この木に登って安全か?
この川で泳いで安全か?
この溝はジャンプできるか?
常に子どもは自分の目の前のことを考えています。
大人ももちろん一緒。
でも経験の少ない子どもはどのように判断しているんでしょう。
失敗をして学ぶ。
そういうこともありますが、別の方法もあるようです。
もともとガイドをしている私。
自然を観察するというのがその中でも大きな仕事です。
ちょっとの変化も見逃さず、それが面白かったりする。
その癖で、息子のこともよく観察しています。
そんな中こんなことが昨日ありました。
これはとある公園。
いつものようにストライダーという駒なし(補助輪なし)足こぎ自転車で爆走する息子。
公園中のいろいろなところを走っています。
実はこの砂の道の先には大きな段差が。
車道と歩道の段差位ですかね。
普通に歩いていても、息子にとっては「よいしょ」という感じ。
まだ2歳ですからね。
そこに差し掛かった時にこんなことをしていました。
まずは前輪を下ろしてみる。
足を下ろそうとするが、シートが邪魔して地面に触れない。
そこでこう判断
「これはいけない」
前を持って手伝うよと言っても、頑として来ない。
息子は、ここは危険だと判断したようです。
子どもにもある基準がある。
それを超える場所へは行かない。
これが自分自身を守っている。
だから、子どもは失敗から学ぶだけでなく、自分の体で環境をとらえ考えることもしている。
むやみに失敗をさせるだけでなく、考える時間をとってあげることが必要。
そんな待つという教育方針で4月から子どもと触れ合っていこう。
そしていつもここには笑顔があるように。
園長 たろう