脳卒中にもビタミンD | 118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

健康な人生を満喫している人は歯科と上手に付き合っています。歯科医師として日本初のアメリカ抗加齢医学会認定医が、歯科とアンチエイジングの意外な関係について語ります。

皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医
森永宏喜です。

ビタミンD(VD)は血中カルシウム濃度の
調整など古くから分かっていた作用に
加えて、最近の研究で様々な効用がある
ことが分かってきています。


体内でのVDの作用点は他のビタミンや
酵素の多くが細胞膜であるのに対し、
細胞の核の中にあります。
これはステロイドホルモンや性ホルモン、
甲状腺ホルモンなどと同じです。

これらはビタミンAを加えて
「スーパーファミリー」と呼ばれて
いて、
非常に多彩な作用を示すと同時に、
複雑精緻な調節機構をもっています。

今回は中枢神経・血管の保護作用です。

これまでの多くの研究で、ビタミンD
の不足は神経脈管の損傷(脳に血液を
供給している主要な血管、脳幹と上部
脊髄の損傷)と関連があることが
分かっている。
 
マサチューセッツ大学の研究者は、
96人の脳卒中患者の25OH-VD
(ビタミンD濃度のマーカー)の
血中濃度を測定したところ、
VDレベルが30ng/mlより低い群は、
標準的なVDレベル群と比較して
血液供給の障害に起因する壊死組織
の面積が2倍以上だった。

さらに、VD濃度が10ng/ml減少する
ごとに、3ヶ月後に脳卒中から健康に
回復する確率が約半分になってしまう
ことも示された。
これは発症時の症状の重さや年齢とは
関連しなかった。

著者は
「さらなる大規模な研究を実施してVDの有効性を確かめる価値は十分にある」
と述べている。

予防的にVD濃度を上げておくことが
脳卒中の予後を良くする可能性は
高そうです。

そしてこれは推測の域をでませんが、
発症後でも高濃度(10,000IU以上/日)
で補充をすれば回復に役立つかも
しれません。

VD濃度は認知症とも関連している
という研究も多く出てきていますし、
ますます食事やサプリでの補給の
大切さが注目されますね。

専門家の先生方は原文をあたられて
みて下さい。
Low vitamin D predicts more severe strokes, poor health post-stroke


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◆目次

序章 口の中の恐ろしい「もの言わぬ病」

第1章 全ての病気は歯から始まり、腸に至る!

第2章 認知症の原因も口の中にあった

第3章 食べていると確実に死に近づく食べもの

第4章 自分でできる歯と口のケア

第5章 いい歯科医とダメな歯科医

 

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