剤なので全身の細胞の土台になります。そのコラーゲンが糖化されてしまうと全身が老化してしまいます。またコラーゲンの多い骨や内臓、血管、肌は糖化の影響が強く出てしまいます。血管が傷んだり、皺がよったり、白内障になったりと障害を受けます。 

患者 なぜ甘いものとパンなんですか。

 甘いものと麦を粉にして焼いたものは血糖値が急激に上がるからです。糖尿病でなくても余った糖は悪さをします。
患者 控える他に対策はありますか。
 野菜など消化吸収の悪いものから先に食べると血糖は急激に上がりません。またよもぎ、どくだみ、カモミール、とうもろこしのひげなどは糖化を防ぎます。酸化は糖化を促進するので抗酸化物質も効果があります。
患者 口にするもの以外で気を付けることはありますか。
 なんといっても禁煙とストレスをためないことです。他にはよく歩いたり、入浴時に湯船にゆっくりつかって新陳代謝をよくすることです。