浅見光彦シリーズ32 箱庭 2008 フジTV 原作:内田康夫 | moris11のブログ

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尋常性乾癬と約20年共生している
2014年12月より糖質制限開始
HbA1C改善、ダイエット
2015年3月一杯で給与生活リタイア
フリーター生活に入り、これが性に合っていたことに気付く
月平均で万歩/日確保
悩んだら歩く、とにかく歩く
2015.12.10改訂

宮島、厳島神社を取材する浅見光彦(中村俊介)、宮島観光課の辻谷友理子(亜呂奈)の協力を得る


向こう岸の海岸に警察が来ている

■取材を放り出しタクシーで現場へ、廿日市の海岸に水死体、野次馬が見ているところでシートをめくると、友理子は、昨日会った男ではないか、と言い出す

紅葉谷公園のお墓はどこにあるのか、と聞かれたので印象に残ったようだ 宮島の紅葉谷公園にお墓などない


三か月後、義姉の和子(五十嵐めぐみ)が何か言いたそうな素振りをするが、言わずに部屋に入る 光彦は部屋に聞きに行く


【義姉の話】三日前に、差出人のない切り抜き文字の手紙が来て、写真が入っている “雉も鳴かずば撃たれまい”とあり、写真は中学時代の親友 三橋静江(芦川よしみ)と二人で写っているものだった 静江とはその後音信不通になっている 静江は看護師になりたいと言っていた 消印は島根県の益田だった 無言電話も来ている
光彦は益田に行き、投函された郵便ポストを確認し、近くの病院に行き、静江について尋ねる


【元同僚 長嶺ゆきの(小川奈那)の証言】先月一杯でこの病院を辞め、岩国で代議士の大貫泰三(長谷川哲夫)の看護に専念することになった


益田の駅で、同じ弁当を買った岡村里香(田丸麻紀)と岩国へ同行することに 里香はバレーのインストラクターだった
どうすれば代議士に会うことができるか、里香は観光協会理事長の峰沢由紀夫(西田健)を紹介する


代議士の講演会が開催されている 代議士は、後身に道を譲ることを決意したこと、後継者として秘書の峰沢総一郎(井田國彦)を指名したことを報告する 総一郎は峰沢の息子だった
光彦は車に乗りこもうとする代議士に話しかけようとするが、“どけ”、と言われる


■経営コンサルタントの鶴井明(五宝孝一)が、岩国の紅葉谷公園で撲殺される


“紅葉谷公園”に光彦は反応し、事件現場で警官を質問攻めにする


【岩国署】瀬川(大門正明)、依田(志村東吾)、宮脇(顔田顔顔)


怪しまれ、連行されお決まりのコント
被害者は、46歳、脳挫傷、現金は奪われておらず、怨恨関係の模様
宿泊していたホテルの客室係は岡村三枝子(風祭ゆき)、代議士の講演会で鶴井と話をしていた
三枝子に質問する光彦、そこに岡村里香がやってくる 二人は母娘だった


錦帯橋の下で、昼間、鵜飼をやっている 岩国は、藩主吉川公墓所が紅葉谷公園内にある


宮島の紅葉谷公園にはお墓がなかった
三か月前の水死体は、小山田誠吾(掛田誠)45歳、溺死だった
鶴井と小山田は本籍がともに静岡県袋井市、同級生だった


■岡村三枝子が殺され、部屋が荒らされた 何かを探しているようだ
死亡推定時刻は昨夜22-23時、昨日は里香がインストラクターを勤めるバレー教室の発表会、必ず観に来る人なのに昨日は来なかった


【里香の話】三日ほど前、突然、“バレー教室を持つにはいくらかかるの”と母が聞いてきた 一千万円と答えると、“お金のことは心配するな”と言っていた 昔、益田に居たが父と離婚した 三橋静江と関係があった


光彦は入院中の代議士に会いに行き、殺人事件や静江のことについて尋ねるが追い払われる 光彦は介護人室に静江を訪ね、岡村三枝子が殺されたことを話す さらに、自分が和子の義弟であることを明かし、姉に手紙を送ったかを問う 


【静江の証言】手紙は送っていない この写真は修学旅行でとったものでよく覚えている あの後、親が死んだりして困窮し苦労した
秘書の峰沢総一郎が、代議士に土下座して謝っていたことがあった 赤坂の料亭で、何か大事なものを忘れ、誰かに奪われたらしい


鶴井の家からコカインが発見される


【赤坂の料亭の仲居の証言】代議士と業界人の会合の後、テーブル下に封筒があった 忘れて行ったようだ その時、料亭に食器などを納入している小山田がやってきて、届けてやる、と言って持って行った その後慌てて峰沢総一郎がやってきたので事情を話した


《まとめ》業界から代議士への政治献金を約束した文書を、秘書の峰沢総一郎が忘れ、小山田が入手してしまった 小山田は総一郎を強請った 同級生だった鶴井と結託し、さらには安全のため第三者の岡村三枝子に原本を預けた

息子が代議士になることを夢見ていた峰沢が、息子の不始末をカバーするために三人を殺したのだった 三枝子はお金を強請ったが、罪悪感に襲われ警察に届けようとした

峰沢は三枝子を殺した後文書を探したが見つけることができなかった 光彦が、額縁から発見する


《疑問点》和子に手紙を送った人物と理由がよくわからない 静江は代議士や秘書に、中学時代の親友が、今、警察庁刑事局長夫人になっている、と自慢したことが原因だ、とはいっているので、総一郎が送ったのだろうか 藪蛇だったのではなかろうか

 

《参考》シリーズのリスト

 

2022/02.04 配役名で書き換えた

 

2023.02.18 和子宛手紙、総一郎が作り、自分が投函した、と父親の由紀夫が語っていた