情熱の石です。生きる気力、エネルギー、喜びを与えてくれると言われています。
例えば葬儀時に、マーチを聞きたい人はいませんね。空回りしてしまいます。心の沈み具合と同じ、沈んだ静かな音楽を聴きたいですよね。そして心の回復につれて、リズムが早い曲や明るさが増す曲を聴きたくなります。
色もそうです。悲しみにくれているときに、鮮やかな花柄、赤やピンクを着たいとは思わないですね。少しずつ心に優しさが戻ってきたら、癒しをくれる淡い色に、そして元気になってきたら原色に・・・・。
心が大変弱いとき、太陽のエネルギーに満ちたような鮮やかなオレンジ～赤色を呈したこの石を、いきなりもちたいとはなかなか思えません。とてもまぶしく感じることでしょう。この石は、「産み出す」エネルギーに満ちているといわれています。新規事業の立ち上げ、創造性に関連しているそうです。思い切って人生を歩みだしてみよう、という勇気を持つ人を、明るく照らしてくれる石のようです。
来月の講座は、カーネリアンを多用したブレスレットなのですが、怪我をしたときには、あれほどアマゾナイトのような、パステル系で、心を癒していたのに、怪我の回復と共に、カーネリアンのようなパワフルな明るさを取り入れたくなりました。ますます元気になっていくでしょう。
音楽家、芸術家、アイデアやひらめきを形にしていく職業に就く方にお勧めの石です。ナポレオン家に子々孫々伝えられた印章は、このカーネリアンで作られていました。エジプトのツタンカーメンの墓からも大量に見つかっています。