皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
メガネのマトバ伊丹本店は、阪急伊丹駅から徒歩5分ほどのところ。店構えを見る限り、まあ普通のメガネ屋さんです。
「森永先生、遠いところわざわざご来店ありがとうございます!
佐々木先生からお話は伺っております」
オーナーの的場さんが迎えて下さいます。
「こちらこそ、今日はよろしくお願いします!」
診療で使う眼鏡を作るつもりで、私は普段使っているZeissの拡大鏡も持参していました。
的場さんは一瞥して「お、ツァイスですか」と手に取り
「ほう、さすがですね。これにフィットする眼鏡をお作りしましょう!」
こんなやり取りから始まった数時間。それはもう、目からウロコの連続で
「こんな検査、今まで受けたことない」
「遠近両用レンズって、こんなに細かい設定が必要なのか」
「メガネを身体の一部にするフィッティング、まさに職人技!」
検査の結果、私の一番の問題は左右の視線に上下的なずれがある斜位(斜視ではない)という状況とのこと。視神経から脳に入って来る生の情報では、モノが2重に見える状態。それを中枢で補正して一致させている状況なんだとか。
いうなれば脳を常に働かせている、パソコンでいえばバックグラウンドの常駐ソフトがCPUのリソースを消費しているようなものです。
そのズレの補正を、脳にやらせるのでなくレンズでしてやれば、脳のパフォーマンスは当然上がることでしょう!
そしてレンズの選択以上に圧巻なのがフィッティング。30分近くかけて専用プライヤーや素手で、私の頭の形にピッタリと合わせていきます。正しい手順で身に着ければ、どんなに頭を振っても動くことはありません。それでいて締め付け感はゼロです。
偏光レンズのサングラスも一緒にお願いし、配送してもらうことになりました。仕上がりをワクワクして待ちつつ、私は大阪空港から羽田に戻ったのでした。
(出来上がりには10日前後)
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