子どもの判断力ってどうやってつけるの??? | さつきやま森のようちえんのブログ

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2012年4月から大阪府池田市でオルタナティブ教育を実践している「さつきやま 森のようちえん」のブログです。日々のあれこれをつづっていきます。

この木に登って安全か?

この川で泳いで安全か?

この溝はジャンプできるか?


常に子どもは自分の目の前のことを考えています。

大人ももちろん一緒。

でも経験の少ない子どもはどのように判断しているんでしょう。


失敗をして学ぶ。

そういうこともありますが、別の方法もあるようです。


もともとガイドをしている私。

自然を観察するというのがその中でも大きな仕事です。

ちょっとの変化も見逃さず、それが面白かったりする。


その癖で、息子のこともよく観察しています。

そんな中こんなことが昨日ありました。



さつきやま森の幼稚園のブログ


これはとある公園。

いつものようにストライダーという駒なし(補助輪なし)足こぎ自転車で爆走する息子。

公園中のいろいろなところを走っています。


実はこの砂の道の先には大きな段差が。

車道と歩道の段差位ですかね。


普通に歩いていても、息子にとっては「よいしょ」という感じ。

まだ2歳ですからね。


そこに差し掛かった時にこんなことをしていました。


まずは前輪を下ろしてみる。

足を下ろそうとするが、シートが邪魔して地面に触れない。

そこでこう判断

「これはいけない」


前を持って手伝うよと言っても、頑として来ない。

息子は、ここは危険だと判断したようです。


子どもにもある基準がある。

それを超える場所へは行かない。

これが自分自身を守っている。


だから、子どもは失敗から学ぶだけでなく、自分の体で環境をとらえ考えることもしている。

むやみに失敗をさせるだけでなく、考える時間をとってあげることが必要。


そんな待つという教育方針で4月から子どもと触れ合っていこう。

そしていつもここには笑顔があるように。



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園長 たろう