森村誠一の終着駅シリーズ30 殺人の債権 2016 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

登場人物
《新宿西署》
・牛尾正直(片岡鶴太郎)、大上達夫(東根作寿英)
・坂本課長(秋野大作)、山路刑事(徳井優)
**********************
長野県茅野市大澄池、この土地を愛した娘が東京へ出たが、夢破れて4年後故郷に戻った
しかし、家に辿り着かずに池の畔で殺された
あれから3年、事件は未解決のまま


■新宿中央公園で男が扼殺された 殴られた後に首を絞められていた 死亡推定時刻は昨晩23時から1時、被害者のものと思われる財布は空になっており、身元につながるものが残されていない

家の鍵もない


宗像圭介(近藤公園)35歳の身元確認に来た女性、妻の鮎子(真飛聖) しかし、夫ではなかった 夫は失踪して今日で1週間になると言う
捜索願は出しているが全く心当たりがない なにしろ結婚してまだ3か月


科捜研から報告、凶器はパラシュートのコード(パラコード)
テントにも使われると言う


鮎子は夫の書斎を探し、引き出しから弁護士の名刺、六法全書から新聞の切り抜きと女性の写真を発見する 新聞切り抜きは、3年前の5月20日、大澄池で起こった殺人事件のものだった


公園で殺されたのは古沢周一(西興一朗)28歳、太陽光パネルの営業マンだった 勤務態度が悪く、会社は捜査に非協力的だった 当日も無断欠勤していたと言う


古沢のアパートに牛尾と大上、荒らされている 何かを探したようだ
1枚の写真があった 女性と二人、日付は1年前、このアパートに越してきた半年前
牛尾と大上は、古沢の前の住居へ、アパート、隣人に話を聞く その女性は今でもこのアパートに住んでいた
ネイリストの小林美穂(吉井怜)、駅前のネイルサロンで働いている


美穂は警察に行こうと思っていたと言う 古沢が殺された日、箱を預かった 古沢はそれを債権と呼んでいた


署に、箱を持ち帰る 中から、古い汚れたジャケットと、新聞切り抜き、3年前の大澄池の事件だった


鮎子は、引き出しに入っていた名刺の弁護士 岡本弘志(河相我聞)を訪ねる 10日ほど前、ホテルで岡本が弁護士であることを知った宗形に声をかけられ、名刺を渡したが、その後連絡はなかった、という 用件は聞いていない


箱に入っていたジャケットから、五十嵐さやか(窪真理)ともう一人の血液が検出された


3年前の古沢は車のセールスをやっていたが、付き合いが悪く親しい者もいなかったようだ


ジャケットのメーカーはソワレル、発売日は事件の5日前だった 購入者は約100名、1/3の身元は分かっていると言う 営業本部長の佐竹英利(賀集利樹)はデータ提出を渋る


牛尾は大澄池へ向かい茅野東署の福田刑事(斉藤暁)に会う 福田は、事件を追っていた
さやかの父 五十嵐俊文(大杉漣)は元刑事で福田の先輩だった
牛尾と福田は五十嵐宅を訪ねる


大澄池で、牛尾は鮎子に遭遇する 弁護士の岡本と一緒だった
何の目的で来たのか、と牛尾 鮎子は新聞切り抜きのことを話すが、写真の女性のことは話さなかった 弁護士も隠そうとしている


牛尾は、古沢と宗形の接点を探そうとした 写真を持って、ホテルその他回るが成果がない


鮎子がホテルの庭にいた 牛尾が声をかける 宗形との馴れ初めや、宗形が弁護士をめざしていたことなどを鮎子は話した


ソワレルの縫製工場が茅野にあることがわかり、牛尾と福田が訪問する 応接室に写真が飾ってあった 社長とその息子、息子は佐竹英利だった 社長の実家が茅野にある


ソワレルがキャンプ用品の店を出す パラコードはテントにも使う


宗形が以前住んでいたアパート、既に取り壊されていたが管理人がいた 鮎子は管理人に女性の写真を見せた 管理人は知っていた 元図書館司書の落合佳保里(理絵)、横浜中区に住んでいる
この事実を岡本に連絡する これからすぐに向かう、という鮎子に、岡本は、明日の朝行こう、迎えに行く、という


牛尾が鮎子宅を訪ねる 上機嫌な鮎子は牛尾を部屋に招く テーブルの上に切り抜きと女性の写真、3年前の事件の日の日付の写真
鮎子は、その女性を探すために大澄池へ行ったことも打ち明ける そして身元がわかり明日会いに行くことも
牛尾は、何故、宗形が弁護士を諦めたのかを訪ねる “僕には資格がない”、と言っていたと言う


■佳保里が公園で襲われ意識不明の重体
朝、ニュースで知り驚く 直後、圭介の携帯から無言電話、次は岡本から電話 鮎子は、二本の電話の背景から同じメロディーが聞こえたことに気付く


佐竹に関する情報、あの日佐竹は茅野にいた 父の祝いのパーティーに遅れてやってきて叱られた


《まとめ》佐竹はあっさり自供した あの日、古沢に車を運転させて茅野に行き、男と二人でいた五十嵐さやかを襲ったが男は黙って逃げた さやかは、父親が刑事だと言ったため殺した 汚れたジャケットを古沢に預け、着替えてパーティーに出た
しかし、佐竹は宗形も佳保里も知らないと言う
鮎子は見抜いていた さやかと一緒にいて、さやかを見捨てた男が岡本であることを
宗形と佳保里は、現場を目撃していたが、傍観してしまった 岡本と同罪だった
宗形は弁護士を諦めたが、岡本は弁護士をやっている 偶然出会った二人、宗形は岡本に弁護士を辞めるべきだ、と迫った 悩んだ末、宗形を殺した しかしもう一人いたことは知らなかった 鮎子に写真を見せられて知った

さやかは恋人でもなんでもなかった 眼鏡店の店員だったさやかとはその店の客だったため顔見知りだった 偶然茅野駅前で会って、大澄池の自慢をされたのだと言う

“人のために命を捨てるなんてできない”、岡本は鮎子に叫ぶ
岡本が鮎子を殺そうとしたところに牛尾らが現れる

 

《参考》シリーズのリスト