みんちゃが旅立つまでの記録 | simple

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4+2にゃんとの日々や、日常のつれづれ時々愚痴、のブログです(・∀・)

2月7日の23:25に

みんちゃが猫の天国へ旅立ちました

おすましペガサス乙女のトキメキ

 

 

正直なところ

覚悟はしていたので

ショックは少なかったです。

と、思います。

 

 

去年の誕生日にも書いたように

下矢印

 

 

「でも、最近は

毎日ドキドキしてるのです。

すっごい熟睡してて、お腹も動いてなくて

呼んでも揺すっても、起きない時があって

すごいコワイ時がある」

と。

 

 

実は去年から

みんちゃのお世話が

大変になっていました。

 

何度も呼ばれては

家事の手を止めて

要求を聞きに行っていました。

 

手が離せなくて

なかなか行けないでいると

目の前まで来て

「にゃーーーーっ!」

と叫ぶようになりました。

 

 

ヨダレがすごくなって

そこらじゅう汚すので

ティッシュとウェットティッシュの

消費量が半端なかった笑

 

 

好き嫌いが

どんどん酷くなっていき

あれこれ試しては失敗して

みんちゃだけで

ごはん代が半端なかった笑

 

 

食欲も夜中に旺盛になるので

24時過ぎに食べ始める上

付き添って食べさせないと

食べないから

毎日、寝るのが

遅くなって寝不足の日々。

 

思えば

去年は みんちゃに

コキ使われた1年でしたw

 

 

 

 

 ここから

7日まで書いてた

記録を残します。

超長いので興味ない方は

スルーしてね指差し

 

 

 

 

年が明けてから

さらに、みんちゃの自己主張が

激しくなった。

これまで優秀な長男として

頑張ってくれてたから

可能な限り希望を叶えようと思う。

 

 

「お水ー!」←綺麗なお水を

家のあちこちに置いてるけど

それは飲まない。

目の前で入れて見せないと

納得しない。

 

それも気分によって

要求はコロコロ変わる。

 

「チンしてぬるま湯にしてくれ」

「いやいや冷たい水にしてくれ」

「違う違う、洗面所で

お湯を流しっぱなしにしてくれ」

「いやいや、やっぱり風呂場で

水を流しっぱなしにしてくれ」

 

全部、応じて見せて最終的に

最初にチンしたぬるま湯を飲む

ガーン_(:3 」∠)_ツカレル

 

今までは

私が家事をしてる時や忙しい時に

みんちゃが騒ぐことはなかった。

 

出勤の準備をし始めたら 

「今から家を出るんですにゃ」

こたつに潜ったり

お気に入りの場所に移動していた。

帰宅直後も私が落ち着くまでは

何かを要求してくることはなかった。

 

 

だけど、年が明けてから

何故か出勤の準備をし始めると

水やご飯をくれーっと

騒ぐようになった。

水だけでなく

ごはんも目の前で

ちょっとずつ出さないと食べない。

 

しかも、みんちゃは

子猫の時から食べるのが超~遅い。

 

ちゅ〜るは1本を

4回に分けて出さないと食べない。

一度に全部出すと

プイッと行ってしまう。

食べるのに2〜30分はかかるから

とくに早番の時は

やめてくれ〜(;´Д`)

 

 

朝起きて階下へ行くなり

みんちゃが「ごはんーーーっ!」

大騒ぎするようになった。

それを見て

はなも一緒に騒ぐようになった

(;・∀・)ウルサイ

 

食欲が湧いてる時を逃すと

ご飯を食べなくなるから

私も必死で食べさせる。

 

食べたがるわりに

気に入らないと

頑として食べなくなる。

フードの種類だけでなく

お皿が気に入らないとか←いつも食べてるお皿。

食べる場所に飽きたとか←そのたび場所を変えたりして

なんとか食べてもらうために

なにが気に入らないのかを

必死で探った。

 

一月中頃から

声がやたらデカくなって

ずっと鳴くようになった。

せわしなく

ウロウロウロウロ歩き回る。

トイレの粗相が始まった。

 

 

『認知症』

と脳裏に浮かんだ。

 

 

 

2/1(木) 

