東京・銀座、推理作家 楢生鴻介（中村敦夫）のサイン会に並ぶ野呂盆六（橋爪功）
編集者の白鳥和沙（床嶋佳子）との出会い
本拠は京都の出版社、楢生の担当を20年続けている和沙
編集長の浦上（佐戸井けん太）が、先ほど別れたばかりの楢生の家に行ってくれ、と言う
けげんな表情の和沙、後輩の早川小鈴（馬渕英俚可）が、“長い間ご苦労様でした”と変なことを言う
楢生宅、家政婦の田中キク江（立石涼子）が西部劇を見ている
楢生の書斎、君に楽をしてもらいたい、長い間お疲れ様、楢生が労を労う
そこに浦上と小鈴が現れ、小鈴ははしゃぎまわる
来月から交代することに
虚しさに襲われる和沙、“許さない”
浦上の妻 鷹ノ森克代（春やすこ）は出版社のオーナー、和沙が担当を外されたことに違和感を覚える
私立探偵に浦上と小鈴の関係を調査させる和沙、証拠写真を入手する
和沙は、小鈴が取ってきた仕事だとして、楢生に依頼
有名作家7人のシリーズ企画、“遺書”、理想の死に方
忙しい楢生のために、以前楢生から聞いていたことをまとめた案を手渡す 喜ぶ楢生、和沙は清書を依頼する
■楢生の車に乗り、売人から銃を受け取り、その銃で売人を撃ち殺す
翌日、現場に京都府警の阿武隈（菅田俊）、山南（朝倉伸二）、藤堂（和田哲也）、警視庁の野呂盆六は、殺された売人（関貴昭）を追っていた
付近の防犯ビデオのチェック、車の中から銃撃していること、犯人は女であること、№の一部から100台に絞り込めることが判明 車はガードをこすっていた
1台ずつしらみつぶしに調べる 最後の1台、推理作家 楢生の車だった こすっているよね、と盆六
家の中では大騒ぎ、呼び鈴も壊れているようだ
■楢生が書斎で死んでいた 拳銃自殺のように見える
家政婦のキク江と和沙は、裏門が閉まる音などを聞いていた
家の中には複数の編集者も詰めていた
銃声と門の閉まる音を聞き、キク江を２階に見に行かせ、自分は外を見に行った和沙の行動に違和感を覚える盆六
浦上と小鈴の不倫の調査は、楢生の指示で、和沙が探偵に依頼した 盆六は和沙に確認した この事実が明るみに出れば、浦上は離婚され出版社も馘になる
小鈴がやったように見せかけようとしている和沙
疑われ、和沙に食って掛かる小鈴、バーで泥酔する
小鈴を監視する山南と藤堂、盆六は、和沙が小鈴を殺そうとするだろうと見ている 小鈴が自殺してくれると都合がよい
和沙は、阿武隈の監視をすり抜け、小鈴を追い、オートバイを燃やして山南らの目を逸らし、小鈴を車道に突き飛ばす
意識不明の重体となる小鈴
盆六は和沙に疑っていることを明言する “証拠はあるの”と和沙
状況証拠は真っ黒だが、物的証拠はない
こまめにとってきた写真を調べ、家政婦のつぶやきも考慮する
和沙の癖、タコ糸と竹串が無くなった
和沙は手袋を噛んで外す、唾が付く
ドアが閉まる音のトリックはタコ糸と竹串を使用
和沙は観念する
和沙は、20年間尽くしてきた楢生に捨てられたと思った しかし、愛情表現が拙い中村のプロポーズだったことを盆六によって知らされる
《参考》シリーズのリスト
2022.06.15 配役名で書き換えた