この星は、私の星じゃない | 猫とバラ、演劇、美術、ガーデン、動物園のブログ

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闘病中、18才、16才の母娘猫と暮らし美術や動物、演劇、旅、ガーデンが好きです

 

 

今の私なら「この国は私の国じゃない」といいたい。

 

今日は同じ映画館で続けて女性映画鑑賞。この秋は観るべき映画が多くて。

もう1本は日本初の正式な女医荻野吟子の「一粒の麦」

 

 

女優たちの終わらない夏・終われない夏BSのドキュメンタリーも観ました。3.11は国による原爆投下だと。

話しかけた高校生は3.1事件かと、いいましたがこれも重要。日本の恥ずべき歴史ですから。

 

映画に戻って

 

1970年にまかれた「便所からの解放」という手書きのビラが多くの女性から共感を呼び、日本のウーマンリブ運動のカリスマ的存在として活躍した田中美津を追ったドキュメンタリー。70年代前半に東京・代々木の「リブ新宿センター」を拠点に、優生保護法改悪阻止などの活動を推進した田中美津。72年に発売された著書「いのちの女たちへ 取り乱しウーマン・リブ論」は、女性学のバイブルとして40年以上を読み継がれている。現在は鍼灸師として活動するかたわら、執筆や講演をおこなっている田中をドキュメンタリー作家の吉峯美和が4年にわたり密着。静かでマイペースながらパワフルな田中の言葉や行動から、彼女の魂の遍歴を追っていく。

2019年製作/90分/日本
配給:パンドラ

 

ウーマンリブは聞いてはいたけど私はうかつにも田中さんの名前も抜け落ちていました。

ミュージカルにして歌詞作ったのも田中さん

「便所からの解放」は女性ならわかるでしょう。

男性も社畜と言われるほどがんじがらめです。

田中さんは5歳の時に家の従業員に性的な事をされてもお母さんは激怒してくれたから良かった。

「私だけに石が降ってきた」と田中さんは何度も言うけど女性ならこういう体験はほとんどの人にあるのでは。

田中さんは国内の運動に疲れ国際女性会議?に行き、メキシコ人と恋愛し男の子を産み

シングルマザーになりました。

その息子さんも鍼灸師になりました。

田中さんは女性は冷やしていけないとか、自分の診察は一人半日もかけたりして、自分の命を削るような事だ、鍼灸師は寿命が短いなどと言われるので

映画の診察も興味深く観ました。

朝日、東京新聞の主題、映画のために4年も密着

普通より太い針かも、田中さんの手は、職業病

患者さんの診察中に患者の足にネコが飛び乗り、援軍が来たと田中さんが言う 笑

 

上野千鶴子さんとの対談も出てきます、対談本を予約しました。

日本のリブが、輸入品でも借り物でもない、田中美津という肉声を持ったことは、歴史の幸運だったと思う。
闘うのは、勇気があるからではない。いても立ってもいられないからだ。一生懸命だからだ。懸命に生きて、懸命に老いれば、こんなに自由でいられることを、田中美津はいながらにして示してくれる。

上野千鶴子

 

最後はやはり沖縄、山城さんや文子おばあも登場

機動隊に「あなたたちは私たちの税金で暮らしている。こんな仕事は辞めなさい」

これには喝采を贈ります。

有名なひき殺された幼児の前でたってる数人の米軍兵と一人の日本人の写真巡ってもう観たくないという沖縄の人と田中さんの論争も映し出されました。