トイレのドアが開いてたので

閉めようとしたら

便器の水を飲もうと

顔を突っ込んでる

みんちゃがいた。

水の鮮度にうるさい  みんちゃの

この行動に

大きなショックを受けた。

 

他の子が一緒に入ってきて

興味本位で覗いてる事はあったけど

みんちゃは

 自分でトイレのドアを

開けて入れる。

でも今まで

そんな事は絶対にしなかった。

 

 

今まで良い子にしてたから

羽目を外したくなってるだけ。

今でも、みんな

みんちゃに甘えて寄って行ってる

頼りになる兄ちゃんだ。

 

2月4日のみんちゃ

 

 

トイレ問題は

外から鍵をかけることにした。

ドアノブにぶら下げた

50円玉で開ける笑

 

そうすると人間が不便になって

夜中に眠い時とか

ギリギリまで我慢して

急いでる時は困った^^;

 

 

 

2/2(金) 

他の子のお皿を

汚して回るようになった。

みんちゃは2年ほど前から

歯周病になってしまい

治療をするも治らなくて

歯が抜けてしまった。

 

抜けた方が痛みがなくなるから

ごはんを食べやすくなると言われた。

 

ただ歯がないから

歯が無い箇所からヨダレが垂れる。

 

もう、ペースト上のものしか

食べられなくなってるのに

弟妹達のカリカリに口をつけて

ヨダレでベトベトにして

食べられなくしてしまう。

 

お水も同じく

全部の水に口の汚れが浮きまくり

飲めなくしてしまう。

 

歯周病菌だらけの水を

他の子が飲んではいけない。

 

見てると

みんな匂いを嗅いで

飲まなかったからよかったけど

喉が渇いても水が飲めない状態。

これでは

他の4にゃんの健康を害する。

 

 

2/3(土)

みんちゃの隔離を考え始めた。

夜と出勤中は

ケージに入れてみようと思い

試しに一度

夜ケージに入れたら

一晩中鳴いてた。

 

朝見ると

中の物を何もかもひっくり返して

グチャグチャにしてて

精神衛生上にも悪いと思いやめた。

 

 

汚れまくったから

お風呂に入れた。

いつもと違って

バケツに溜めたお湯の中で

目を細めて気持ち良さそうに

ジッとしてた。

 

 

きれいになって

ふわふわになったルンルン

 

 

苦肉の策で

他の子のフードや水を

棚の上に移動させた。

みんちゃはもう

高い所へ上がらなくなってたから。

 

とりあえず

このスタイルでいけそう。

 

 

 

2/4(日) 

小さい声で「くー」

平坦なリズムで

鳴き続けるようになった。

 

水は自分で飲んでる。

 

いつも夜は

一階のこたつで寝てるのだけど

珍しく2階に上がってきた。

 

 

 

 

私の布団に入りたがった。

 

 

 

 

朝まで一緒に寝た。

 

 

 

 

2/5(月)

あんなに好きだった

シュークリームのクリームを

目の前に置いても

口元に近づけても

食べなくなった。

 

 

 

歯周病になってから

食べられる物も限られてきて

好き嫌いも激しいし

もう高齢だし

食べる楽しみを優先して

欲しがるものを

食べさせるようにしていた。

 

シュークリームのホイップクリームと

カスタードクリームは

毎回、目を輝かせて食べたので

毎日買ってきていた。

 

シュークリームのクリームは

最後の砦的なものだったのに。

 

 

 

水も自分で飲まなくなったので

シリンジで飲ませた。

 

数口飲んであとは

口を閉じて飲まなくなる。

 

もう階段を上がるのは

無理みたいなので

抱いて連れて上がって

この日も一緒に寝た。

 

 

朝方4時頃に

「にゃー」と鳴いて起こされた。

こっちをじっと見ていた。

なんだなんだと起きたら

おしっこをしていた。

 

「漏らしちゃったよー泣」

という表情だったので

「こんなことも予測して

ちゃんとペットシーツを

敷いてるから大丈夫グッハッ

と言って確認したら

ペットシーツは濡れてなくて

私のパジャマが

全部吸ってた( ̄▽ ̄;)

 


2/6(火)

朝晩、シリンジで

ちゅ~るやペースト状のものを

口に入れる。

仕方なく飲み込んでる感じ。

 

