夏樹静子サスペンス 検事・霞夕子6 「不能犯」 2014  フジTV | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

冒頭、教会へ入る霞夕子(沢口靖子) “犯人はこの中にいる”
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受験勉強している少年、向かいのアパートへ黒い服、帽子の何者かが入ってゆくのが見える 女のようだ

■寝ている男の胸にナイフを振り下ろす
深夜1時40分、黒服の人物が去り、白い服装と白い靴を履いた何者かが同じ部屋へ入る

 

親子三人で映画へ行こうとしている霞夕子、友行(ダンカン)、夏子(鍋本凪々美)
そこに電話、事件発生、拗ねる夏子 事務官の桜木洋一(西村和彦)と現場へ

 

アパートの一室、被害者 黒田光彦(高濱正明) 心臓への一突きが致命傷、死後10時間 ナイフは胸に刺さったままになっていた 
 

第一発見者は母親の敏江(児島美ゆき)、“働きもせず、借金を踏み倒したりばかりしていたのでいつかこうなると思っていた”
 

現場の向かいに住んでいたのが、警視庁捜査一課警部 占部明日香(神保悟志)の兄一家だった
占部の甥の勝男(藤山扇治郎)が、二人の人物を目撃していた

 

黒田は二年前交通事故でひき逃げし、一年間服役後、3か月前に出所していた
遺体には腹部に3か所刺し傷があったが、死後刺されたものだった

 

夕子の先輩検事 並木清(小倉一郎)がやってくる 並木は2年前の事件を担当していた
8歳の女の子 三吉紗月(安藤美優)がひき殺され、黒田は一週間後に自首した 脱法ハーブを抜くための時間をとったものと思われる
黒田は出所後も、同じ上北沢のアパートに住み続けている 被害者宅も近い
“反省も謝罪もないどころか、あの男は面白がっているのかもしれない”、と紗月の母 和佳子(須藤理彩)は憤る “あんな男と関わりたくない 主人も紗月が死んだことを受け入れられないでいる”と夫の範夫(飯田基祐)が、居間に娘の遺品を置かないようにしている訳を説明する


黒田から脱法ハーブが検出された 何も反省していない
肉親さえ、黒田が死んでホッとしている 金をだまし取られた多くの女も恨んでいた


パチンコ屋で黒田が男を殴り、殴られた男は、“殺してやる”と叫んだこと、男が黒田の住まいを確認しに来ていたことが目撃されていた
男は建築事務所の設計士 重倉覚(三浦浩一)
夕子と桜木が設計事務所を訪ねる 疑われていると知った重倉は激高する しかし、計算づくで怪しい男を演じているような気もする

 

《夕子の推理》和佳子と重倉が共謀して殺したのではないか 二人にはアリバイがない 和佳子と重倉の接点を探すこととする


和佳子は長野県(ママ)富士見町生まれ、高校を出るまで一歩も県外に出ていない 一方重倉はその頃世界中を飛び回っていた 年齢も違う
母の長沢緑(仁科亜季子)は甲府市富士見町在住 父親の遺志を継いで郷土史の研究をしている
和佳子は一度流産している その後幸い妊娠することができた “紗月は本当に和佳子夫婦の子供なのだろうか”と夕子


重倉は多くの箱物の設計をしている 北杜市の山梨県立博物館もその一つだった
博物館の館長 松井彰(越村公一)に、重倉に女性の噂などなかったか話を聞く 博物館には落成式の記念写真が飾られていた
そこには、重倉と長沢緑が写っていた


《まとめ》和佳子は流産し、子宮摘出されていた 子供は重倉と緑の子供だった 和佳子は、自分の子供として育てることを決意する 夫の範夫も賛成する
黒田を殺したのは緑だった 重倉には怪しい男を演じてもらった 最初は黒ずくめ、二度目は着替えて白い靴、二人が絡んでいるように装った 不能犯を狙ったものだった
緑は、和佳子が逮捕された場合は自首するつもりだった 証拠となるナイフも隠し持っていた

《感想》二人が犯行にかかわり、どちらの行為が致命傷であるかを特定できない限り起訴できない、ということで”不能犯”が使われているようだ

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022.02.01 配役名で書き換えた