天才刑事・野呂盆六6 哀しみ館の惨劇 2011 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

登場人物
野呂盆六(橋爪功)…警視庁捜査一課の刑事、警部補
《六華家》
・六華冴穂(清水美沙)…長女、36歳、六華家四代目
・六華此糸(国分佐智子)…次女、32歳
・六華彩菜(垣内彩未)…三女、20歳、自分を“ボク”と呼ぶ
・六華蒼生(山本陽子)…三姉妹の母、59歳、認知症
《六華苑》
・浅見琴女(北原佐和子)…事務長
・山ノ部浩介(鶴田忍)…顧問弁護士
・浅見咲良(藤原希)…琴女の娘、アルバイト
・石庫都紀(須田琴子)…源三の娘・事務員
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三重県・桑名、小舟の上で手を振る盆六、軽トラで迎えに来た此糸が盆六の名を呼ぶ
此糸が盆六に相談した “お姉ちゃんが何者かに脅迫されている”
姉の様子がおかしいので登記簿を調べてみたら、家の資産が次々人の手に渡っていた 東京の家屋敷、山荘、山林、六華苑の庭…、残っているのは洋館と和館のみ
しかし売却収入は全くない やったのは顧問弁護士の山ノ部


“あの男は信用できねえ、先代が亡くなってから主気取りだ”、と庭師の石庫(渡辺哲)が口を挟む


■冴穂が山ノ部を弓で射殺す


此糸が盆六に姉妹を紹介する 15年前、盆六は先代の葬式の時訪問しているが、その時冴穂はアメリカから帰ってきた、彩菜は5歳だったので盆六とは初対面だった


冴穂、此糸、盆六は弁護士のところへ
冴穂は山ノ部が座っている椅子が動かされていることに気付く 誰かが見ていた
盆六は、椅子の周りにこぼれている水、花びら、椅子を回した水の跡を確認する


隠居部屋へ向かう扉が施錠されている これも何者かがやった
桑名署の田能上刑事(三浦浩一)、神部刑事(細越みちこ)らが臨場した 矢は、隠居部屋の奥の窓から射られている


隠居部屋にいる蒼生に話を聞こうとするが話にならない 蒼生の口癖は“お茶の子さいさい”


冴穂の部屋に脅迫状、“天知る、地知る、我知る 弓場まで来い 彩菜を、明朝9時までに殺せ、さもなくば全てをばらす”


冴穂はシュレッダーにかける 盆六に声をかけられた冴穂は何事もなかったように振る舞う 盆六はシュレッダー屑を回収する


その盆六に家政婦の出川栄(川俣しのぶ)がおしゃべりする
“妙な噂があるのよね、事務長の娘の咲良ちゃんが冴穂さんの隠し子、源さんの娘の都紀ちゃんがご隠居さんの隠し子、実際、二人とも名付け親はご隠居さん 実は三姉妹は腹違いなんですよ 母親はみんなA型、娘たちはO型”


盆六の調査結果、資産売却先は全て幽霊会社で、実際は山ノ部が手に入れていた
盆六は冴穂を直撃する “あなたが山ノ部を殺したと思っている”


盆六は冴穂を車で外に連れ出し、その理由を説明する
からくり人形を使って山ノ部の気を逸らして矢を放ったこと、山ノ部の椅子を動かしたが、その後何者かが再び椅子を元に戻したこと
“あなたは謎の人物Xに脅されている” 

盆六はシュレッダー屑から復元した脅迫状を冴穂に見せる
しかし、冴穂は話そうとしない


脅迫者は身近にいる 事務長、家政婦、事務員、アルバイト、庭師
脅迫に対する冴穂の回答は、からくり人形を射ることだった 脅迫に屈しなかった


盆六は、脅迫にNOの回答をした冴穂を御在所ロープウェイに誘う
冴穂に電話、彩菜からだった “アトリエに青っぽい服を着た怪しい人物がいる” 彩菜の悲鳴 急いで戻る盆六と冴穂


幸い急所を外れていた 犯人は弓を使わず手で突き刺した
しかし、誰も現場へ向かう怪しい人影を目撃していなかった そして、事務員たちは皆青い服を着ている


冴穂に再び脅迫、今度はメールで、差出人は“blue cat”
「此糸を殺せ、やらねば母子(おやこ)の秘密もばらす」
盆六が声をかけるが冴穂は必死で隠す


盆六は此糸から家族関係の詳細を聞く
先代には、東京妻、名古屋妻、そして蒼生がいた
東京妻の子供が此糸、名古屋妻の子供が冴穂、蒼生の子供が彩菜


噂話については此糸も知っていた しかし、彩菜を高齢出産したばかりの母が都紀を産むのは無理だし、姉は19歳だった、嘘なんです、と否定する
この事件には悲しみ色の匂いがする、と盆六は此糸に言う


夜、施錠したホールでピアノを弾く此糸、ドアのガラスを割り開錠して侵入した何者かが矢を放つ しかし刺さらなかった


盆六は、射出孔から望遠鏡で発射した場所を特定する


冴穂はメールが来たことを認める 発信した場所は事務室だった しかし、その時人影はなかった 脅迫の材料となっている母子の秘密は話したくない


警察は関係者のDNAを調べることにした しかし蒼生は拒絶する
盆六は、蒼生が折った折り鶴からの採取を提案する


おやこの秘密、アルバムなどを見ながら、此糸からネーミングの背景を聞く 父が好きだった色から母が名付けた


茶→サ・ヘ・ホ 紫→此糸 橙→ト・キ 桜色→咲良 菜っ葉色→彩菜
母は冗談が好きでおちゃめな人だった


冴穂に送られたメールにはタイマーで発信するソフトがセットされていた セットされた時間は当日の朝7時37分、と神部刑事
PCには3人の指紋(琴女、咲良、都紀)、弓のところにあったハンカチの持ち主はB型 該当者がいない


盆六は思う 何故、彩菜と此糸襲撃は未遂に終わったのか


さらに、蒼生の血液型はAB型であることがわかった 蒼生は彩菜の母親ではない


冴穂に再び脅迫状、“蒼生を殺せ” 冴穂は母の姿をして犯人を待っていた 侵入した犯人 blue cat は矢を持っていた 今回も外した


盆六は関係者全員を集め謎解きする


《まとめ》ピアノを弾く此糸に矢を放った場所、片手で弓を操作した人物 矢で刺され片手が使えない人物、彩菜が犯人だった 左手しか使えない人物が施錠をしていたこともわかった
彩菜の母親はAB型の蒼生ではなく、冴穂だった 山ノ部に犯されてできた子だった
当時、蒼生も妊娠していたが、死産した 弁護士でありながら非道な行い、山ノ部は追放されたが、先代の死後再び現れ、秘密をネタに強請り続けていたのだった
彩菜は秘密を山ノ部に知らされていた 冴穂が山ノ部を殺す場面を目撃し、スイッチが入ってしまった
自分を騙し続けた母をそして蒼生を許せなかった しかし、母は脅されても彩菜を殺さなかった
冴穂は、山ノ部を殺したこと、彩菜が娘であることを皆の前で告白する


蒼生は認知症を装い現実逃避していた 蒼生の口癖、“お茶の子さいさい”は、彩菜が冴穂のこであることを意味していた

 

《参考》シリーズのリスト