警視庁捜査一課：松下由樹、蟹江敬三、岩田和樹、小木茂光（主任）
女性が撲殺される事件が続発
メンタルヘルスの講義を受講する由樹、出口で守衛から帰路を注意されるが無視する 由樹が襲われる
犯人が逮捕される おとり捜査のようだ
犯人は守衛の榊英雄だった 榊には前科があった 過剰防衛
黙秘する榊、由樹は心理学者 秋野暢子の協力を求める
榊は、性犯罪を助長する女を許せない、警察がやらないから俺がやる、と正当性を主張する歪んだ正義感の持ち主、自分の価値観に狂信的に固執する その榊が警察から逃げた
■パトカー、工事現場、女が殺された
三崎千香、由樹と同じマンションの住人だった
千香はOL、死亡推定時刻は23時、殺害場所は不明である 死因は脳挫傷
仕事上のトラブルはない、と上司、お嬢様育ちだった、医者に付き纏われていた、と同僚 外科医の西岡竜一朗は、お嬢さんの気まぐれで結婚も仕事も失っていた 西岡が山登りから帰ってきた “辞職した、知らなかった、千香を殺していない”
由樹のマンションに榊が現れ襲う 追いかける志穂、しかし逃してしまう
秋野暢子を訪ねる由樹、暢子は電話相談員をしている
暴力の裏に榊の冷静さを感じた由樹、恐怖感を覚えた由樹に、暢子は、“自分の弱さを恥じることは無いのよ”とアドバイスする
尾美としのりは高校教師、相談員になりたいようだが、姉の暢子は反対する
■女が撲殺される 被害者は井上舞妃子19歳、死亡推定時刻は22時頃、凶器は鉄パイプのようなもの、千香と同じ手口、榊の犯行の可能性大
舞妃子は気分屋さんだった 派手好きの勘違いお嬢さん
二人とも、殺されてから運ばれている 榊の手口とは異なる 体液も残されていない
今井ちひろが舞妃子にいじめられていたことを告白する 暢子に電話相談していた
殺された千香と舞妃子はいじめの加害者だった
《暢子のプロフィール》実家は印刷工場を営んでいた 中学生の時、暢子は自殺未遂、いじめの当人は自殺したが、他殺の疑いがあった
千香は、高校時代、暢子の弟 尾美としのりの教え子だった
《まとめ》電話相談室は盗聴されていた 仕掛けたのは尾美、ビル管理人のモト冬樹も盗聴していた おとり捜査を仕掛けた警察、現れた冬樹を逮捕するが、一人残った由樹を尾美が拉致する 姉が自殺未遂に追い込まれたいじめ、許せなかった 危うし由樹、姉も弟が心配だった 敬三が暢子を問い詰め監禁場所に案内させる
《感想》永遠の課題、いじめ