6口目、手で押しのけて拒否された。

口の中の洗浄も兼ねて

水を飲ませる。 

3口ほど飲んだけど

あとは拒否。

口の端から流れ出る。

食べたり飲んだりが

苦しいようだ。

 

くぅちゃんも亡くなる前

同じだった。

 

 

「くー」と小さく鳴き続ける。

娘が

「いややな。くぅちゃんと同じや」

と言った。

 

「くー」ってなく理由が

これだったらイヤだな。

甘えていいんだよ。

妹弟ができて長男になって

ずっと我慢してきたんだろうから。

 

 

お別れの日は近い。

そう感じた。

 

 

帰ってきたら

みんちゃは死んでるかもしれない。

そんな思いで遅番出勤をした。

 

帰宅して、しばらくしたら

こたつから出てきて

「にゃーっ」

と大きめの声で鳴いた。

怖くてこたつを覗けてなかったから

ホッとした。

 

 

21時半頃

目を開けたまま動かなくなった。

撫でても揺すっても反応無し。

ピクリとも動かなくなった。

あぁ、逝ったんだ…。

 

膝に乗せて撫でながら

ぼ~っとテレビ画面を見ていたら

22時頃、かすかに耳が動いたように見えた。

じっと見ていると

ヒゲがピクッと動いたように見えた。

手がピクピクと動き、宙を掻き

はっきりと生きていることがわかった。

 

そこから起き出して

ヨロヨロと歩き回り

ふらつきながら風呂場に行き

倒れた。

 

抱かれるのも苦しそうなので

そっと起こした。

 

水を流して見せてほしいのかな。

1月中は

お風呂の水を出してくれと

要求してきて

チョロチョロ出してあげると

流れる水をずっと眺めてた。

 

くぅちゃんもそうだった。

なにかで「動物は死に際に水場へ行く」と

書いてあった。

 

起こしたものの

水を眺めるのも無理そう。

そっと抱っこして部屋へ戻った。

抱っこしたから苦しいらしく

しばらくこたつで倒れていた。

 

 

その夜は

ペットシーツでくるんで

私にも巻き付けたから

いくら漏らしても大丈夫。

一緒に寝よう。

 

 

2/7(水)

今日は仕事は休み。

1日中みんちゃを診てられる。

 

前日にシュークリームも買ったし

シリンジで食べさせようかな。

 

今日は何もしないで

ずっと傍にいるからね。

 

私も食べ物や飲み物を

こたつに並べて

スマホもリモコンも漫画も置いて

準備万端OK気づき

 


 

午前中に一度

逝ってしまったかという状態になった。

触ってもわからないので

しばらく、そっとしてて

ふと見たら向きが変わっていて

「くー」と鳴いた。

 

 

こんな状態が

波のようにやって来る。

30分ほどしたら

動き始めるので

昏睡状態なのか

逝ってしまったのか

判断できない。

 

起きている時に

ずっとこたつの中では

喉が渇くだろうと思い

シリンジで水を飲ませた。

 

でも飲んだというより

舐めただけ。

 

鼻もカピカピに乾燥してたので

ティッシュに水を湿らせて濡らした。

これは気持ち良さそうだった。

口のまわりも

お水をたっぷりと

含ませたティッシュで湿らせた。

 

 

私も寝転んで

みんちゃにくっついたら

ずりずり出てきて

私の顔のそばに自分の顔を置いた。

嬉しいルンルン

子猫時代を思い出す。

いろいろ、みんちゃに

子猫時代の思い出を

話して聞かせる。

 

 

子猫の時の歌を歌った。

掃除をする時

危ないので2階に

みんちゃを避難させてたら

まだ階段を登れなかったのに

よちよちと下りてきて

「ぴゃーぴゃー」と鳴いた。

 

それから掃除機をかける時は

みんちゃをポケットに入れて

掃除をするようになった。

 

その時に

てきとーに口ずさんでいた

歌とも言えない歌。

 

 

「はちがとぶ」の曲で

 

みんみんみん

みんちゃだにゃん

 

みんちゃだ にゃんちゃだ

にゃんちゃだ みんちゃだ

みんみんみん

みんちゃだにゃん

 

