宮之原警部 こころの事件簿 京都高瀬川殺人事件 1998 フジTV 原作:木谷恭介 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

■京都、縁切り明神、咳き込み、口から血を吐いて倒れた女
 

女はクラブのママ 中森那美江(片桐夕子)
殺人事件か自殺か、京都府警は自殺説に傾いている 唯一他殺説をとる刑事 魚津肇(火野正平)
身元確認に来た友人のクラブママ 平瀬加奈子(紺野美沙子)にも食い下がる 加奈子は、“自殺だ”と言う


警察庁広域捜査室に所属する「日本で唯一人の広域捜査官」宮之原昌幸(仲代達矢)、階級は警部
警察庁長官官房秘書兼広域捜査室長の小清水峡子(渡辺梓)警視正(33歳)が直属の上司 小清水は宮之原を京都に派遣し、捜査に当たらせる


宮之原は中森那美江のマンションに向かう 管理人に案内され部屋に入ると先客があった 武村照道(岡本富士太)、ビル管理会社のオーナーで、那美江のクラブはテナントの一つだった


那美江の葬式にも魚津が現れ加奈子に付き纏う 
葬式後、加奈子のクラブに地上げ屋の久留島(立川三貴)が現れ加奈子を脅迫する そこに宮之原、さらに魚津が現れる 久留島を追い払い、さらに魚津を連れ出す


5年前、京都三条のビル火災は、那美江の店から出火したが、那美江は、久留島が放火した、と主張した しかし、那美江の店に侵入するにはビル全体の入り口シャッターと那美江の店二つの鍵が必要であるが、厳重に管理され、久留島の犯行であることは立証できなかった 京都府警はこの事件を蒸し返したくない、という事情があるようだ


■小刀屋総兵衛の主人が高瀬川で死んでいた この店は合鍵作りも行っている


宮之原は、魚津に追い回される加奈子を助け、匿う 加奈子は宮之原に心を開き始める 加奈子は、クラブの花の入れ替えについて重要な証言を行う クラブの花の入れ替えは、深夜、花屋によって行われる したがって、花屋はビルのシャッターの鍵も、店の鍵も持っていることが分かった その花屋は浜大津にあった


花屋の主人は、5年前のビル火災の前に殺されていた 深夜2時起き、父と娘、娘は支度に30分かかる 30分後に出て行くと父は殺されていた その娘 三田雅代(鈴木弥生)は、現在、天橋立・伊根に住んでいる 宮之原と加奈子は雅代の元へ


3か月前、宮津で那美江と会った、と雅代
その後、伊根を訪ねてきて話をした あの時、鍵は奪われていなかったことが確認されていた 考えられる可能性は、娘が出てくるまでの30分間で、鍵を奪い、合鍵を作って再び鍵を戻すことは可能なのか


那美江は、武村が、小刀屋総兵衛の主人に大金を渡す場面を目撃していた 合鍵を作る機械を、花屋の近くのアジトに持ち込み、合鍵を作れば可能ではある


加奈子には兄がいたが、公安の陰謀で殺された 兄の恋人が那美江だった 兄を公安に売ったのが武村だった 那美江は武村を愛するようになったが、5年前の火災を仕組んだのが武村であることを知り、自殺を選んだようだ


《まとめ》武村と久留島はグルだった 久留島は雅代を殺そうとするが宮之原が阻止する 武村は久留島も殺す 状況証拠で武村が主犯であることは明白であるが、物証がない
武村を崩したのは那美江の遺書だった

ただ武村と会えたことが幸せだったことのみ書かれていた “女の情の流れは男の情の流れとは違う”という加奈子の言葉が宮之原の目を開かせた

 

《参考》

シリーズのリスト

 

2022.01.11 配役名で書き換えた