「おとこたちの生きにくさは誰かの人生に当てはまる」~ユースケ・サンタマリアら出演のミュージカル | 猫とバラ、演劇、美術、ガーデン、動物園のブログ

猫とバラ、演劇、美術、ガーデン、動物園のブログ

闘病中、18才、16才の母娘猫と暮らし美術や動物、演劇、旅、ガーデンが好きです

「おとこたちの生きにくさは誰かの人生に当てはまる」~ユースケ・サンタマリアら出演のミュージカル『おとこたち』

 
光る君へで安倍晴明を、今までのかっこいいと違う人物像を演じてるユースケサンタマリア
 
僕は陰陽師を、サイキック・パワーのような力で魔を払う人だと思っていたんですね。だけれど伺ってみたら、「光る君へ」での安倍晴明はそういう感じとは真逆の“ビジネスマン”として描きたいとのことで、いいなと思いました。そういう描かれ方はおそらく今まであまりされてこなかっただろうし、まず僕が演じると決まった時点で世間のみなさんが期待されていることは、カッコよさとかじゃないと思うんですよ(笑)。だからと言ってド派手な術をお見せするとかでもないのですが、人の死期がわかったり、第六感が通常よりもちょっとだけ強い人ではあるんですよね。もしかしたら、癖のある安倍晴明を見られると思っていた方に「期待外れだよ。もっとすごいことをやると思っていたのに」と言われてしまうかもしれませんけれども、それはそれで僕としてはしめしめという感じです。平安時代に流れるはんなりとした独特の雰囲気や物語の空気を壊してしまわないように、「光る君へ」に登場する安倍晴明としてベストな存在感を探りながら演じています。
 

PARCO劇場開場50年を記念したシリーズ、ミュージカル『おとこたち』が2023年3月12日(日)に東京・渋谷のPARCO劇場で幕を開けた。記事では、出演者のユースケ・サンタマリアや藤井隆らが登壇した初日前会見と公開舞台稽古の様子をレポートする。東京公演は同地で4月2日(日)まで上演。大阪公演は森ノ宮ピロティホールで4月8日(土)、9日(日)。福岡公演はキャナルシティ劇場で4月15日(土)、16日(日)に開催される。

同作品は2014年に初演、16年に再演された演劇『おとこたち』を初めてミュージカル化したもの。ユースケら4人の男たちの愛、不倫、老い、病、死、暴力など、現代を生きている“おとこ”になら誰もが経験しそうな人生の悲喜劇を描いている。
 

物語の始まりは老人ホーム。老人たちの世話をするために介護施設にやって来た山田(ユースケ)が、その情景を音楽に乗せて、歌うように語っていく。食事をこぼさないように首にエプロンを付けた男、腰が曲がった老女らが行き交う施設では、老人の食事を世話した後、いつも食事を提供されるが、「今日は出なかった」びっくりマークと山田は不満そうだ。介護を手伝っている男に「食事が出なかった」と伝えると「食べていましたけど」と返され憤慨する。「食べていない」とカッカする山田の姿を見た男たちは、やれやれという表情を浮かべていた。

 

ラップで体験談を語るユニークな展開があった一方で、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役を経験した吉原光夫!!、橋本さとし!!は、たくましい歌声で舞台のために書き下ろされた「おとこたち」を熱唱するなど、ミュージカル版ならではの演出で盛り上げていく。ミラーボールが輝く下で歌う鈴木(吉原)の声に合わせて、くねくねと腰を揺らして踊るユースケらの姿には、客席から笑いが起こっていた。

 

製薬会社勤務の営業マンをしている鈴木は、4人のおとこたちの中で、唯一の成功者。東日本1位という優秀な成績を収め表彰された鈴木だったが、喜びの宴の晩に、部下が自死したことを告げられ、天国から地獄へ。憔悴した夫を見て驚く妻の花子(大原櫻子)に、本当の事を打ち明けられず閉じこもってしまう。夫を愛し、支えたいと願う妻と夫。すれ違う心は、夫婦のデュエット曲「愛される資格」で切なく表現された。

 

【脚本・演出】岩井秀人
【音楽】前野健太
【出演】
ユースケ・サンタマリア 藤井隆 吉原光夫
/大原櫻子 川上友里/橋本さとし  ほか
 
演奏:pf.佐山こうた b.種石幸也

 

<東京公演>
【日程】2023年3月12日(日)~4月2日(日)
【会場】PARCO劇場

 

吉原光夫・橋本さとしはさすがの歌唱力びっくりマーク

 

老人ホームは誰でも他人事ではなくなる。

 

今の製薬会社、政治社会風刺になっているのはいいですね。

 

抜粋、引用です。

 

二幕の辛さは、『具体的な知り合いに当てはめながら、しかし、カリカチュアされた(と思える)エピソードの数々に、安心して笑っ』っていたはずが、いつの間にか、『具体的な知り合い』ではなく『具体的に、この私』のエピソードに転化していたから、というか、4人の"おとこたち"全てが『具体的に、この私』だと気づいてしまったからだ(しかしながら、音楽はもちろん、演者も芸達者な実力派が揃っていたからか、最終盤まで笑いが絶えないのが個人的にとても不思議だったが、後から考えれば、笑い声はほぼ女性のものだったような気がする。それはそれで、かなりの恐怖だ……)。

4人の"おとこたち"は、それぞれの人生を生きたが、皆、後味が悪い。
それは実際の死にざまというより「何のために生きてきたのか……」と絶望して終わるからだった。

人生の中で、「辛い」と思うことは「いつか報われる」と、「悔しい」と思うことは「今に見てろ」と、「家族や誰かのため」と頑張ってきたことは「絶対に伝わっているし役に立っている」と、そして、いつか(家族や誰かとともに)幸せになれると信じて、懸命に、ただ懸命に生きてきた。
それなのに……

 

酒が原因でテレビ・舞台から干され、酒浸りの中で助けを求める妄想の声を聞き、「よしわかった、俺が全部背負ってやるから!」と言ったとたんに助けの声が止み、その夜に家が焼けた、という、一番フィクションに近いと思われる津川のエピソードは、実在の人物(役者)の実話を基にしていると、『WOW!いきなり本読み! #3』(2021年7月24日WOWOW放送。川上さんも出演)や、2022年12月22日に行われた『いきなり本読み! in 東京芸術劇場』にて、岩井氏本人が明かしている(実際は「全身やけど」ではなく『体半分が焼けた』と『WOW!』の方で証言している)。

それにしても、本作の大原櫻子さんは歌も演技も素晴らしかった。
直前に第30回読売演劇大賞 杉村春子賞を受賞びっくりマークしただけのことはある。
それが自信に繋がっているのだろう、と偉そうに評してみる。

 

 

「収奪、腹立つわー」ついに始まった岸田首相の無限増税「国民年金」月460円、2026年からは「支援金」月450円増

一部引用
《国民年金保険料値上げ、年にして6千円の増税。これ私も知らなかったから多くの人が知らないと思う。知らないところであっさりと6千円増税です。信じがたい暴挙》 《国民年金は一気に460円も値上げ。賃上げしたため引き上げって。賃上げ出来てなかった今までも上げ続けてきたでしょ 全国民賃上げされてる訳じゃない。ただでさえ値上げラッシュ&将来もらえるかも分からないのにこんなに払うのアホらしい》  負担増は国民年金だけにとどまらない。2026年度からは「子ども・子育て支援金制度」が始まり、公的医療保険料に上乗せして徴収される。