十津川警部シリーズ48 江ノ電に消えた女 2012 TBS 原作:西村京太郎 第二版 | moris11のブログ

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2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

【警視庁捜査一課】十津川警部(渡瀬恒彦)、亀井(伊東四朗)、小西(中西良太)、村川(古川りか)、山下(山田アキラ)、安原(山村紅葉)、小林(内山翔人)、島田(清野秀美) 三上刑事部長(鶴田忍)

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冒頭、張り込み、コンビニで買い物している連続強盗殺人犯 鬼頭(河西祐樹)の逮捕劇
鬼頭は、逮捕した十津川に、“只で済むと思うなよ”、と呪いの言葉を吐く 白昼の逮捕劇、週刊誌が十津川警部の名推理と書き立てる

その話題で盛り上がる捜査一課に電話、十津川を指名する
“名警部とゲームがしたい、殺人ゲームだ 招待状を送った”

刑事部長が手紙を持ってきた “アで始まる女、5月20日、江ノ電沿線の花の寺”

鎌倉、鶴岡八幡宮、鎌倉大仏、神奈川県警の伊吹(片桐竜次)が十津川と小西を迎える タウンFMで花の寺のアンケートをとったことがあるので聞きに行くと言う

DJの岡部ちづる(安達祐実)、鎌倉彫の工房と喫茶店を経営している

鎌倉彫は分業制で、下絵は弟が描き、ちづるが彫っていることなどを聞いたうえで、江ノ電沿線の花の寺と言えるところの候補を挙げてもらった “アジサイで有名な長谷寺、英勝寺、妙本寺”

予告当日、この3か所を中心に警備体制を敷いた
とりたてて問題は生じなかったが、小西が、吸殻をポイ捨てする男を注意する場面があった 男は不貞腐れたような態度をとった

深夜一時、メンバーが戻ってきた 十津川、亀井、安原が迎える 皆、安堵の表情、亀井は、いたずらですよ、と言っている
そこに電話、“自分の敗北に気付いていないようだな”

翌日、藤沢市片瀬、パトカーが密蔵寺へ

■腹部を刺された女 被害者は麻生真理恵(赤澤輝美)29歳、世田谷にある美術館の学芸員

神奈川県警 伊吹から警視庁に連絡 死後12時間、死亡推定時刻は昨日の17-19時

ニュースを見ているちづる、そこに十津川がやってきた
“アンケートで密蔵寺に投票した人はいなかったか”、との問いに、“いなかった”、とちづる 「宝盛山密蔵寺」、場所を聞くと、“案内しましょうか”、とちづる

愛染かつらの木で有名な密蔵寺、4月に赤い花が咲く 小西と村川が既に来ていた
“何故、この寺を選んだんでしょ”、と十津川、“さあ、私に聞かれても”、とちづる

麻生真理恵の両親が来ている 話を聞く “前の日に、住職から見て欲しいものがある、との電話があった” しかし、住職は覚えがない、と言う

十津川は、真理恵の身辺調査から始めることにした しかし、動機を持つ人物は見当たらなかった

十津川に恨みを持つ人物、亀井が、あの鬼頭の言葉が気になる、と言い出した
“鬼頭には弟分がいる”、と十津川 鮫島(入江賢)、兄貴分のために復讐しようとしているのか

男から再び電話、“第二ラウンド、カで始まる男、6月2日、今度は場所を教えない”
マスコミ各社に犯人から手紙が送られたことが判明する
“ゲームの勝敗を冷静に見定めて欲しいから”、連絡したと言う
差出人の名が書かれていた 和田義盛

亀井はその名に覚えがあった 鎌倉幕府御家人、執権 北條義時に裏切られ非業の死を遂げている

十津川がちづるに電話、“和田義盛ゆかりの地が江ノ電沿線にあるか教えて欲しい”
“幕府に討たれたのが由比ガ浜、主戦場は、鶴岡八幡宮の太鼓橋、琵琶橋、和田塚には一族を弔う墓がある”

十津川は、刑事部長の三上に、マスコミ各社に送られてきた手紙を入手するよう依頼する 何か情報が得られるかもしれない 警視庁に送られてきた手紙から、指紋は検出されていない

6月2日、鶴岡八幡宮、鮫島が十津川を狙っている

ちづるが来ている 何か気がかりなことがあるようだ 十津川が声を掛ける マスコミ報道を見て気になっている、という

■小説家の神部実篤(森下哲夫)が白旗神社を参拝し、何者かに襲われる

警視庁で待機する亀井が犯人からの電話を受ける
“神部実篤を白旗神社で殺害した”

ちづるがテレビを見ている 麻生真理恵、神部実篤と続く名前
2007年個展の芳名帳、二人の名がある さらに、峰岸明美(石村みか)、谷川亮子(大田沙也加) そして回想する 美女が海岸で惨殺されている 弟の嫁 妊娠していた 弟がやっているのだろうか

