小京都ミステリー1 小京都連続殺人事件 1989 日テレ 原作:山村美紗 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

夜、公衆電話で妹に電話する男、“あの男を見つけた 小京都の…” 刺された  “お兄ちゃんどうしたの、どこの小京都なの”

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編集長から半年ぶりに取材を命じられた片平なぎさ、“小京都の女たち”と言う企画 知られざる小京都を特集する “ルポルタージュじゃない、ロマンだ”と念を押す編集長
ペアを組むのはカメラマンの船越英一郎


一回目の取材は富山県の井波、信仰と木彫りの里
木彫り職人の樋口しげりの取材を始める 木彫りの歴史は江戸中期以降だという
奥から言い争う声がする しげりの師匠と不動産屋の玉川良一(漆太郎)だった
玉川は地上げに来ていた 取材中のなぎさに声をかける玉川、名刺を渡し食事に誘う 漆、珍しい名前だった うるしは苦手、と断る、
二人は船に乗り、庄川峡から露天風呂が名物の大牧温泉へ
露天風呂には先客がいた 脱いだ浴衣の上にイルカの金のイアリング 昔ギリシャで、妹に買った土産と同じものだった 先客の三人と名乗り合う
カメラマンの朝日奈順子、お香の営業をしている中村明美、女子大生のカザマエミだった
小京都の取材をしていると言うなぎさは、小京都の定義づけを求められる
“碁盤状の街並み、中央を川が流れる、京都との縁”となぎさ


■翌朝、旅館の従業員が大声で叫んでいる “誰か” 客室で、上半身裸の男が死んでいる あの“漆”だった 若い娘が飛び出してきたと言う 倒れた時頭を強打したようだ


《二か月後》、山口県萩市で第二の事件が起こった
■雑木林の車中で、胸をはだけられた男が死んでいた 金融業の漆ヨシオ56歳 死因は脳内出血 事務員は“若い女の人から社長に電話があった、聞いたことのない声だった”と言う


同じ苗字で中年の男が小京都で殺された これは偶然の一致なのか
なぎさは気になって仕方がない しかし、取材は金沢へ
□金融業の伊藤克(漆良夫)に大川と名乗る若い女から誘いの電話、鼻の下を伸ばして誘いを承諾する 広小路の寺に18時


なぎさは旅館杉の井の女将 山村紅葉の取材に向かう そこに“漆”から予約変更の電話
なぎさは“漆”に電話して会う 若い女から電話があったようだ 気になったなぎさは、“漆”の車をタクシーでつけるが見失ってしまう 旅館に戻ろうとしたとき、寺に“漆”の車、中に入って探す “漆”が胸をはだけ死んでいた 傍らに金のイルカのイアリング 警察に通報するが、イアリングは渡さなかった


このイアリングの持ち主はあの三人の中にいるに違いない
カメラマンの朝日奈順子、お香の営業をしている中村明美、女子大生のカザマエミ


旅館に電話し、三人の住所を確認する


□明美の勤務先は京都、金沢の事件があった日は盛岡にいたと言う
順子は現在銀座で個展を開催中だが、不倫に苦しみ、手首を切って自殺を図るほどだった “さみしくて、恋しくて”…“涙そうそうか”、と突っ込みたくなるほどで、連続殺人に関わる状態にはない


カザマエミは、偽の住所と名前を書いていた 大学にも在籍していなかった
しかし、順子から聞いた情報と写真を手掛かりに船越が氏名住所を突き止める
アパートの隣人も関わりたくないようだ そこに刑事、岸加奈子は会社の金を横領し10日前に出頭していた 刑事は主犯格の男がいるとみて張っていたのだった


明美のことをもう一度調べることにするなぎさ あの時盛岡に居たという証言は誤りだったようだ


明美を探し出し取材を申し出るが頑なに断る明美
“お香を売るために全国行脚”、何故このような仕事をしているのかを尋ねるなぎさ


【明美の話】15年前に両親を事故で亡くし、理科の教師をしている兄と二人で暮らしていたが、三年前、行方不明になった


□郡上八幡で兄の写真を手に聞きまわる明美、一軒の農家で2-3年前に見た、という証言が得られる 庭には、その時植えた口紅水仙が咲いていた ”ここにいる”と明美


役場で“漆”という人物がいるか尋ねるがいないと言う なぎさと船越も写真のコピーを持って聞きまわる


□長良川の川岸に口紅水仙が咲いている そこを一心に掘る明美 白骨が現れ、明美は姿を消した 警察は殺人事件として捜査を開始する


《まとめ》なぎさは、明美の親代わりで入院中の根岸明美から事情を聞く
明美の両親は事業をしていたが、“漆”に騙されて多額の借金をした さらに、ギリシャを旅行中、遊覧船から落ちて死んだ 保険金は借金返済に充てられ、不足分に家屋敷も売り飛ばされた 事故ではなく“漆”に殺された “漆”の胸には黒い蝶のような痣があった
郡上八幡の役場で、再度、“漆”について話を聞く 急姓が“漆”の人物がいることが分かった だれかもう一人同じことを聞きに来た若い女性がいたと言う
■大阪で、郡上八幡の製材会社社長 山崎満が殺された
□なぎさにエアメールが届く 明美からだった 今、ギリシャにいる
井波と萩は事故だったこと、金沢では、“胸に蝶のような痣がある”と気を惹くために肯定したので刺したが、確認したら無かったことを述べ、明美はなぎさに感謝する
一週間後、エーゲ海で明美の溺死体が発見された