犯罪資料館 緋色冴子シリーズ 赤い博物館1 2016 TBS 原作:大山誠一郎 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

小林明子の“恋に落ちて -Fall in love-”が流れる
1985年晩夏、女が、地蔵背負いで絞殺されかけ刺殺される 中学時代の緋色冴子(松下由樹)、誕生日の日、家で母 洋子(田浦リオ)が殺されているのを目撃する 誕生日プレゼントも、料理の準備もなされていた しかし、警察のキャリア官僚だった父 賢二(長谷川初範)は自殺として処理するように動いた
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犯罪資料館に人員補填の話があった 捜査一課で、捜査資料を現場に置き忘れ冷遇されていた巡査部長の寺田聡(山崎裕太)だった 寺田は、上司の係長 今尾(津田寛治)から“辞めてしまえ、お前のいる場所など無い”と言われていた


警視庁付属犯罪資料館(赤い博物館):館長 緋色冴子(警視)、守衛兼雑用係 大塚啓次郎(竜雷太)


寺田は、打ち解けようとせず機械的な話し方に徹する冴子に戸惑う
ここに配属されたものは皆短期間で辞め、一日で辞めた者もいた
赤い博物館は、時効を迎えた事件等の資料を保管している 保管庫は22℃、55%RHに保たれている


寺田の両親 章夫(鷲尾昇)と朋子(星野真里)、そして叔母の遠藤晶子(重盛さと美)の三人は、30年前、寺田が幼稚園のお泊り会で不在の時、青酸カリで毒殺後、放火された 寺田はその遺児だった 

叔母のストーカーに疑いがかかったが未解決のまま時効を迎えている “真相を知りたくないのか”と冴子


資料を受け取りに行く途中で、寺田は交通事故に遭遇する 一人が道路に倒れ、トラックの運転席でも男が気を失っていた 道路に倒れた男の身分証には友部義男(宮川一朗太)とあった
友部が何かを話そうとする “25年前、交換殺人した 最初に自分が殺し、一週間後に殺してもらった”

 

友部の妻 真紀子(藤田朋子)が身元確認にやってきた 無神経に聞き出そうとする冴子を寺田が抑え、刑事時代に培った聞きだす力を冴子に示し褒められる 寺田が“ありがとうございます”、冴子は“礼を言われる覚えはない”が以降繰り返される


《質問》25年前、友部の周りで誰か死ななかったか
真紀子、“友部の叔父 政義(野添義弘)がその頃亡くなった”


《事件の詳細》1999年9月19日に自宅書斎でゴルフクラブで殴られ殺された 政義の唯一の肉親である友部に嫌疑がかかったが、友部には完璧なアリバイがあった 第一発見者は家政婦だった 犯人は左利きだった
家政婦 野口朝子(茅島成美)の話、“友部の両親は早くに亡くなった 資産家の政義は他人を一切信用せず、他人を家に招き入れることはなかった 政義は真紀子を気に入っていた 不倫の関係にあったのかもしれない”


その一週間前が、友部が手を下した事件となる 1999年9月12日に発生した未解決事件、不動産会社社長 杉山崇(岡田貴寛)が殺された事件は、弟で専務の慶介(飯田基祐)に疑いがかかったがアリバイが成立しており、これも未解決で時効になっている
冴子と寺田が不動産会社を訪ね、慶介から事情聴取する 頻りに眉を触る慶介、帰り際、寺田は受付の田村久美(保田圭)に声をかける 久美に違和感を感じていた 慶介も何かを隠しているようだ


《寺田の両親と叔母が殺された事件の真実》冴子が寺田に話し始める 当時、母の朋子は妊娠しており、母の妹 晶子はアメリカ留学に行こうとしていた 何者かが三人に青酸カリを飲ませ、その後ガソリンを撒いて放火した、とされているが、ストーカーの存在などは確認されなかった 実は、妹と夫の不倫に苦しんだ、母 朋子の犯行だった 朋子は子供を産めない体だった 寺田の実の母は晶子だった 妊娠していたのは晶子だった 出産のためにアメリカに行こうとしていた 一度目は許した朋子、二度目の出産は許せなかった
寺田はショックを受ける 何故母は寺田を殺さなかったのか、寺田は自問自答する
“幸せな家庭がそこにあったことを証言させるためではないか”


帰り道、冴子が襲われる 眠っていた真実を掘り起こすことにより新たな事件を引き起こしてしまった 追い詰めすぎた 
二人は不動産会社へ、逃げ出す受付の久美、慶介に別れ話を切り出された久美は、慶介を殺そうとしたが、誤って兄の崇を殺してしまったのだった
ということは、友部と交換殺人したのは慶介ではない 重大な勘違いをしているのかもしれない


友部の叔父の事件の一週間後、1999年9月26日に起こった事件に着目する
“世田谷主婦突き落とし事件”、被害者の妹 中川春恵(魏涼子)に話を聞く “姉の斉藤千秋(大塚加奈子)はひどい女で、夫の秋彦は離婚したがっていた しかし秋彦のアリバイは証明されていた” 秋彦の趣味は陶芸だった


《まとめ》秋彦が通っていた陶芸教室、そこには友部の妻 真紀子も通っていた
真紀子は、友部の叔父 政義からレイプされ、お金を渡されていた 親切な秋彦とお茶を飲んでいた時、痣があることを見られ、誰にも話せなかったことを全て話した 秋彦も妻の横暴に苦しんでいた 事業に失敗した真紀子の夫は酒に溺れ、叔父と真紀子の関係を詰った 揉み合いになり倒れた夫は打ち所が悪く死んでしまった 真紀子は秋彦に相談し、夫を山林に埋め、秋彦が友部に成り代わった 夫を埋めた場所が建設予定地となったことを知り、埋め直そうとして現場に行ったとき、事故に遭ったのだった
交換殺人は、秋彦と真紀子が行っていた


冴子は、何故、母 朋子が寺田を殺さなかったのかを理解した 放火する前、寺田が大事にしていたサッカーボールを燃えない場所に移していた ボールを蹴る寺田の写真も朋子が撮っていた 朋子は寺田を愛していたのだった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2021.07.23 配役名で書き換えた