記者会見に刑事部長と十津川、記者が身勝手な質問で追及する
“結果論だ”、と三上、“裏を書かれた”、と十津川、“必ず逮捕する”、と断言する

マスコミ各社に送られてきた手紙、消印は千代田区、八重洲口のポストに投函されていた 警視庁に送られてきた手紙は丸の内口のポストだった 即ち、犯人は、東京駅を乗降している人物 指紋を付けていないのが特徴
再度犯人に手紙を投函させ、その現場を監視して、手元を注視する 手袋等している可能性がある

東京駅周辺のポストをビデオカメラで撮影・監視するメンバー
キョロキョロしながら投函する男がいる

犯人から再び電話、“6月9日、江ノ電沿線のサの付く場所 マスコミにも手紙を出した”

消印は千代田区、江戸橋一丁目のポストに投函されていることがわかった 該当するポストの監視映像をチェックする一同
キョロキョロする男に目が留まる 小西が叫ぶ “この男、龍口寺の前で歩行喫煙しポイ捨てした男だ” 指先をクローズアップ、絆創膏をしている
東京駅周辺で、この男の身元を突き止めることにした

十津川は、鶴岡八幡宮で不安げな顔をしていたちづるが気になり、亀井に調べさせていた 日本橋にある不動産会社に勤務する弟 服部彰一(渡辺大)がいた 小西と小林が密かに彰一の写真を撮影する
しかし、監視映像に写ってはいなかった 絆創膏の男も身元がつかめない そして6月9日を迎えた

江ノ電沿線でサの付くのは、サムエル・コッキング苑と鵠沼駅近くを流れる境川のみ、と伊吹
サムエル・コッキング苑のみやげもの店で、「江ノ電の一世紀」なる本を買う十津川 本を読んでいる十津川を鮫島が襲う 小西が声をかけ、間一髪難を逃れる

「江ノ電の一世紀」に、サの付く場所が書かれていた 江ノ電の当初予定されていたルート、佐助稲荷神社

小西と村川が急ぎ、腹を刺された女性を発見する
発見が早かったため、命は取りとめる

指に絆創膏をしていた男の身元が分かった 堀越雄二(朝倉伸二)、丸の内の物産会社に勤務し、腰越から通勤している

FM局、リスナーの葉書を読むちづる、悩める公務員から、弟が会社の金を使い込んでいるのでどうしたらいいか、ちづるは、“悪因悪果”、肉親のあなたが止めてあげるべき、と答える 自分に言い聞かせているようだ 一青窈の“ハナミズキ”が流れる

十津川がちづるの工房へ、第三の被害者 峰岸明美、小学校の先生の話をする 佐助稲荷神社で発見された 

“悪因悪果”の話を聞いていたことを伝え、弟を説得するようほのめかす

堀越宅を訪ねる小西、どこに投函したか、そして指先の絆創膏の意味を聞くが、激しく抵抗する まめを潰した、というが跡形もなかった

怪しい堀越の逮捕状をとろうとするが、堀越は先手を打ち、小西を人権侵害で告訴した

十津川は、麻生真理恵宅を訪ねる 両親に、神部実篤との関係、鎌倉に行ったことはあるか等訪ねる 5年前に行ったことは覚えていたが、特に印象的な出来事は無かったようだ
帰り際、玄関先、鎌倉彫製品があった ちづるの作品だった

FM局にはがきを書いている十津川、悩める公務員だった
あなたならどうする、問いかけた
FM局、ちづるは悩める公務員の葉書を読まなかった 
再び現れた十津川、悩める公務員であることを明かす
襲われた3人の家に、ちづるの作品があったこと、弟の妻がレイプされ殺されたことまで調べたことを伝える

ちづるは語り始める “5年前、この店で展示即売会をやった時、あの3人ともう一人、がやってきた そこに弟夫婦がやってきた 意気投合した4人と弟夫婦は極楽寺に遊びに行き、途中、由比ガ浜で降りた そこでチンピラに絡まれ、妻を助けようとした弟はリンチされた 妻を攫おうとするチンピラ、弟は4人に助けを求めたが、彼らは知らぬふりをした 3日後、弟の妻は遺体となって発見された チンピラ二人はすぐ逮捕されたが、弟は、4人を許せないと言っていた”

ちづると彰一が墓参りに来ている 3人が襲われたことを話すちづるに、弟は、“済んだことだ”、と関心を示さない “4人目の谷川亮子、住所を調べたので、恨み事でも言ってきたら”、とメモを渡すが、もういいよ、と握りつぶす

堀越は陰湿なクレーマーだった 犯人ではなかった

第四の犯行声明が出された 今度は日時も場所も教えない、という

谷川亮子のアパートを監視する男 女が出てくる 尾行する男、声をかけ、恨み言を語り、ナイフを出す

銃声、おとり捜査だった 女は村川が扮していた

ちづるは弟を止めたかった 鎌倉彫の下絵を描く弟を失い、自分も鎌倉彫を止める覚悟で悪因悪果の連鎖を止めようとした

 

《参考》シリーズのリスト  第一版

 

2021.03.28 配役名で書き換えた