お手製甑で調理。再びもち米試し蒸し。 | S30Zリビルターのブログ

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今晩は!

 

夕暮れ時間も少しずつ早くなってきましたね。

 

日中暑いけど、さすがに9月目の前になると、夕方の風も秋を感じさせる風になってきました。

自然は季節を教えてくれます。

夜になれば、草むらの虫たちもなんだか賑やかです。

 

今日は以前製作した調理用土器の記事を書こうと思います。

(ズバリ言いますと、前回もち米ふかしリベンジになります。)

 

ネットで見ると、お米を炊く記事はよく見かけてますが、甑を製作し、実際にもち米を蒸かす記事はそう多くはありませんでした。

私は思い切って甑と甕を製作。難しいとは思いつつも、もち米を蒸かすことをしました。

しかしやってみると難しいものでした・・・。

一回目は甕の水を上手に煮沸させられず、思うようにもち米を蒸かせませんでした。

「時間が出来たら、もう一回やってみよう。」

 

その日がやってきました!

前回の失敗を土台にし、もう一回もち米を蒸かしました。

 

 

 

もち米は十分に水を吸わせ、煮沸土器の甕は、水が滲み出さないようお米のでんぷん水を入れて一度煮沸処理を済ませた物を使います。

尚、煮沸用甕の水の中には、煮沸促進用の丸く平べったい7センチほどの石を入れました。

 

 

庭木の枝や切り倒した木を薪として使いました。よく乾燥していていい燃焼でした。

 

写真では確認できませんが、甑の蓋の隙間から湯気が出てきています。甕のほうから水が煮沸する音が。

良い傾向でした!

しばし100分。

甕に足し水をしながらもち米を蒸かし、いざ甑の中を確認!!

 

以前のようにお米の見える面が茶色くあられのような感じではありません!

 

 

夕日を当てて中を確認。今回は良い具合かもしれません。

甑をもって台所へ。さて気になる中身はどうか??

 

すると、

 

OK!無事にもち米は蒸かせていました!!

お焦げは甑の壁側に面していたお米が焦げた様です。しかしもち米は蒸かすことに成功しています!

 

 

 

薪をくべた時、一旦火炎が高く出るときがありました。土器内壁の一部にお米の付着が。

恐らく加熱の火炎でもって、甑の一部が加熱されたお米が焼き付いたのでしょう。甑も高温に加熱されて、蒸かしたもち米がややパサついた感じでした。

が、失敗を土台にし始めてもち米を昔の方法で蒸かせることに成功しました!

 

実食するとこれがまた香ばしく美味しい蒸かしたてのもち米!この方法でもち米を蒸かしてた当時の方が見たら、きっと笑われるでしょうけど、外の暑ささえも忘れさせてくれるいい結果でした!

この後、土器に付いたもち米は無理にはがすことはせず、水を入れた新品のバケツに水を沢山いれて、その水に土器丸ごと入れて焦げ付いたもち米をふやかして土器を洗浄しました。 

 

 

調理後、洗浄間もない2つの自作土師器、甑と甕。

 

煤けた土器の表面を洗ってみても、ご覧のように煤はしっかり土器に付着しています。

これで災害やキャンプ時、これらの土器は使えます。

次回は甑の周りに加熱時の火炎で、甑が必要以上に加熱されないように過熱防止材を巻いて改めて試したいと思います。

 

自分の土器を調理に使えるようにするために色々悩み失敗し、それが土台になっていい結果を得られました。

‘失敗は成功の母’

まさにその言葉の通りでした。

 

明日もかなり暑そうです。皆様熱中症にお気をつけください!適度な水分補給をお忘れなく。

良い週末を!