高見沢響子(市原悦子) 助手 久松啓子(あめくみちこ) 娘 加納英美(勇靜華) 娘婿 加納康彦(越村公一)
弁護士 神岡誠一郎(室田日出夫) 所員 島野健治(岸端正浩)
■夜、ビル火災、風俗嬢、死者15名
美人弁護士 森村真澄(萩尾みどり)が逆転無罪を勝ち取りニュースで取り上げられる
火災現場に花を手向ける少女、公園を歩いている 男が後をつけ首を絞める
響子と久松が駆け付け男を追い払う 少女は警察に通報しようとする久松を制止する 久松は名刺を渡す
血の付いたシャツを着た少女がふらふらと歩いている ビルから出て来た
男が死んでいる “君がやったのか”と刑事、200万円と久松の名刺を持っている
犯行は認めるのに、氏名その他黙秘、留置番号36番と呼ばれる
弁護を引き受けた響子、しかし被害者の身元も不明、動機も言わない
“死刑になっても何も話さない”、と少女
被告人の名前を知らずして裁判できるのか、池袋周辺を出入りしていた少女の聞き込みを行う
歳の離れた恋人のように見えた男と歩いていた、とパン屋の店員
風俗嬢のマイちゃん、と町中華の店員 少女の名前がわかる、サクライマイ21歳
“あの時空き時間でコンビニに行っていたため助かった 友達が5人も死んだ”、と響子に話す
“名前、あの男性、200万円、どのことでも話して欲しい”と響子
“ダメなんです”とマイ マイは、精密なスケッチを何枚も描いていた
刑務官が、スケッチを響子に見せる 想像で描いた絵ではなかった
記憶テストで驚異的な才能を有することがわかった サバン症候群かもしれない 人を疑うことの知らない済んだ目、無防備
マイと被害者が住み着いていたビルの部屋に残された週刊誌、切り抜かれていた記事は、弁護士の森村真澄とその父親で元大物政治家の大山栄(渥美國泰)だった
真澄は、父の後を継いで立候補することを決意する
マイが描いたスケッチの一枚は、埼玉の月ケ瀬鉄橋だった 今は廃線となっている
付近の聞き込みで、13年前の工事現場にいた親子に関する証言がられた
父親は滝川明弘(寺杣昌紀)、娘は舞(安達祐実)、仲の良い親子だった
ビル火災の保険金は7億円、受取人は芥川圭一(南州太郎)、元大山栄の金庫番だった
響子は芥川と会う “年商280億円、純利益15億円、詐欺など必要ない”と芥川
“あいつは金のためなら何でもやるが、人を殺すことはないだろう”と大山
犬吠埼の灯台のスケッチを描いていた舞、滝川明弘と塩野夏美(神保美喜)が浮かび上がる
二人は結婚2年で別れた 滝川は外で子供を作った “相手の女は高校生だったのかもしれない”、と夏美
39歳の真澄、高校の卒業アルバム、卒業写真撮影時欠席していた
21歳の舞を18歳の真澄が産んだのかもしれない
立候補しようとする真澄のスキャンダルを恐れ、父親の大山が舞を殺そうとしたのだろうか
響子は、舞と滝川のDNA鑑定を依頼する
親子関係を調べた上で裁判を行うこととする
《まとめ》滝川は、真澄が大物政治家の娘であることを知り、娘を連れて姿を消す
舞は父親から、“人様に迷惑をかけるな”と教えられてきた その父親が大金を手にしていた 舞が母親のことを知らされたのは17歳の時だった 母が誇らしかった 母からお金を貰ったに違いない 舞は反発する お金を返せ、返さないで二人は揉み合いになり、誤って父を刺してしまった 滝川は末期の肺がんとなり働くことができなくなっていた 元妻に頼ってしまった
ビル火災はやはり芥川の仕業だった 部下の村木(あご勇)に命じ放火させていた 舞は村木を目撃していた 似顔絵から犯人が割り出された
真澄は、舞が娘であることを認め、詫びる 大山も舞が、若いころの娘にそっくりであることを認める
《参考》シリーズのリスト
2022.11.02 配役名で書き換えた
2022.11.06追記
重く暗いドラマだが、後味は良かった