Le Louvre 〜 世界最強の美術館? | 旅ログ~とある京都フミンの奇妙なおでかけ☆

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とあるフミンの「おでかけ」にまつわる四方山噺☆

ルーヴル外庭


さて☆ルーヴル美術館といえば、その規模や所蔵作品の質量からして、世界に数多ある美術館の中でもヒエラルキーの最高位に位置する美術館であることは言うまでもないでしょう。俗に言われる「世界三大美術館」といえば…

イギリスの「大英博物館」
スペインの「プラド美術館」
そしてフランスの「ルーヴル美術館」

…なのですが、これにも色々異論があって、この三者の中に大英博物館ではなくて同じ英国の「国立絵画館(ナショナルギャラリー)」が入ったり、はたまたプラド美術館の代りにイタリアの「ウフィツィ美術館」が入ったり、あるいは1989年の冷戦終結後はロシアの「エルミタージュ美術館」を推す意見があったりと様々なのですが、しかしいずれの意見にももれなくランクインされるのが「ルーヴル」なのであります。


ルーヴルの庭


その威光は当然遠い日本の地にも届いておりまして、思えばこの私が「美術」というものに関心を持つきっかけのひとつとなったのがこの「ルーヴル」なのであります。


今から26~7年前。私が小学5~6年生の頃、関西テレビ(フジテレビの近畿地方におけるキー局)がルーヴル美術館の特番を放送しまして、それを見て感銘を受けたのが今から思えば大きなきっかけだったのではないかと思うのです。


ルーヴル


当時は金曜日だったフジテレビ系列の洋画放映枠とその前の8時のバラエティ枠を潰して、まるまる3時間(だったと思いますが)ルーブルの特番を放送したのでした。確かルーヴルの女性学芸員 (当時はまだ文科系青少年の憧れ「キュレーター」という言葉は日本には無かったのです) の一日を追いながら、ルーヴルの所蔵品を古代オリエント美術から時代を追って紹介してゆくという内容だったと思います。ナレーターは今は亡き岸田今日子が務めておりまして、番組の内容により一層の深みを加えておりました。


ムーミンとスナフキン
Moomin (声;岸田今日子) & Snafkin


昭和50年代の当時は「ゆとり教育」の「ゆ」の字もまだ無い時代だったので、翌日の土曜日は当然学校でした。しかし番組の内容があまりにも興味深いものだったので、2歳上の兄と一緒に普段ならもう寝るべき時間の午後9時を過ぎてもまだなお起きてリビングでテレビを見続けました。そうこうしている内に紹介される時代は古代オリエントから古代エジプト、古代ギリシャ・ローマへと進み、午後10時を過ぎる頃には近世ヨーロッパ美術の時間となっておりました。


フィリッポ・リッピ「聖母子と天使および聖人たち」
Fra Filippo Lippi "Enfant de la Mère sacré, Anges, et Saintes"


しかしここであまりに夜更かしが過ぎるという事で、うちの母親が不審がって起きて様子を見に来たのです。格調高いヨーロッパの芸術を紹介するという内容の番組なので「子供の教育にも良かろう」と思って多少の夜更かしは多目に見てくれるだろうと余裕かましてそのまま番組を見続けたのですが、何とも間の悪い事にその時画面に映し出されていたのが16世紀に描かれた作者不詳の名画「ガブリエル・デストレとその姉妹」だったのです。


ガブリエル・デストレとその姉妹
École de Fontainebleau "Gabrielle d'Estrees et soeur"


~上半身裸の女性が2人並んで、片方の女性がもう片方の女性のB地区をつまむ~という何とも言えないモチーフの絵画が映し出されているのを見て「子供等がエロい番組を見ている」と勘違いしたウチの母親が「小学生の分際でこんなスケベな番組を見るとはケシカランヽ(`Д´)ノ=3」とばかりに怒り出してテレビを消し、「学校があるんやから早よ寝んかい」と兄と2人して寝室へと追いやられ、あえなくルーブル美の旅は16世紀フランスで中断、となりました。当時はまだ「ビデオデッキ」というものが一般家庭に無い時代だったので、もうそれで全てはおしまいになってしまうかと思われました。


プロセルピナの掠奪
Niccolò Delappade "Pillage de Proserpine"


しかしながらその後、半年ほどした頃の土曜日の昼間に運良く再放送があり、たまたまその日両親が外出していた事もあったのでラッキーにもその番組を最後まで見る事ができました。それから後も1~2回再放送があったかと記憶しているのですが、とにもかくにもしばしの中断がありましたがどうにかルーヴルの全貌をかいま見る事ができたのです。よかったよかったヽ(^O^)/☆


これがきっかけで西洋絵画芸術の素晴らしさに目覚めた私は、その後頻繁に放送されるようになった西洋絵画の特別番組などを見まくるようになり、より一層アートの深みにはまってゆく事になりました。そしてそれから20数年の時を経た2008年、ついに憧れのルーヴルへと辿り着いたのでしたヽ(^O^)/☆。それにしてもこの番組は現在からしても非常にクオリティの高い内容の番組だったので、できればルーヴルとの著作権をクリアーしてフジサンケイグループのポニーキャニオンあたりからDVDを発売してほしいと願っているのですが…無理でしょうかね?


逆光のルーヴル



え~…で、今回はそのルーヴルの内部の事を書くつもりだったのですが、ついつい過去の思い出に前振りが長くなってしまったので、お待ちかねのルーヴル内部ネタはまた次回☆という事でご勘弁ください(^▽^;)

ではまた~ヽ(^▽^;)ノ