玉ねぎのみじん切りの話 | 徒然森沢屋

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思ったこと・感じたこと・日々の出来事などをゆるゆるまったりと。

高校の頃に、家庭科の先生に言われたこと。

かれこれ30年前のことです。


玉ねぎを細かくきれいにみじん切りにしたいなら、最初から丁寧に切っていかないと駄目。

あとから刻んでもきれいにならない


調理実習に絡んでの話だったと思うんですが、これ、みじん切りだけの話じゃないよなー…と。

その場しのぎや上っ面だけの対応をしても根本の解決にはならないってことだよなー、なんて思うのです。


最近、問題の一部を切り出して、これがなくなれば万事解決とでも言わんばかりの人も見かけますが、世の中の仕組みってそんなに簡単ではないし、ゼロにすることが絶対正義でもないし、そもそもゼロって無理じゃん…とか。

あ、ゼロにならないからやる意味がない、ということでもないですよ?ゼロは無理だけど近づける努力はできるから、現実的な努力目標を立てればいいんじゃないのかなって。

あと、本当にそれが問題なのか、問題だとしてどういった解決が望ましいのか、その解決方法の影響範囲、解決することのメリット・デメリット、等々。

考えなきゃいけないことは結構多いはずなのに、なんでぶっ潰せ!的な声に乗っかっちゃうのかなー…世の中が複雑すぎて、勧善懲悪のシンプルなものに憧れるのかな。


私は相変わらずきれいなみじん切りが出来なくて、四苦八苦してます。

根本的に不器用だから、どうにもならんのかもしれません。

先生、どうされてるかな。当時でもそれなりのお年だったからなぁ……


あ、写真は通勤中に見かけた、道の真ん中に居座る鳩です。本文とは一切関係ありません(笑)