西村京太郎トラベルミステリー58「山形新幹線・つばさ129号の女!」2012 テレ朝 | moris11のブログ

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フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

5月12日、宇都宮から新幹線に乗る松山刑事(宇梶剛士)、隣席の女性が松山の顔を覗き込む
女性が名乗る 矢代圭子(酒井美紀)、圭子が小4の時、向島で近所に住んでいた いじめられている圭子を5歳年上の松山が助けたこともあった 圭子はその後山形に引っ越し、現在は東京の出版社で旅行誌の記者をしている 松山は警視庁の刑事であることを名乗る


5月5日に世田谷区の公園で女性が殺害された事件の捜査中だった
歌手の蘭カオル(芹澤みづき)が鈍器で殴られた後、絞殺された事件である 凶器は黒いロープだった


【警視庁捜査一課】
十津川警部(高橋英樹)、亀井(高田純次)、西本(森本レオ)、北条(山村紅葉)、松山(宇梶剛士)、久保田(伴アンリ)、三田村(木崎浩行)


カオルの評判は悪くない 恨みをかうような人間ではなさそうだ


圭子とカメラマンの木下(渋江譲二)が山形県の取材のため、山形新幹線のつばさ129号9時東京発に乗ろうとしている ホームに女優の小池祐子(松本若菜)がいるのを目撃する
 

■仙台で、小池祐子が殺されているのが発見される 鈍器で殴られた後、黒いロープで絞殺されていた 蘭カオルの事件と似ている 十津川と亀井は、仙台へ向かい宮城県警の三浦(梨本謙次郎)から説明を受ける 二つの事件の凶器となったロープは、色、長さなど全く同じだった
 

小池祐子の所属する事務所の社長 藤沢(神保悟志)が身元確認にやってくる 遺体に取りすがって泣く 社長と所属タレントの関係以上のようだ “仕事はオフだった 私用で、仙台で人と会うと言っていた”
 

蘭カオルの家を松山と北条が訪ね、カオルと祐子に接点はないかを確認する 父親の柴田秀夫(螢雪次朗)は祐子の名を聞いたことはない、と言う
 

山形にいる圭子から松山に電話が入る “祐子が殺された事件に関して、東京駅新幹線ホームで祐子を見たこと、40歳くらいの女が祐子をにらんでいた”ことを伝える
女は藤沢の妻 静江(筒井真理子)であることが確認された
 

藤沢夫妻の関係は冷え切っていた 愛人の祐子が死んだことを知り、静江は離婚届を藤沢に手渡す
 

仙台の三浦から十津川に連絡が入る “小池祐子の死因は絞殺、胃の中からほぼ消化された牛肉とごはん、そしてサクランボの種が出てきた 死亡推定時刻は12-14時だった”
 

十津川と亀井による静江の事情聴取、“藤沢と祐子の尻尾を掴もうとして駅に行ったが、藤沢が現れなかったので家に戻った”と静江
 

音楽番組ディレクターの倉田(倉田てつを)がカオルを恨んでいたとの情報が入る 2か月前、二人が言い争っていたところを目撃されていた 倉田がカオルを世話したのに裏切られた、と倉田は思っているようだ
西本は、交換殺人ではないか、と持論を述べる 静江がカオルを殺し、倉田が祐子を殺したのではないか
 

■女子大生の白根愛美(石丸佐知)が絞殺される 凶器は同じ黒いロープだった
死亡推定時刻は20-22時、朝、仕事から帰った兄の進(崔哲浩)が発見した 進は長距離トラックの運転手だった
これは交換殺人でないことを示すものなのか、それとも交換殺人であることを隠すための目眩ましのための殺人なのか
 

祐子の胃から出てきたサクランボの種、品種はナポレオンだった 弁当に使われる品種だった
 

静江が喫った煙草の吸殻と、愛美のアパートの入り口に落ちていた吸殻のDNAが一致した
 

殺された三人の死を悲しむ柴田、藤沢、白根進に共通の趣味は釣りだった 三人はお互いを知らないと言っているが、釣り仲間であったこと、一年前、三人で山形に釣りに行ったことなどが明らかになる
 

一年前の5月5日、山形で女児のひき逃げ事故があったことがわかる
 

《まとめ》ひき逃げされ、亡くなった遠藤美香(錦辺莉沙)6歳の母親が圭子だった
圭子は逃げ去る車をビデオに記録していた 警察に届けようとは思ったが、6月に夫も病死し、一人になった圭子は、自分の手で殺すしかないと思うようになった 探偵を雇い、犯人を突き止めた 柴田秀夫だった そして、三人が密談するところも突き止めた
偶然、恩人の松山に会ったこと、松山が警視庁の刑事であったことも運命のように思われた
しかし目的を達成しても虚しいだけだった お墓の前で、同じ黒いロープで首を吊ろうとしたところに、十津川、亀井そして松山が現れる

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.06.05 配役名で書き換えた

 

2022.07.17 いくらなんでも荒唐無稽の感