「ショーGEKI実験シアター2013」を見てきたよ | 徒然森沢屋

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昨日(もう一昨日か)、昼からずっと八幡山。
ショーGEKIの今年の実験シアターを見てきました。

その1:レ・ミゼラぶる
タイトル通り、レ・ミゼラブルです。新人&研修生による公演…7人でレミゼ。
当然無理がありますので、1人何役もやるし、舞台上で着替えたりもします。何しろ舞台上に衣装が置いてあったりするので。
大変だったろうなぁと思いますが、なにしろ演出してるのがおのさんです。
1人で三国志をやっちゃったおのさんです。
1人7役くらい何てことないだろうって思ってらしたかもしれません(笑)
内容としては、すごく分かりやすいレ・ミゼラブルでした。初めての人でも安心設計。ミュージカル版や映画版を知ってる人は、ちりばめられたネタでも楽しめて2度美味しい。そんな作りです。
あ、タイトルが秀逸だなーって。
そうか、お姉さんぶるとか大人ぶるとか、○○のように装うさまのことを~ぶるって言うけど、このタイトルってそういうことなんだなぁ、と。いや、制作側の意図としては違うのかもしれないけど、私はそう納得したのです。

今回初めましての研修生さんが3人。
先輩に負けず熱かったですねぇ。それぞれに面白い所や良さがあって、これが今後どんな風に膨らんだり化けたりするのかなーって、楽しみ。
新人公演は、その公演はもちろん、それ以降どうなるかなって想像したり期待したりする楽しみがあっていいですよね。

で、去年の新人が3人。
いやぁ…びっくりした。去年と比べて、驚くほどの成長ぶり。偉そうな言い方になっちゃって恐縮ですが、着実にレベルアップされたなーって。
気分的には、こんなに大きくなってくれておかーさん嬉しいって感じですが(笑)

それから、宮脇さん。
新人とは言い難いけど、ちょっと先輩的立場での出演。
舞台上の宮脇さんを見た時に、あれ?と思いました。一瞬誰だか分らなかったんです。
何かね、顔つきが違う気がして。
ああ、いけ好かない感じを取り除いた宮脇さんって、こういう顔なんだ…と勝手に納得(笑)


その2:あなたはだあれ?~装う安定の中の不確かな存在~
ワークショップ参加者による公演です。
オムニバス形式で、それぞれに誰だかよく分からない人が紛れ込んでいます。
「あなたはだれ?」その問いに、その人はどう答えるのか。正体ががわかった時、問いかけた側はどうするのか。そんなお話。

2話目はゾッとしたな。うん、怖かった。何が怖いって、虐める理由の馬鹿馬鹿しさと、馬鹿馬鹿しいが故にリアルな所。
そう、子ども…に限らず、人は、あんなつまんない自分本位の理由で人を嫌ったり虐めたりするのよね。


その3:R-18
ショーGEKIメンバーのうち7人による、少々(?)アダルトなオムニバス。
お色気あり下ネタあり。
でもサラッとしたお色気と下ネタだったので許容範囲です。いやらしくないんだもの。
主宰・演出の羽広さんはだいぶ心配しておられたようですが(^^;
インパクトが強かったのは、最初の泉さん・あけちさんによる新撰組朗読劇。
看板作品をよくまぁあそこまでいじり倒せるもんだ(笑)

あ、アンケートにも書きましたが、通じない薬局の話は、モンティパイソンで同様のネタがありましたね。
タイトルを見た時に、便秘の話なのかなと思ったりしたのはナイショです。品がなくてごめんなさい(笑)

夏の、男だらけのコントはもちろん大好きだけど、女性陣が絡むコントもいいよなーと思ったのでした。


いつもの公演ではなかなか見ることが出来ないものを見せていただけました。
ありがとうございました♪