小麦粉 | まてばカイロのたよりのブログ

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患者 最近、小麦を食べてはいけないという情報をよく耳にしますが、どういうことなのですか?

 「小麦は食べるな!」という本によると、現代の小麦は品種改良をした結果、かつての小麦とは別物だということです。砂糖よりも血糖値を急上昇させると言っています。

患者 れはトンデモ本の類なのではありませんか。

 小麦そのものに問題がないとしても粉にする過程で問題が出てきます。昔は石臼で小麦をひいていましたが、産業革命以来、蒸気を動力源にした製粉機で大規模かつ、きめ細かな小麦粉を作るようになりました。しかし、すぐ油やけして日持ちしなかったので、脂肪の多い胚芽を取り除き、さらにふわふわのパンを焼くために皮も取り除いた結果、栄養的に劣るものになりました。

患者 それなら白米と同じではないですか?

 殻と胚芽を取るということでは同じですが、粉にすると話が違ってきます。小麦の状態の炭水化物は粒が大きすぎるので小腸では吸収できません。つまり、小腸をスルーして大腸に届くので腸内細菌のエサになり、その分泌物が免疫など体にいい働きをします。しかし、非常に細かい粉にしてしまうと消化の手間が省けるので小腸で吸収してしまいます。
すると腸内細菌はエサがないので、腸の壁を食べ始めます。自分自身を食べるわけです。

患者 やせていいのではないですか。

 無駄な贅肉が取れるのならいいのですが、腸の壁が薄くなるとその部分が炎症を起こしたり細菌が侵入しやすくなったり免疫の働きも激減します。それに本来小腸で吸収しなかった炭水化物を取り入れているわけですから、むしろ太ります。

 人にもよりますが、原因不明で具合が悪いという人や、糖尿病の人は控えた方がいいかもしれません。