神楽坂、毘沙門天、誘拐事件発生、容疑者今村（きくち英一）、人質は二匹の犬 犬泥棒だった 犬が逃げ出し追いかける生活安全課
【神楽坂署】
生活安全課：高岡英治（舘ひろし）、戸川六輔（モト冬樹）、伍代茜（南野陽子）、永江昇一郎（金児憲史）、横山正義（清水章吾）（課長）
刑事課： 中村隆夫（誠直也）、青野泰三（新藤栄作）
娘の洋子（通山愛里）が仙台からやってくる 迎えに行く高岡、妻が死に、娘は仙台に住む祖父母の家で暮らしている
今村を取り調べする戸川と茜、捜査一課から応援に来た茜は手柄を手土産に戻りたい それを聞いた今村は、
“湯島で人が殺されている”、と情報提供する
殺人事件は刑事課の担当だが、茜を助けようと、戸川は課長の横山に断り現場に向かう
その頃、刑事課にもタレコミがあった
被害者は湯島の源田丈司（鶴田忍）
課長の青山は釣り仲間の警視庁捜査一課 石上賢（ガッツ石松）に連絡する
湯島の源田宅、生活安全課、刑事課、捜査一課が続々到着する
刑事課は生活安全課を追い出すが、捜査一課が指揮を執り、生活安全課メンバーを呼び戻す
■マッサージチェアに座った源田の胸に、ボウガンの矢が刺さっている 矢は貫通していないのにもかかわらず、背もたれに、矢の刺さった痕があった
部屋のガラス戸は締まっていた 源田のものではない吸殻、下足痕も採取された
矢からは指紋が検出されたが、その他の場所には指紋がなかった
がさつな面と几帳面さが混在する犯人像となっている
生活安全課は、キャバクラを経営する源田の周辺を洗った
情報提供者のエツコはヘルス嬢、“源田には金蔓があったが、タクシードライバーの渋谷美代治（乱一世）が金を独り占めにしようとしている、と言っていた”
■渋谷宅を訪れる高岡と戸川、家を覗くと、ボウガンが胸に刺さった男が倒れている
矢は源田に刺さっていたものと同じで、矢の指紋と下足痕が残されていた
源田と渋谷は、20年以上前、武蔵野刑務所の同房にいたことがあった
タクシー会社の同僚から、渋谷はボウガン同好会に興味をもっていた、との話を聞く
同好会の主催者は、渋谷が、会員の建築会社社長 吉川和男（鹿内孝）のことを聞いていた、と話す
“以前ごっそりとチップをくれたのでお礼をしたい”、と言っていた
吉川を尾行する高岡、捜査一課 千葉（木村栄）、中村
吉川は、小料理屋に入る 女将の立花弘子（中山忍）と親しいようだ
高岡と戸川は店内に入り、吉川の指紋採取を画策する 吉川が帰った後、騒ぎを起こし、グラスを落として破片を入手する
指紋が一致し、吉川を逮捕する
“源田と渋谷に脅されていたのではないか”との問いに小刻みに震える吉川、“元暴走族だったことではないか”の問いに、一転落ち着きを取り戻す
源田殺害時のアリバイを吉川は持っていた “自分の部屋にいた時、非常階段を上がる足音が聞こえ、ドアを開けたら、隣家に若い男が訪ねてきたところで目が合った”
しかし、隣家の妻と家庭教師の若い男は否定する 不倫を認めるわけにはいかない
高岡は、二人の口を開かせる 鹿内の話は本当だった 認めようとしない刑事課の二人、邪魔をするな、と逆切れする
吉川の会社を訪ね、秘書の高木（佐藤旭）から話を聞く “青梅は方位が悪い”といっていたことが印象に残っていた
茜は青梅で起こった事件・事故を調べ、15年前の未解決事件に着目する
《まとめ》吉川、源田、渋谷の三人組が、立花弘子の家に強盗に入った 顔を見られたため弘子の両親を殺してしまった 弘子は悲鳴を上げたが、殺そうとする源田・渋谷を吉川は止めた
その後、銀行に勤めた弘子は、銀行で吉川と出会う 確信を持てないまま吉川に近づき様子をうかがっていた ある時、三人が小料理屋に集まった 三人がひそひそと話していたのは15年前のことだった 弘子は復讐を計画する 小料理屋の主人 立花明（古本新之輔）は弘子の義兄、弘子の両親に世話になっていた 弘子の復讐心を知り、弘子に罪を犯させないよう、先回りしたりして明が二人を殺していた 弘子は釈放された吉川を、慰労のために温泉に誘い、青梅の現場に連れて行き、包丁を取り出す そこに明と生活安全課、真相が明かされる
2022.10.02 配役名で書き換えた