皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
(ユリウス・カエサル。ウィキペディア・コモンズより引用改変)
「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。
多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」
(塩野七生・ローマ人の物語より)
ユリウス・カエサルの印象的な言葉です。
「新型コロナには有効な新薬の開発が必要。栄養素を勧めるのは自分の関連商品を売り上げようとするポジショントークなので信用できない」
最初からそう決めつけて、先入観を崩さない専門家が日本には余りに多いように思います。
現時点で、新型コロナ感染を確実に防ぐ、あるいは感染後に確実にウイルスを排除できる治療薬は見つかっていません。であるなら、宿主側の免疫力をあげることが有効で現実的なのは自明です。
ISOM(国際オーソモレキュラー医学会)も私も、提言で「ビタミンCが
新型コロナウイルスを駆逐する」などと言っている訳ではありません。
「これまでの抗ウイルス治療の研究から、ビタミンCやその他の推奨栄養素の体内濃度を高めておくことが感染予防には有効な可能性が高いし、重症化防止に他の治療との併用が有効なことが中国、米国などから症例報告が多数出てきていて、海外の大手メディアでは報道され始めている」
と情報提供し、実践可能な手段を提案しているのです。
米国疾病予防管理センター(CDC)前所長のDr. Friedenが、ビタミンDがコロナウイルスの感染リスクを減らす可能性に言及したり、米国の有力紙ニューヨークポストが重症者の治療に高容量ビタミンC点滴が有効との報道をしたり、中国では臨床試験も多数開始されたりしています。
NYポスト紙、市中病院で新型コロナ重症例に高濃度ビタミンC点滴と報道
☆3月17日付日本歯科新聞への寄稿☆
☆ヤフーニュース掲載記事☆
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