浅見光彦シリーズ41 佐渡伝説殺人事件 2011 フジTV 原作:内田康夫 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

松明、鬼太鼓、娘を抱くお遍路の女
お遍路の女が倒れている
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路傍の石地蔵に関する浅見光彦(中村俊介)の記事を、編集長の塚原(安藤彰則)がべた褒めする

食事に誘われ、飲まされ、編集長に車で送られ上機嫌な光彦、酔いを醒まそうと遠回りして家に向かう(編集長は飲んでいないのか、気になる)


男が座り込んでいる 光彦が声を掛け、介抱しようとしていると後ろから口を塞がれ意識を失う

■男は後頭部打撲による脳挫傷で死んでいた 光彦は凶器の石を握らされていた
死亡推定時刻は22-24時、光彦は02時頃通りかかった
光彦が犯人に仕立てられたのか


兄の警察庁刑事局長 浅見陽一郎(榎木孝明)が滝野川東署にやってくる


署長 馬場(小野了)、係長 小堀(片桐竜次)、刑事 宮本(志村東吾)、吉野(沢井正棋)


陽一郎は、光彦を捜査協力者とするよう要請する
光彦は、あの時、クロロホルム臭がしたこと、ハイヒールの女がいたことを思い出す


被害者は町田市つくし野在住の駒津良雄(及川いぞう)60歳だった 料亭で会食後、散会したのが21時半頃、死体があった北区栄町までの足取りは不明だった


駒津の家を訪ねる光彦、家には駒津の大学の同級生、大学教授の三輪昭二(中丸新将)・正子(前田真理衣)夫妻、帽子店経営 村岡次郎(小倉一郎)が来ていた 駒津の妻 百合子(服部妙子)、娘 彩子(原幹恵)が応対していた


駒津は営業一筋、4年前、常務に昇進していた
光彦らと入れ違いに、同じ同級生の代議士 谷田部健司(大門正明)がやってきた


駒津は、通信面一杯に“願”と書かれたはがきを持っていた 差出人は不明で、切り貼り文字で宛名が記されていた
彩子は、“何かしら父は怯えていた”と言う


■佐渡島で三輪の死体が発見された 佐渡北署から連絡があった
三輪のところにも“願”のはがきがきていた 光彦と彩子は佐渡島へ


佐渡島は順徳上皇、日蓮、世阿弥らが流された島であり能文化が花開いた島であった


三輪の死因は全身打撲で、傷には生体反応があり、何者かに突き落とされたか或いは自殺したものと考えられる 所持品が見当たらないことから他殺の可能性が高い、と佐渡北署の磯部(佐渡稔)


ポスターの地図に、“願”、“賽の河原”とあるのを見つけた光彦
はがきに記された“願”のことらしい “願の賽の河原(ねがいのさいのかわら)” この世とあの世の境目で、ここには鬼がいるとの言い伝えがあった 地元の者は“せいのかわら”と呼んでいる
ここは祈りの場所であり、お遍路が訪ねてくる

 

戦後、お遍路の一人が死んでいる
40年前、子連れのお遍路さんが行倒れとなった 学生たちが発見し、子供は長野県安曇野の養護施設に預けられた

その子供が林道子(長谷川真弓)、養護施設から引き取られ、現在は北区栄町に住んでいる 駒津が殺された場所の近くだった


光彦の母 雪江(野際陽子)は駒津と三輪の写真を見て思い出した 雑誌の“同窓生の交歓”記事に載っていた大学の同窓生4人中の2人だった
その雑誌は塚原編集長の雑誌だった 担当の編集者 柳田(福井晋)は、林道子が4人の住所を聞いてきたことを覚えていた


光彦と彩子は道子を訪ねる 

“生まれてすぐの弟を死なせてしまった母は、3歳の私を連れてお遍路に出た つらかったことしか覚えていない しかし、心の奥底に、母は病死ではなく、死に、学生たちが関わっていたのではないか、との疑惑が刻まれた”


光彦は帽子店経営の村岡を訪ねる 恐怖に震える村岡は語り始める “谷田部が女性を乱暴しようとして揉み合いとなり女性が倒れ打ち所が悪くて死んでしまった 4人は善後策を練り、口を噤むこととした”


養護施設から道子を引き取ったのは、駒津の下宿先の夫婦だった 駒津は、その後も道子の面倒を見ていた 道子が駒津を殺すはずがない


《まとめ》駒津が重役となったのは、代議士の谷田部がバックにいたことが大きかった また、駒津は道子のために谷田部を強請っていたようだ 谷田部は駒津が邪魔になっていた 谷田部の番記者だった塚原は、二人の関係を知った 塚原は投資に失敗し借金に苦しんでいたこともあり、谷田部の手先となり殺人を請け負った 塚原の先祖は佐渡金山の鉱夫で流人の末裔だったことも明らかになる

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022.02.11 配役名で書き換えた