西村京太郎トラベルミステリー68 山形・陸羽西線に消えた女 2017 テレ朝 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

山形出羽三山、月山・湯殿山・羽黒山、山岳信仰の対象でありパワースポット
鶴岡在住の警視庁同期で山形県警警部の向井(中丸新将)の息子の結婚式に出席後、出羽三山を回っていた十津川警部(高橋英樹)
羽黒山でスケッチしている女性に十津川が声をかける 十津川も画材になっていた “白石ゆか”と名乗るその女性が、そのスケッチをプレゼントしてくれた


■翌朝、女が殺される


向井が、鶴岡駅に十津川を見送りに来る 向井に電話 “あつみ温泉近くの雑木林に女性の刺殺体、傍らに、y、のサインが入ったスケッチブックが残されていた”
十津川が貰った絵にも、y、のサインが入っていた 十津川は向井に同行する


違う、“白石ゆか”ではない 身元を特定する所持品もない


鶴岡中央署刑事 荒井(黒木真二)らは、“白石ゆか”が泊まっていたホテルを探し当てる 宿帳に名前があった 住所は東京、成城だった
警視庁のメンバー二人が成城のゆか家を訪ねる


【警視庁捜査一課】亀井(高田純次)、西本(森本レオ)、北条(山村紅葉)、久保田(伴アンリ)、小林(佐藤正浩)、松山(宇梶剛士)


白石ゆか(朝倉あき)は家にいた ゆかの父親は資産家の白石圭一郎(国広富之)、レストランチェーンの社長だった ゆかは車椅子に座っていた 誰かが山形出羽三山で、ゆかを名乗っている


■上野で殺人事件発生、西本・松山そして成城から亀井と久保田が急行する 被害者は宇田川宏(山口竜央)、ディスカウントショップの社長だった


家政婦 染谷正子(井上夏葉)の証言では、12時に呼び出しの電話があり、12時半に家に行って死体を発見したという 凶器は発見されておらず、傍らに、y、のサインが入ったスケッチが残されていた


刃渡り12cmの片刃包丁が鶴岡でも上野でも使われていた 同一犯人による連続殺人の可能性が高い


三人の“白石ゆか”がいる ①成城在住、②鶴岡で殺害された女性、③十津川にスケッチをプレゼントした女性


亀井に、ゆかから電話が入る “明日、家の近くで会いたい”


亀井と十津川がゆかに会う 

“小野寺由美子(内山理名)だと思う 由美子は鶴岡に住んでいるはず かつて由美子に、出羽三山のスケッチを私の代わりに描いてくれるよう頼んだことがあった”


由美子は今、東京に商談に来ている 商談先は黒木美沙子(国生さゆり)の画廊だった


十津川と亀井は東京の宿泊先に小野寺由美子を訪ねる 由美子は、スケッチブックを盗まれたこと、その後、鶴岡から東京に向かった、と証言する


十津川は、鶴岡から東京に向かうルートに疑問を持つ 何故新庄経由山形新幹線にしたのか 新潟経由上越新幹線なら1時間以上早く到着する
由美子に理由を聞く十津川、“余目駅から鳥海山がよく見える スケッチするため遠回りした”


黒木美沙子の画廊では、根本一成(土屋佑壱)の絵が展示されていた


鶴岡で殺された女性の身元がわかる 山岸ミユキ(沢井美優)だった 母親の智子(水木薫)が確認した
ミユキは、ディスカウントショップに勤めていた 宇田川とミユキがつながった ミユキは表参道の一等地に住んでいた 男が週に二回来ていることもわかった 宇田川だった 愛人関係にあったものと思われる その二人が殺された


ミユキの部屋には高価な絵画が多数あった 贋作が出回っている人気作家のものだった その中に殆ど無名の根本一成の絵もあった


“根本には悪い噂があった”、と黒木美沙子 “根本は3年前、海で自殺した 根本には500万円貸していた 根本の恋人だった小野寺由美子が、少しずつ借金を返してくれている”


根本の師匠が沼田章(志賀圭二郎)だった

■十津川と亀井は沼田宅を訪問し、沼田が刺殺されているのを発見する 凶器は同じ、由美子のスケッチも残されていた
メッセージは誰に宛てられたものなのだろうか


捜査二課の千葉警部(信太昌之)から、贋作事件について話を聞く
“宇田川と沼田が共謀して贋作を扱っていた疑いがあった 根本は事情聴取の前日、死んでしまった”


十津川と亀井は鶴岡へ、鶴岡には根本のアトリエがあったが、そこには今、由美子が住んでいる 根本の親友だった志村(越村友一)に話を聞く “かつて白石圭一郎が根本を支援し後援会長もやっていた しかし娘の事故の後、支援が打ち切られた”


五年前、ホテルから、若い女性の一人客が帰って来ないとの通報が入り、捜索したことがあった 女性は大怪我をしていた 
根本を追ってきた白石ゆかが、根本にふられ自殺を図ったのだった これ以降、白石は根本の支援をやめた


毎年、浜辺に花束を手向ける由美子、それを見ていた男性が声を掛けた “根本は殺された”、と、由美子は言っていたという
由美子による復讐なのか、由美子による復讐に見せかけようとする何者かがいるのか


白石宅に、由美子名義の宅配荷物 ゆかが荷物を開けると爆発した


由美子が、余目でスケッチを描いていたところが目撃されていた 由美子は犯人ではない


真犯人は由美子を自殺に見せかけて殺そうとしているのではないか


《まとめ》白石圭一郎、黒木美沙子、宇田川、山岸ミユキ、沼田、根本は贋作グループだった 白石は政界への進出も考えていた

根本に振られて娘が大怪我したこともあり、白石は贋作を続ける気持ちがなくなった

止めようと言い出した白石に、宇田川・ミユキ・沼田の三人は反対し、将来期待できる利益分を払え、と脅していた ばらされたら政界進出どころかすべてを失う 

白石と黒木美沙子が共謀し、凶器とスケッチをリレーしてアリバイ工作を行っていた 

黒木美沙子と白石は由美子を拉致し、自殺に見せかけ殺そうとするが、美沙子の偽装工作を見抜いた十津川は携帯の位置を頼りに現場に急行し由美子を救い出す

ゆかが大怪我をしてしまった白石は、今回も犯行を中止しようと言い出した 美沙子と白石が仲間割れしたことも時間稼ぎとなった

《感想》国生さんが犯人でないストーリーも観てみたい

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022.01.08 配役名で書き換えた

 

2023.03.04 エンディング、白石には手錠をかけ、美沙子には手錠をかけなかったわけ?