嫌われ監察官 音無一六3 百人一首連続殺人事件 2016 テレ東 原案:酒井直行 | moris11のブログ

moris11のブログ

尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

バーのホステスと関係を持った刑事 中川孝祐(田中聡元)に対し、地方公務員法第33条に反するとして処分を科した警視庁警務部人事第一課 音無一六(小日向文世) “どうか見逃してください”、に聞く耳をもたない 帰路、中川が一六に報復する

刑事部部長 七尾(石丸謙二郎)は、一六の傲慢なやり方を非難する
“藤代(宅麻伸)ならこんな不祥事は起きなかった”と七尾

元警察署長の二宮(小野武彦)が経営する居酒屋、二宮は藤代を知っていた 写真も見せる 一六と藤代は好対照のようだ

■■連続殺人発生、釣り人が、女が、ともに百人一首の札が残されていた
被害者1 五十嵐泰臣(長棟嘉道)48歳、弁護士、殺害時刻は6-8時、絞殺
藤原敦忠の上の句、“あいみての後のこころにくらぶれば”
 

被害者2 十文字みどり(宇津井香織)34歳、芸能プロダクション社長、殺害時刻は18-20時、青酸カリによる毒殺 同じく藤原敦忠の下の句、“むかしは物をおもはざりけり”

捜査本部を湾岸北署においたが、3か月、解決していない
警視庁捜査一課管理官の飯塚(矢島健一)が指揮を執っている


【湾岸北署メンバー】三条渚(中越典子)、高崎(松田悟志)、末次(伊与勢我無)、水守(西山浩司)

捜査本部に一六がやってくる 本来の目的を隠し、捜査本部を監察する、と宣言する
個人面談(飯塚、渚、高崎)後、水守らの後をついて回る 迷惑さを隠さない面々

第一の被害者 五十嵐は、宗教団体KHの被害者の会の弁護士だった
渚と高崎がKHの広報担当 真柴(尾上寛之)の事情聴取、真柴は、我々にはアリバイがある、と主張する 一六は渚と高崎を喫茶店に誘う 敵意をむき出しにする渚、情報屋から連絡があり行動を別にする高崎
喫茶店に写真で見た顔がやってきた 監察官の先輩 藤代だった

一六は藤代に挨拶する 数年前退職し、探偵をやっていると言う藤代、今は宗教団体KHを探っているという 一六の上司で警務部長の千住遼子(田中美佐子)の話になる 遼子は元藤代の部下だったがいつのまにか上司になっていたと言う

七尾が、飯塚を通じて渚を呼びつけ、一六の監視を命じる 渚は承諾する

第三の被害者が発生する 心臓外科医の小玉(大家仁志)52歳、心臓を一突きされている
現場に27.5㎝の足痕が残されていた さらに右近の上の句、“忘らるる身をば思はずちかいてし”の札

捜査会議、管理官の飯塚、“恋愛がらみの怨恨なのか”に対し、一六、“そうなのかなぁ”と大きな声で呟く 捜査の邪魔をするのか、と反発する捜査員をなだめ、一六の意見を聞こうとする飯塚 “右近の下の句は、「人の命の惜しくもあるかな」、敦忠は右近を捨てたが、雷に打たれて死んだ 天罰、天誅だ”
天誅殺人ではないのか、被害者を徹底的に調べろ、と飯塚


湾岸北署に、一六に報復し警察を辞めた中川がやってきて一六に詫びる “ゼロから出発します”と言う中川に、“マイナスからの出発でしょ”、と厳しく声を掛ける

被害者の会の前会長 田辺(藏内秀樹)は首吊り自殺したことになっているが、会メンバーは殺された、と思っている 田辺は元高校の先生だった

“百人一首連続殺人”、情報が漏れた 動揺する捜査本部
一六は、高崎が先日情報屋に会うと言ったが、その相手の名前を言え、と皆がいる前で迫る 疑われていることを知り、興奮する高崎 一六はメンバー全員の反発を買う 高崎はボランティア活動をしているなどメンバーからの評判がいい

一六は藤代に、かつて高崎を許した訳を聞く 高崎は暴力団に情報を流していた 白と黒に分けて考える一六に対し、そのような考えは新たな罪を産むのではないか、と藤代は考えているようだ

高崎を尾行し、情報提供の見返りを受けている現場、サラ金に入る現場を確認する 高崎宅を訪問し、目撃した事実を告げる一六 高崎は荒んだ生活をしているようだ

■高崎が拳銃自殺した
一六を罵る七尾、一六は遼子に退職願を出す
落ち込む一六を励ます二宮 苦しむ一六を見つめる渚
遼子は、藤代をバーに誘い、一六にかける言葉を知りたい、と言う

高崎のPCから、宗教団体KH被害者の会のリストがでてきた
何故そんな資料を持っているのか、動揺するメンバー

一六は、真の目的は高崎の監察だったことを明かす

一六は、監視目的で一六を尾行する渚を諭す
渚は七尾に会い、“私は刑事に戻ります”と宣言する
渚は一六に詫び、積極的に一六と行動を共にする

高崎の部屋に一六と渚、“蛍光灯が変えられている この前来たときは一本切れていた” 自殺する人間が蛍光灯を変えるだろうか、高崎は殺されたのではないか

田辺先生は、高校で百人一首のクラブ顧問だったことがわかる

矛盾に満ちた人間、同じ人間の仕業とは思えないことがある
今回の連続殺人、絞殺・毒殺・刺殺、一人の人間がやった、と思い込んでしまっていることがわからなくさせているのではないか スコトーマ=盲点

毒殺された十文字みどり、あの日はモデルのオーディションで多くの女性が出入りした 犯人は女性ではないか 一方、大柄な弁護士は絞殺され、心臓外科医殺しの現場には27.5㎝の足痕があった

心臓外科医と女社長には悪い噂が集まってきた 功名に焦った手術で死に至らしめたり、高慢ちきで靴をなめさせた女だったり

青酸カリを靴に塗りなめさせて殺したのではないか さらに、田辺先生と弁護士の死に関係があるのではないか 

大切な人を理不尽に殺された被害者たちが天誅殺人を企てたのではないか

《まとめ》田辺先生の教え子が、宗教団体KHの広報担当者 真柴だった 真柴はもともとKHの被害者だった 先生は真柴を救うために被害者の会の会長になった その先生が自殺を装って殺された 事実を知るためにKHに潜り込んだ真柴、悪徳弁護士の正体を知る 
高崎は藤代に救われたが、恩を仇で返した 藤代の母親をKHに誘い込み、お金をむしり取った 藤代はその事実を知り、高崎殺害のチャンスを待っていた
藤代の温情が悲劇を生んだ 一六は嫌われ監察官の道を全うしようとする

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.03.26 配役名で書き換えた