犯人が行列するロープウェイ!! 標高932m殺人トリック 赤いコートを着ると背中を日焼けする!?
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吉祥寺のレストラン、シェフの久保美佐子（宮本真希）がサービスしている 右腕が痛いようだ 店の前に怪しい男がいる
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吉祥寺のレストラン、シェフの久保美佐子（宮本真希）がサービスしている 右腕が痛いようだ 店の前に怪しい男がいる
閉店後、店から美佐子が“強盗がぁー”と叫んで飛び出てくる
被害者は野々村真司（國本鐘建）、美佐子がとっさに刺したようだ
連行される美佐子、そこに妻の野々村直美（塩山みさこ）、美佐子を詰る 木下裕一（相島一之）が見ている
検事 朝日奈耀子（眞野あずさ）が取り調べ、事務官 大山聡（内藤剛志）
【美佐子の供述】S53年生まれ、レストランのシェフ 戸締り後、売上金を金庫に入れていないことに気付き店に戻ると勝手口が開いていた 男がレジからお金を盗んでいた 揉み合いになりそこにあったナイフで刺してしまった 男とは初めて会った 殺意はなかった
検事は美佐子がしきりに右腕をさするのを見て、診察を始める 右前腕部を叩いても反射しない MRI検査を行うことに
吉祥寺署 松村（山本紀彦）が検査結果を検事に、“頚椎椎間板ヘルニア” 人体モデルを使い、美佐子にナイフで刺す場面を再現させる
痛くて刺せない 実際はナイフが骨までしっかり刺さっていた
美佐子は野々村を殺してはいない 何故偽証するのか
木下が朝日奈耀子に近づき、捜査状況に探りを入れようとする
耀子が美佐子の家へ、義母の久保康子（上月佐知子）に会う 家には安永雄二（池田政典）が来ていた 安永は、5年前に死んだ美佐子の夫 良介（児玉貴志）の同僚で、新聞記者 現在は本社の部長だった
美佐子は誰かと揉めていたか、と聞かれ一瞬ためらいを見せる
美佐子は誰かと揉めていたか、と聞かれ一瞬ためらいを見せる
野々村の妻 直美に会いに行く 直美はホステスだった 背中丸出しの妖艶な女だ
《被害者の背景》野々村は五年前まで伊香保で、建設会社の社長秘書をしていた 美佐子の夫が殺されたのも五年前、場所は伊香保だった
耀子は美佐子を不起訴とすることを松村に伝え、行動を監視するよう要請する
直美と名乗る女から美佐子に電話、“明日、伊香保で会おう” 美佐子は監視の目を潜り抜けて深夜バスに乗る 木下が後を追う
伊香保森林公園で、直美の遺体が発見される 伊香保署 田島夕子（大谷みつほ）から、現場近くに美佐子の目撃者がいたとの連絡を受ける 温泉を取材中のミニコミ誌記者の高村絵里香（未来貴子）だった
【絵里香の証言】元新聞記者で美佐子の夫 良介の同僚だった 葬儀で美佐子と会っていたので顔を知っていた 戌亥沼からロープウエイ駅の方へ走って行った
仰向けでコートを着て倒れていたが、背中に日焼けがあった コートを脱いでいる時間があったようだが、昨日は寒かった
防犯ビデオに時間差をつけてロープウェイに乗る美佐子、赤いコートを着た女、木下が確認される
【田島夕子の話】久保良介が喧嘩を止めようとして突き飛ばされ打ち所が悪くて死亡したが、突き飛ばした男が木下だった 五年の刑期を終え出所したばかり
美佐子が確保される
【美佐子の話】直美から伊香保で会おうと電話が来たので、監視を逃れるため深夜バスに乗った 朝、森林公園の展望台に14時との電話があった 待ったが来なかったので戻った ニュースで直美が殺されたことを知り、恐ろしくなって東京に帰ろうと思っていた
木下が出頭し、美佐子の行動を収めたビデオを提供しアリバイを証明する
安永が美佐子の息子に何か良からぬことを吹き込み、美佐子は激怒し安永を呼び出し、ナイフを取り出す
安永が自宅で服毒死する PCに遺書が残されていた
【遺書の内容】野々村と直美は自分が殺した 自分と久保良介は建設会社の社長が取引先の女性とホテルから出てきたところを写真にとり、社長を脅した その現場を秘書の野々村に撮影され脅されたので美佐子のレストランに呼び出し殺した 良介の悪事がばれないようにとの口実で美佐子に身代わりさせた しかし検事が真相に近づいてきたので観念した
自宅から、犯行に使用されたロープと“プレガバリン”の粉が発見された 美佐子に疑惑の目を向けさせようとしている
《まとめ》社長とホテルから出てきたのは高村絵里香だった その瞬間を安永が撮影し、安永は社長を強請った お金を受け取る瞬間を野々村に撮影され、安永は逆に強請られた 良介が死んだことをよいことに、疑惑の目を良介に向けさせた 内部調査は安永が中心になってやり、穏便に事を済ませ、評価されて出世した 絵里香は赤いコートを着て直美に扮するなど、安永と共謀して直美を殺した 弱気になった安永に罪を被せるため殺した
《感想》相島一之、宮本真希、個性あふれる俳優が活躍している
《参考》シリーズのリスト
2021.03.02 配役名で書き換えた