天才刑事・野呂盆六2 母という名の罠 2008 テレ朝 原作:長坂秀佳 第二版 | moris11のブログ

moris11のブログ

尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

飛騨高山の民宿、テレビ、女優 朝霧早矢子(田中美里)の受賞のニュースが流れている


宿泊客は、歴史学者 津々見俊介(西田健)、会社員 水沢さやか(霧島れいか)、鍋島善七(東康平)、社長夫人 桾(くぬぎ)原双葉(角替和枝)


女将は浜田吟子(かとうかず子)、その子供が小兎子(野田琴乃)、従業員 田辺きよ美(広岡由里子)
吟子が朝霧早矢子の叔母であることが話題になる


同時刻、雪の中、早矢子が赤い車を運転している
オートバイが止まっており、ポストには手袋と拳銃 手袋をし、拳銃を持つ早矢子


民宿、鍋島は三時のおやつには帰ると言っていた 丁度三時、桾原双葉一人だけ、“何かが聞こえた、様な気がする”と呟く


吟子は早矢子に電話する 小兎子は早矢子を迎えに行ったのに、早矢子は“一緒ではないが心配しないで”と言う 何かおかしい


検問がなされている 早矢子はわき道に進路を変える そこに、タイヤが溝にはまって動くことができない野呂盆六(橋爪功)が手を振って助けを求める ジャッキを貸して欲しい、ない、乗せて欲しいのやりとり 早矢子はトランクから衣服の一部がはみ出していることに気付く
そこに、逃げた早矢子を不審に思い追跡してきたパトカー 盆六は、有名女優で怪しいものではない、といいとりなす


早矢子は盆六を民宿で降ろし、吟子が心配しているのを無視し車で走り去る
■早矢子はトランクから男の死体を降ろし、自殺したように見せかけ帰路の途中で手袋を捨てる

 

吟子は小兎子と連絡が取れないため落ち着かない 持病の喘息も心配だった 宿泊客も異常を感じ取り、盆六が事情を聞く そこに早矢子が帰ってくる しかし、“私は何も知らない”の一点張り 吟子は早矢子にビンタする
 

飛騨高山署の尾田(嶋田久作)(警部)、明地(松澤一之)、木下(津村知与支)、前田(福本真之)がやってくる 盆六は、警視庁警部補であることを名乗る
 

民宿裏の作業部屋前に、鍋島のオートバイが止めてあった 雪が積もっており、女性の足跡、タイヤ痕、部屋内には何かを引きずった跡があった 足跡もタイヤ痕も早矢子のものだった “事情がある”と早矢子
 

鍋島の遺体が発見される 額に銃弾が撃ち込まれている 自殺を装っているが、接射ではない 発射残渣も飛沫痕もない
 

《盆六の推理》早矢子が作業部屋から死体を運び出し、自殺を装ってここに置いた
 

【早矢子の供述】小兎子が誘拐され、小兎子を監禁している写真、行動を指示する内容がメールで送られてきた 警察に届けたら小兎子を殺す、とあったのでどうしようもなかった 作業部屋に行ったときには既に男は死んでいた
盆六は、早矢子の芝居なのかそれとも本当なのか考え込む

 

殺された鍋島は前科があり、現在もゆすりをやっている 自宅のPCに恐喝対象者のリストがあったが、ロックされており解読に時間がかかる
 

飛騨高山署は早矢子を疑っていた 理由は、早矢子に送られたメールが、早矢子が宿泊しているホテル近辺から送られていたから 宿泊客は早矢子一人だった
ホテル近辺で、小兎子の手袋とエーテル・クロロホルム臭のする布が発見される 警察犬を使い追跡することにする


《盆六の疑問》何故犯人は小兎子の母親でなく、従姉の早矢子を指名したのだろう
 

【早矢子の話】実は、小兎子は自分の子供 恋人がいて妊娠したが気付いたのは四か月に入った後で、堕胎できなかった 恋人は出産の二か月前に死んでしまった 叔母の名前を借りて出産し、叔母の子供として育ててもらった
 

ホテル近くでメールが発信された謎を解くために、駐車場のパトロールビデオをチェックする メール発信時刻、民宿の車が映りこむ さらに吟子の部屋から小兎子の携帯やボイスチェンジャーが見つかる まるで吟子が犯人だ、という感じになっている
 

【従業員の田辺きよ美の証言】女将は、車のキーは差したまま、携帯が嫌いなので部屋に置いたままにしている だれでも乗れるし、携帯を使うことができる
 

《まとめ》鍋島は宿泊客全員を強請っていた 吟子と早矢子のことも しかし犯人は桾原双葉だった 早矢子が出産した同日、双葉も同じ病院で出産した 小兎子に異常が見つかり、関心が小兎子に集中した その時、双葉の子供が死んでしまった その後、夫は女遊びを始め子供までできた 双葉は万引きの常習者で鍋島に強請られていた 子供の恨みと強請られていることへの逆襲を兼ねた犯行だった
 

《感想》血は水よりも濃い、と考えたが、甘かった 子供にとって吟子が母親であることを痛感した 納得できるエンディングだった

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022.06.15 配役名で書き換えた