「ちょうちょ」の曲で

 

みんちゃ にゃんちゃ

にゃんちゃだ みんちゃ

 

みんちゃだ にゃんちゃだ

にゃんちゃだ みんちゃ

 

 
歌ってたら声が詰まった。
 
 
昏睡と覚醒をくり返し
夜になった。
 
みんちゃが昏睡状態の時に
晩ご飯を作ったり
お風呂に入ったり
他の子の世話をした。
 
私の姿が見えない時に覚醒すると
「にゃー」と私を呼んだ。
 
 
私はここ数日
「普段の日常」を心がけた。
みんちゃに「普段の日常」に
いてほしかった。
 
普段通りに
「どうした、みんちゃ!
ごはん?お水?」
などと言い傍にいった。
 
 
このまま持つのかな。
明日も明後日も早番だな。
次の3連休まで持ってほしいな。
などと考えながら
みんちゃを撫でたり
目ヤニを取ったり
口や鼻を湿らしたりしていた。
 
今のうちに、まめたちの
湯たんぽのお湯を作ろうと思って
お湯を沸かしていたら
「にゃーっにゃーっにゃーっにゃーっ」
と4回、大きめの声で鳴いた。
 
「なになになに?」
などと言って傍に行った。
 
「かふっかふっ」
と空気音を発した。
声が出ないようだ。
 
シリンジで水を飲ましてみるも
口から流れ出た。
 
急に苦しそうに
体をのけぞりだした。
喘ぎながら
足がガクガクガクと揺れ始めた。
手足が順番に痙攣していき
声なき声で叫んでいるようにも見えた。
 
 
「もういい!
もう頑張らんでいい!
 
今まで ありがとう!
ずっと守ってくれてありがとう!
 
くぅちゃん来て!!
みん兄、迎えに来てーー!
 
みんちゃ!くぅちゃんのとこに行き!
もう頑張らんでいい!
もう苦しまんでいいから!!」
 
懇願した。
 
 
 
徐々に動きが弱くなっていき
やがて動かなくなった。
 
動きが止まっても
今度こそ本当に逝けたのか?と
しばらく見ていた。
また復活するかもしれない。
今まで何回も
昏睡と復活を繰り返してきたから
確信がもてない。
 
時間の確認だけして
しばらく寝かせて
他の子たちの寝る用意をしていた。
 
24時を過ぎても
同じ体勢のまま
体も明らかに冷たくなっていた。
今度こそ本当に逝ったんだな。
 
 
 
無感情。
静かに混乱してたのかもしれない。
 
 
くぅちゃんの時の私を見て
私が取り乱さないように
みんちゃの配慮で
何回も昏睡と復活をして見せて
免疫をつけてくれたのかな。
 
淡々と
みんちゃの体を拭いたり
遺体を寝かせる場所を作りました。
 
なんか現実がなくなって
よくわからなくなって
ブログで報告して
気持ちに区切りをつけました。
 
そうしなければ
寝られなかった。
 
 
翌朝、みんちゃの姿が
そのままで硬直していたので
本当に逝ったんだと
ようやく心から理解できました。
 
その日の早番勤務も
頭がフワフワしてました。
イライラもしてた。
早く帰りたい。
 
 
帰宅してペット火葬を調べて
電話して火葬の日を決めて
ボーッとしつつ
淡々と準備を進めました。
 
息子に報告したら
その日の仕事終わりに
お別れにきてくれました。
息子が小学4年生の時に来て
その息子が28歳。30歳前。
すごい年月。
 
娘も「ずっといたから
おらんくなる感覚がわからん」
と困惑している。
 
 
 
火葬して
やっとフワフワした感じがなくなり
現実世界に戻ってきた気分です。
 
みんちゃがいなくなって
猫が3~4匹いなくなった感じが
家に漂ってます。
ガラーンとしてる。
 
みんちゃはいつも静かに
コタツやお気に入りの場所にいて
場所を取ってたわけでもないのに。
 
その存在感の大きさを
改めて実感しました。
 

 

少しずつ
みんちゃのいない毎日に
慣れていかなきゃね。
 
 
 
 
最後までお読みくださり
ありがとうございます。