旅行作家・茶屋次郎11 日光鬼怒川殺人事件 2013 テレ東 原作:梓林太郎 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

夜、病院、応急処置、少女が死んでしまう 少女の名を呼ぶ悲痛な声
 

栃木県北西部、中禅寺湖を源とし鬼怒川へと続く大谷川の北、日光連山の麓には、文化遺産に登録された日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺の二社一寺が立ち並び、まさしく聖地と言うにふさわしい
 

マスクをして咳き込む山倉晋吉(角野卓造)が茶屋次郎(橋爪功)の取材旅行についてくる 茶屋の娘 袋田沙織(中山エミリ)がアメリカから戻り、山倉の誘いで契約記者になり、茶屋の取材旅行に同行することになった 得意そうな山倉、ウザさ満開


鬼怒川、鬼怒沼を源として東に流れ利根川に合流する一級河川、全長177km、流域には奥鬼怒温泉郷、湯西川温泉、川治温泉、鬼怒川温泉などが続いている

途中、ボランティアの観光ガイド 中谷周平(山本圭)との出会い
ホテル着、女将の辻野直美(藤吉久美子)、仲居の中谷明子(菊池麻衣子)が迎える
女将は山倉が発熱しているのを知り、診療時間外であるにもかかわらず交渉して山倉を病院に連れて行く 茶屋も同行する 内科医の工藤(津村知与支)から、女将は元この病院の看護師長だったことを知らされる

外科医の田中(青山草太)は茶屋の大ファン、著作にサインを求めてくる 帰り道、茶屋と沙織の後を追いかけてきた田中、二人を食事に誘う
うまいラーメン屋と聞いて顔を曇らせる沙織、茶屋は承知する

ラーメン屋の店主 高品(大鶴義丹)が田中を見て表情を一変させる 仕込んでいたスープをシンクに流してしまう 余程高品に嫌われている田中、そしてなぜ田中はそんなところに誘ったのだろう そこに田中の友人 岩瀬(伊嵜充則)がやってくる 用事が出来た、と二人は去る

夕食、山倉は寝ている 沙織は、ラーメン屋と田中の確執に興味津々

ホテルに、観光ガイドの中谷が来て女将と話している 翌日、中谷のガイドに同行することを約束する

■翌朝、観瀑台、川に男の遺体が流れてきた
鬼怒川署の宮下(おかやまはじめ)、児玉(佐藤銀平)らが臨場
被害者は田中、頭部に強い打撲痕、9時20分に発見された 上流から流れ着いた模様

田中の車が発見されたのは龍王峡遊歩道入り口、靴が揃えて置いてあった ここから転落したのは間違いない、と宮下
死亡推定時刻は7-10時、9時20分頃発見された 遺書はない

院長室に女将、“困ったことが起きましたね”と院長

岩瀬の父親が入院している 岩瀬と内科医の工藤が密談している 岩瀬、工藤、田中の3人は同級生だった

自殺の線が消えた 車内にカップ麺とスポーツ新聞があった

茶屋と沙織はラーメンを食べに行く 今度は歓迎された しかし、田中の話になると高品は黙り込む “報いを受けたんでしょう”、田中の死に対するコメントだった

女将が、田中がいた時刻に遊歩道入り口で目撃されていた
女将は、田中と会うことになっていた、というが、その目的は話そうとしない

田中の最後の通話相手は工藤だった 当直明けの工藤は仮眠室にいる
■工藤が仮眠室で死んでいる 解剖を行った父親の院長は、急性心不全と診断した

病院のビデオに岩瀬が記録されていた 警察が現れ、岩瀬は逃げようとする
岩瀬の話、“呼ばれたので病院に会いに行ったが、電話しても出なかったので帰った”

岩瀬は元看護師で、女将の部下だった 女将が警察に岩瀬迎えに行ったことが噂になっている

高品と田中の確執の原因が明らかになる 高品は病院を医療過誤で訴えていた
仲居の中谷明子は高品の妻だった 明子の話、“娘が7年前、小5の時、発作を起こし死んだ 当直医は田中だった 匿名の手紙が来て、医療ミスがあったことがわかった”
明子は、手紙は岩瀬が書いたのだろうと思っていた

高品の話、“あの日女将がやってきた 田中を許せない、と言った 明日朝、田中と会うが一緒に会ってもらえないか、と言われた しかし断った 会ったら殺してしまうと思ったので”

茶屋は、仮眠室にあったシミと刺激的な臭いが気になっていた

娘の墓参りする明子に中谷が近づき話しかける

田中は、女将に全てを話す、と工藤に断った 実は医療ミスをしたのは工藤だった 工藤は院長の息子、工藤は万一訴えられた時のことも考え、田中に身代わりになるよう頼んだ 医大に行く費用の援助を受けていた田中は断れなかった

考え事をしながら歩く茶屋、あの臭いだった 殺鼠剤の噴霧作業
毒性が強いので臭いを付けていると言う 化学名は“モノフルオロ酢酸ナトリウム”、体内に入ると分解して死因が分からなくなると言う

明子の父親が中谷だった 中谷は、元製薬会社のプロパーで、薬剤に関する知識があった また、病院内のビデオに記録されていた人物の背格好と似ていた

しかし、田中殺害に関して、中谷にはアリバイがある
靴があった場所から観瀑台まで20分、しかし、川の流れを熟知する中谷は、淀みに停滞する時間を考慮し、転落させる場所を選んでいた 茶屋は再現実験して確認する

田中は、中谷に事実を話すが言い訳にしか聞こえなかった 中谷は田中を撲殺し、工藤を毒殺した 孫の死に耐えられなかった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.06.07 一部追加及び配役名で書き換えた