警視庁特命刑事☆二人 代官山コールドケース 2015 テレ東 原作:佐々木譲 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

《登場人物》水戸部裕(松重豊)、朝香千津子(山本未来)…警視庁特命対策室
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人質をとって立てこもる男、突入を命じる森末(益岡徹)、ためらう水戸部、同僚の須藤(別紙慶一)が突入し撃たれる 仕方がない、と呟く森末に、水戸部が鬼の形相で掴みかかる


3年後、日暮里中央署、飛ばされた水戸部が鬱々と過ごしている
事件が起こっても蚊帳の外のようだ


横浜、シャワーを浴びる女、合鍵を使って侵入した何者かが襲い掛かる


■殺人事件発生、神奈川県警臨場、被害者は炭谷真紀(伊藤しほ乃)、死後10時間


朝香千津子が娘を小学校に送り出している 非番だった 朝香に電話が入る


水戸部が上司から古巣に顔を出すよう指示される


警視庁、朝香と水戸部が同じエレベーターに乗る 向かう先も同じだった
部屋で、捜査一課長の山岸(宅麻伸)、と係長の吉田(堤大二郎)が待ち構えていた
“事件を担当してほしい”、と山岸 吉田が説明する
20年前、1995年7月8日、代官山の並木アパートで一人の女性が殺された 第一発見者は、滞納していた家賃を取りに来た管理会社の三ツ谷優 被害者は中牧みちる(小野しおり)、カフェ「ラ・パラディソ」のウエイトレス 現場から3種類のDNAが採取された 体液1、体毛2、体液は枕カバーに付着していた 3種類のDNAは全て異なっていた


被疑者の風見陽平(水間ロン)はカメラマン、みちるの恋人だった
喧嘩をしているところが目撃されており、取り調べを続けていたが、多摩川で水死体となって発見された 大量のアルコールを摂取していた 事件は被疑者死亡で終わった


3日前、横浜で女性の殺人事件があり、神奈川県警は捜査本部を立ち上げた 指揮官は刑事部長の森末、被害者は看護師の炭谷真紀28歳
鍵が壊されておらず、顔見知りの犯行と思われる
現場から採取されたDNAの一つが、20年前採取したDNAと一致した
もし、中牧みちる殺しと同じ犯人なら、警視庁が無実の風見を自殺に追い込んだことになる 神奈川県警が警視庁のミスを暴くことになるかもしれない
決着した事件であり、警視庁は捜査本部を立ち上げることはできない
山岸は、水戸部と朝香、二人で再捜査することを命じる


20年前、水戸部はオーム真理教事件を追っていた 朝香は高校生だった
並木アパートは、現在、駐車場になっている 管理会社の倉橋エステートを訪ね、社長の倉橋篤志(阿南健治)に会う
第一発見者の三ツ谷は事件後独立し不動産屋を始めたがその後つぶしてしまった、という


みちるが働いていたカフェ「ラ・パラディッソ」のオーナーの事情聴取
当時のことを覚えている人、今日も店に来ていた常連客の木島(加藤久雅)を紹介される
木島は映像プロデューサー、“みちるは洋服のデザイナーになりたいと言っていた、このあたりには何々になりたい、と思っている奴が沢山いる”、と語る 木島は、みちるにカメラマンの恋人がいたことも覚えていた
神奈川県警の捜査会議、石橋刑事(山中聡)が、炭谷真紀の6人の交際相手をつきとめたことを報告する
森末は、石橋に、警視庁でも20年前の事件の再捜査を始めたことを知らせる 森末は、警視庁に情報源を持っていることを自慢する


警視庁で、朝香は庶務係の時田(モト冬樹)、水戸部は旧知の科捜研 中島(皆川猿時)にあう 水戸部は中島に押収品の分析を依頼する
時田は、20年前、渋谷中央署強行犯係の刑事だった 朝香がコピーしていた資料を見て再捜査が始まったことを知り関心を示した


時田は水戸部に挨拶する 当時、事件を担当していたことを伝え、風見を自殺させてしまったことを悔いていると言う 当時の捜査手帳を水戸部に渡す


石橋が森末に報告、6人は全てシロだった


中島は、押収品の分析から、問題点を2つ抽出した
一つは、被害者に犬の毛が付着していたこと、もう一つは、カメラマンの風見、コンタクトプリント/ネガ/プリントのセットが一つだけかけている ネガとプリントが失われているが、コンタクトプリント即ちベタ焼きだけが残っていた そこにあったのは、アパートの前に停まっている車の写真だった


水戸部と朝香は、風見の同僚だったカメラマンの松原(渡辺航)を訪ねる ここで、風見は酒が飲めない体質だったこと、風見は、みちるの男性関係に嫉妬していたことを聞き出す


時田の手帳、

当時のカフェの常連客の一人 高宮章二(千葉哲也)は有名な建築家だった
高宮のオフィス、車の写真、犬の写真が飾られていた
高宮は、事件のことを鮮明に覚えていた みちる、という名まで覚えていた 朝香が皮肉を言い追い出される


中島から連絡、犬の毛、アフガンハウンドの毛だった 写真の車はフランス製のコンバーチブル、ともに高宮のオフィスに写真が飾られていた


■ガード下で高宮が殺された 防犯ビデオの解析、不審な男、三ツ谷に似ている
水戸部は現場近くで川崎競輪場の名が入った赤鉛筆を発見する
競輪場で三ツ谷を探す水戸部と朝香、そこに森末が現れる 神奈川県警に協力を依頼すればいい、と皮肉を言う 森末は時田から情報を得ているようだ


時田は、水戸部にも情報を投げ込んだ 木島の高宮宛借用証の写しと、3人のバンド演奏の写真だった 高宮と木島、そしてもう一人、左利きのベーシストだった


木島のマンション、一昨日からバンコク、と住人 木島は除外できそうだ


川崎競輪場、三ツ谷を神奈川県警が逮捕した
時田は情報を流したことを認める “俺は真実を知りたいだけだ”


三ツ谷は全て自白した 森末は勝ち誇り記者会見の準備をさせる


水戸部は、何故三ツ谷が高宮を殺さねばならなかったのかが理解できなかった 身辺調査を行い、三ツ谷は母親の老人ホーム入居費用を支払っていたことを知った
一時金1000万円と毎月の管理費用、三ツ谷に払える金額ではなかった
毎月の管理費用の振り込み、防犯ビデオを分析し、帽子にマスクの男、それが左利きであること、徒歩で銀行に来ていることを確認し、銀行を出た後の足取りも追った 倉橋エステートの前に来ていた


左利きのベーシスト、水戸部は中島に帽子・マスクの男の映像解析を依頼した 犯人は倉橋だった

 

そもそもは、高宮がみちるの部屋の鍵を倉橋から借り、押し込んでみちるを犯したことから始まった アパートから出て来た高宮の車を風見が撮影した その後倉橋が押し込んでみちるを殺した 風見に写真を撮られたことを知った高宮は、倉橋と二人で風見を殺した 三ツ谷は一部始終を見ていた 事件後お金を強請って独立した その後、高宮も借金まみれになった 二人に脅迫されるのはかなわない 三ツ谷は膵臓癌だった 母のことだけが心配だった 老人ホームの入居費用を見るから高宮を殺せ、と倉橋が三ツ谷に命じたのだった
炭谷真紀を殺したのも倉橋だった 

“気に入った娘がいて、手元に鍵があったからやった”
あきれた物言いに、朝香千鶴子は怒りを爆発させる 朝香には、性被害に遭い自殺した妹がいた

 

《参考》シリーズのリスト