《横浜猫の手商会》音無静香（片平なぎさ）、竹ノ塚俊道（石井正則）、岡田金治（でんでん）、斉木銀子（田根楽子）、朝日虎之助（赤井英和）
横浜中華街、春節、祭りの手伝い 虎之助が因縁の男を見つけた “あいつの所為で懲役に行く羽目になった トップ屋稼業の男、あることないこと書かれた” 男の名は稲本（堀勉）
稲本宅、豪勢な新築、虎之助がチャイムを押す 返事がない 玄関、開く 若い男が逃げ出す 中に入り照明をつける
■胸を刺されて死んでいる男、稲本だった
警察に通報する虎之助、しかし元浜署の阿久津（木下ほうか）は虎之助を疑い釈放しない しかし、口利きがあり、虎之助は釈放される 元町ダイニング秘書の速水（池田政典）、そして会長の蒲生晴子（岸田今日子）がいた “私の好意”、と言うのみだった
その後、過大な謝礼、仕事の殺到、全て蒲生の奥様がらみ、虎之助にスーツまで贈られてきた
静香は、虎之助を伴い、会長宅を訪れる 晴子は、猫の手商会のことを知っていた
静香は、父親が更生しようとしている人々のために設立したことを説明する 従業員は金庫破り、スリ、詐欺、傷害の前科者
屋敷を出る虎之助、入ってきた車、次男の沢田輝明（デビット伊東）と妻の弥生（中島ひろ子）だった 輝明は虎之助を不審者扱いする 感じが悪い男だった 輝明は、商売敵のレストランチェーンの沢田家の婿養子となっていた 兄の蒲生和義（矢島健一）が晴子と住んでいる
阿久津と部下の沖田（本田大輔）は、まだ虎之助を疑っている
犯人捜しを始めるメンバー
稲本宅を訪ねて来た女がいた ナツミ（さや）はホステス、稲本の秘密そして殺された原因も知っているようだ 竹ノ塚が弁護士に扮してナツミに接触し、銀子が携帯を盗み、稲本からきたメールを転送する
稲本は、もし自分に何かあった場合のことを考え、ナツミに託していた 金庫に入っている秘密 番号はナツミの誕生日
金治の出番だった 金庫破りの腕は鈍っていない
CDが入っていた 強請のネタの一覧、中に、沢田輝明、土地買収に絡む贈賄調査中
輝明の会社「チャイニーズカフェ」が入っているビルを張る虎之助、稲本宅から逃げ出した若い男が出て来た 追いかける虎之助 やくざ者とぶつかる 昔の子分 太田だった 虎之助は、太田に協力を頼む
静香が秘書の速水に聞いた話、晴子の息子、和義は先妻の子だった 腹違いの兄弟、晴子はなさぬ仲の和義を後継者に押した 輝明は反発し家を出た そして虎之助は晴子が捨てた子供の可能性があると言う
太田は、虎之助が探している男が半端者の菊池（石塚義之）であることを突き止めた
菊池は沢田の指示で稲本を殺した、と虎之助は考えている
接待ゴルフ、輝明は、地元議員の宮村（平野稔）に現金を贈る 銀子と竹ノ塚がキャディーに扮し、授受の現場を撮影・録音する 南湘南市の土地の払い下げ、輝明は「フードテーマパーク」建設を考えているようだ
静香は、虎之助には、晴子の子供である可能性があることを話していなかった 仲間の様子がおかしい 虎之助は竹ノ塚を締め上げ聞き出す そして晴子の元へ向かう 静香が追いかける
晴子は、子供を捨てた罪悪感から、その後出来た義理の息子 和義、産んだ輝明と真っ直ぐ向き合えなかった それが家庭内の不和を生じさせてしまった
虎之助の弟かもしれない輝明が稲本殺しの犯人なら、しかし償ってもらうしかない、と静香は考える
遊覧船でディナー、宮村夫妻をもてなす輝明夫妻、ウエイトレスとして潜入した静香と銀子を見て驚く輝明、静香は、贈収賄の場面を撮影した写真を渡す “俺を甘く見るな”、写真を破り捨てる輝明 和義がいる
猫の手商会に変なメール、“お前たちがしたことを忘れるな、俺はお前たちを恨みながら死んで行く”
■湾に輝明が浮かんだ
連行された静香、しかしこれではっきりした 稲本を殺したのは虎ちゃんじゃない ”菊地を探しなさい”、阿久津と沖田に発破をかける
署に晴子と弥生がやってきた 打ちひしがれた晴子、しかし弥生は自殺を信じていない 静香は船上で和義を見たことを伝える 弥生は納得し刑事に訴える 和義が連行される
静香は、弥生が、宝石店でネックレスを買い微笑んでいるのを目撃する 弥生の監視を始め、美容院からホテルのパーラーまで追跡、そこに速水がやってきた チェックイン、後を追って弥生
菊池が見つかった 虎之助が捕まえた 菊地に速水を呼び出させ対決する
速水は先代に可愛がられていたが、和義は、有能な速水を煙たがり、実権の無い会長秘書に追いやった 速水は、自分一人でやった、と弥生を庇う そこに弥生、弥生と速水は付き合っていたが、それを知りながら、輝明は弥生の父に取り入り婿入りしてしまった
稲本による脅迫を利用して筋書きを書いた “私たちを見逃して”、と弥生 パトカーのサイレンが聞こえる 速水は、菊池を殺すために持ってきたスキットルを口にしようとする 止める虎之助
エンディング、虎之助は、晴子が求めるDNA鑑定を断る
晴子は和義と向き合い再出発するようだ
《参考》シリーズのリスト