西村京太郎トラベルミステリー43 愛と殺意の津軽三味線 2005 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

津軽、三味線、荒波、カモメ
津軽じょんから節を弾き歌う女
雪の積もる道、車を運転しながらじょんから節を唄う女、異変
雪崩、悲鳴


□二年後、東京
■夜、地下鉄出口から公園を歩く男 津軽三味線の音、殴られる
被害者は三田誠次(木村方則)35歳、岩手出身の会社員で、分譲マンションに住んでいる
死因は脳挫傷、鈍器で頭を滅多打ちされている 物取りではない
死亡推定時刻は23-24時、23時50分に津軽三味線が聞こえたとの証言があった


【警視庁捜査一課】十津川警部(高橋英樹)、亀井(愛川欽也)、北条(山村紅葉)、西本(森本レオ)、小林(佐藤正浩)、清水(井川晃一)


■車でアパートに帰る女、津軽三味線が聞こえる 殴られる
被害者は沢田操(増田未亜)28歳、独身OL、福井出身、死亡推定時刻は23時半ごろ 物取りではない


■夜、バイクに乗る男、サングラス、髭、公園で停車 そこに津軽三味線の音 背中を刺される カップルが三味の音と女の歌声に惹かれ、遺体を発見する
被害者は小川新平(関根大学)48歳、東京出身 背中を三回刺されていた 歌声、“おととしの春”と聞こえたという


亀井の妻 公子(二木てるみ)が津軽三味線を習っており、十津川と亀井は、師匠の坂口美代(萩尾みどり)に話を聞きに行く 

“おととしの春、の歌詞は知らない 三味線に合わせて即興で唄うように語る「口説き」かも知れない”、と「口説き」を実演披露する


被害者三人の接点が見当たらない


警視庁に、北川はるか(長山洋子)に付き添われた中本亜木子(牛尾田恭代)がやってくる

亜木子は二晩続けて三味の音を聞き、“次は私だと口走った”、と、はるか

亜木子は口走ったことは否定するが、三味の音は聞いていた

亜木子が付き合っていた男は津軽三味線が好きだった よくCDを聞いた 一年前に別れ、男はマニラへ海外赴任している
はるかと亜木子は同じマンションに住む友人だった


亜木子に警護を付けるが、亜木子は尾行を撒いてしまった


■亜木子が殺された 今回は携帯を奪われている

23時半ごろ三味線の音が3分間ほど聞こえたという 殺害前なら怯えた亜木子が逃げるはずなので、殺害後に演奏したのかもしれない


亜木子の部屋を捜査する警察、そこにはるかと兄の森崎達人(石橋保)がやってくる 森崎は喘息で入院していた 亜木子の意外な一面が明らかになる 高校時代、暴走族のメンバーだった また、部屋から脅迫状が見つかった


亜木子は土浦出身だった 亀井が亜木子の友人を訪ねる
“亜木子は2年前、「とんでもないことをした」と言っていた”

“おととしの春”だった


事件の根は津軽にある 十津川と亀井は青森へ
青森県警 川島(田口主将)に、2年前起こった津軽三味線が絡む事件について聞くが該当するものがない 事故についてはテレビ局の安藤(清水昭博)から話を聞く


“津軽三味線奏者の北川ゆき(岩本千春)36歳が2年前の2月、雪崩で死亡した ゆきは五所川原駅裏の民謡酒場で演奏していた”
雪崩が起こった現場に案内される “この上に民宿があったが今はない 2年前の5月に主人の木村宏(江角英明)が猟銃自殺した” 
木村が銃を撃ったことが雪崩の原因だ、とのうわさが流れていたという 当時の民宿の従業員 林伸江(森朝子)から話を聞く
“旦那が自殺する三日前、若い女が訪ねてきた あの日、民宿には男が三人と女が二人宿泊していた 顔は見ていないが、旦那が「中本さん」と呼んでいた 宿泊者名簿は旦那が自殺する前に燃やしてしまった”


五所川原の民謡酒場で、関係者(二村幸則)から話を聞く
“ゆきの恋人は津軽三味線で、男の影はないと思っていたが、熱烈なファンが、ゆきが男と時計を選んでいるところを目撃していた 3年前の10月だった ゆきには年の離れた妹がいた”


《まとめ》ゆきの妹がはるかだった

二人は実の姉妹ではなかったが、身寄りのないはるかをゆきは可愛がった ゆきの母も死に、はるかにとってゆきは姉であり母であり津軽三味線の師匠でもあった

ゆきが死んだ原因をはるかは探した 民宿を訪ね、主人の木村から真相を聞き出した 宿泊者が面白半分で撃った猟銃が引き金となり雪崩が起こった ゆきの恋人が森崎だった 二人は宿泊客を探し出し、一人ずつ殺害した とすれば、あと一人残っている

マスコミに連続殺人の背景であることを報道させ、名乗り出るのを待つことにした
弁護士の片桐(小野了)から、十津川に連絡があった 

“五人組の一人と思われる30代前半の男が訪ねてきた ジャージにスニーカー姿で、大学の後輩と名乗った 本名は明かすことができない” 弁護士事務所の近隣に住むその大学の卒業者から候補者を抽出し特定した
建設会社社員 大野久彦(桑原和生)、逆玉で、その婚約者が誘拐された
はるかは、五所川原で開催される津軽三味線全国大会に出場後人質を解放し出頭する、と亀井に連絡する はるかは大会で津軽アイヤ節を熱唱する 誘拐された二人は無事解放された


津軽三味線演奏:
福士豊勝、福士あつ子、山田洋幹、工藤まんじ、岩谷藤三郎

 

《参考》シリーズのリスト

 

2023.02.21 配役名で書き換えた