
ところでここで一つ注意事項☆このルーヴル美術館というのは実は美術館として造られた建物ではないのです ( げえッ、知らなかったッッ( ̄□ ̄;)!!! )。

これがまずルーヴルの「グダグダポイント」のひとつにつながるのですが。…もともとこのルーヴルというのがまずフランス王家の住宅として造られたもので、美術品を陳列展示する事を目的として造られたわけではないので、「ルーヴルは一日では廻り切れない」という格言だか噂だか何かの元になるように、闇雲にただっ広くて複雑で、実際に美術品を陳列展示・観覧するとなると甚だややこしいというか道に迷いやすいというか…極論を言わせてもらうと「美術館には適していない建物」なんだなという印象を受けました。
ふつう美術館というのは入口一カ所・出口一カ所で館内の「順路→」の指示通りに歩いてゆけば全ての展示物を合理的に見られるという仕組みになっているのがフツウなのですが、ここルーヴルに関してはまず入り口からして「リシュリュゥ翼」「ドゥノン翼」「シュリー翼」と建物を構成する三つの部分で別々に分かれていて、なおかつ内部にも順路が示されておらず「観覧者の自主性に任せます」という個性を重んずるフランス人のメンタリティに則した入場・観覧方法を採用しているのですが、これがチイと喰わせ者でして。

やはり今から400年ぐらい前に造られた中古物件を改装して営業している美術館なので、あちこちガタがきて常にどこかしら改修しているのです。今回視察の際も館内で合計4カ所の展示室を閉鎖して改修中で、観覧の際は当然その展示室を迂回して廻らなければいけないので、一旦来た順路を再び戻って大理石造りの階段で上や下の階に移動して、その改修中の展示室をとばして別の階からその改修中の展示室の隣へ行かなければならないのですが、問題はその行った先の階にもまた展示室があるということです。

その展示室をスルーして当の改修中の展示室の先へ行こうとは一応考えるのですが、やはりそこにも数々の世界一流の美術品があるわけで…歩いて移動している間に知らず知らずのうちにその別の階の展示室の美術品に感心が移ってしまい、「改修中の展示室をとばしてその先の展示室に行く」という本来の目的を忘れてしまっていつの間にか次の展示室、次の展示室と別の階を本格的に見物してしまうという状態に陥ってしまうのです。
しかしそのうち「あれッ、ここの階の見物をしてるんじゃなかったよな」と、ふと我にかえるのですが、その時にはすでに元居た場所からはるか離れたまったく別の階の別の展示室に辿り着いてしまっているのです。
しかしそうなってしまったらそうなったで「まァ、ここまで遠くに来てしまったんだから、時間も勿体ないし、このまま先へいってしまおう」と逆に開き直って、元々居た展示室のその先へはまた別のルートから改めて行けばいいやと考え直して見物を続けるのですが、そのうちにまたその別の階でも「改修中」の展示室にまたしてもぶつかってしまうのです。
…実にどこの階にも必ず「罠」のように改修中の展示室が存在するので、「改修中の展示室に行き当たる→改修中の展示室を避けて別の階に移動する→行った先の階の展示物を見る→本来の目的を忘れて見物する→また改修中の展示室に行き当たる→また改修中の展示室を避けて別の階に移動する→また行った先の階の展示物を見る→また本来の目的を忘れて見物する→またまた改修中の展示室に行き当たる→またまた改修中の展示室を避けて…(以下省略)」
…ルーヴルにいるあいだ実にこの負のスパイラルの繰り返しで、結局のところ改修中の展示室のその先の展示室にダイレクトに移動したという事は一度も無く、結局あとでホテルに帰ってルーヴルの館内案内図を見ていると「この展示室には行ってないなぁ…」というところが何カ所もありました。まさかこのあたりの館内事情が「ルーヴルは一日では廻り切れない」というオハナシの真相なのでしょうか?

さて思いのほか「グダグダポイント」のネタの一つ目が長くなってしまったので、ニつ目の「グダグダポイント」はまた次回、という事で。予告も兼ねて一部ネタばらしをすると、このブログに時々登場するルーヴル内部の写真や所蔵品の画像は実は私が現地で撮影したものなのですヽ((◎д◎ ))ゝ!!!
美術館によく行かれる方にしてみれば「一体それはどういう事だヽ(`Д´)ノ=3!」という驚愕のハナシでしょうが、その謎と真実については次回のブログにて。世界最高峰の美術館の、日本では信じられないような驚くべき管理体制が明らかになります。