栄養を科学する抗加齢歯科医
森永宏喜です。
体内でのVDの作用点は他のビタミンや
酵素の多くが細胞膜であるのに対し、
細胞の核の中にあります。
これはステロイドホルモンや性ホルモン、
甲状腺ホルモンなどと同じです。
これらはビタミンAを加えて
「スーパーファミリー」と呼ばれて
いて、非常に多彩な作用を示すと同時に、
複雑精緻な調節機構をもっています。
酵素の多くが細胞膜であるのに対し、
細胞の核の中にあります。
これはステロイドホルモンや性ホルモン、
甲状腺ホルモンなどと同じです。
これらはビタミンAを加えて
「スーパーファミリー」と呼ばれて
いて、非常に多彩な作用を示すと同時に、
複雑精緻な調節機構をもっています。
今回は中枢神経・血管の保護作用です。
これまでの多くの研究で、ビタミンD
の不足は神経脈管の損傷(脳に血液を
供給している主要な血管、脳幹と上部
脊髄の損傷)と関連があることが
分かっている。
の不足は神経脈管の損傷(脳に血液を
供給している主要な血管、脳幹と上部
脊髄の損傷)と関連があることが
分かっている。
マサチューセッツ大学の研究者は、
96人の脳卒中患者の25OH-VD
(ビタミンD濃度のマーカー)の
血中濃度を測定したところ、
VDレベルが30ng/mlより低い群は、
標準的なVDレベル群と比較して
血液供給の障害に起因する壊死組織
の面積が2倍以上だった。
96人の脳卒中患者の25OH-VD
(ビタミンD濃度のマーカー)の
血中濃度を測定したところ、
VDレベルが30ng/mlより低い群は、
標準的なVDレベル群と比較して
血液供給の障害に起因する壊死組織
の面積が2倍以上だった。
さらに、VD濃度が10ng/ml減少する
ごとに、3ヶ月後に脳卒中から健康に
回復する確率が約半分になってしまう
ことも示された。
これは発症時の症状の重さや年齢とは
関連しなかった。
ごとに、3ヶ月後に脳卒中から健康に
回復する確率が約半分になってしまう
ことも示された。
これは発症時の症状の重さや年齢とは
関連しなかった。
著者は
「さらなる大規模な研究を実施してVDの有効性を確かめる価値は十分にある」
と述べている。
「さらなる大規模な研究を実施してVDの有効性を確かめる価値は十分にある」
と述べている。
予防的にVD濃度を上げておくことが
脳卒中の予後を良くする可能性は
高そうです。
そしてこれは推測の域をでませんが、
発症後でも高濃度(10,000IU以上/日)
で補充をすれば回復に役立つかも
しれません。
脳卒中の予後を良くする可能性は
高そうです。
そしてこれは推測の域をでませんが、
発症後でも高濃度(10,000IU以上/日)
で補充をすれば回復に役立つかも
しれません。
VD濃度は認知症とも関連している
という研究も多く出てきていますし、
ますます食事やサプリでの補給の
大切さが注目されますね。
という研究も多く出てきていますし、
ますます食事やサプリでの補給の
大切さが注目されますね。
専門家の先生方は原文をあたられて
みて下さい。
Low vitamin D predicts more severe strokes, poor health post-stroke
みて下さい。
Low vitamin D predicts more severe strokes, poor health post-stroke
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川井勇一+伊藤夕里亜+森永宏喜
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◆目次
序章 口の中の恐ろしい「もの言わぬ病」
第1章 全ての病気は歯から始まり、腸に至る!
第2章 認知症の原因も口の中にあった
第3章 食べていると確実に死に近づく食べもの
第4章 自分でできる歯と口のケア
第5章 いい歯科医とダメな歯科医
詳細は「書籍ご紹介サイト」でご覧になれます。
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