「グルコースが唯一の脳エネルギー」説がいつまでも流布する理由 | 118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

118歳も夢じゃない!抗加齢専門歯科医が教えるアンチエイジングの秘密

健康な人生を満喫している人は歯科と上手に付き合っています。歯科医師として日本初のアメリカ抗加齢医学会認定医が、歯科とアンチエイジングの意外な関係について語ります。

皆様こんにちは。
栄養を科学する抗加齢歯科医
森永宏喜です。

今年はA4M(アメリカ抗加齢医学会)
で中旬に休診したため、きょうが
仕事納めです。
書棚を整理していると、古い本が出て
きました。私がいま取り組んでいる
オーソモレキュラー栄養学とかでは
なく、一般的な栄養学の本です。


後付けをみると2001年の発行。

「さすがにここまで古いともう読まないかな」

と思いながらページを繰っていると「ケトン体」
の文字が目に入りました。
いま脚光を浴びているケトン体ですが、当時は
全く「日陰の存在」。

「15年前の記載ってどうなんだろう」

と読んでみると、淡々とした記述の中に
ちゃんと書いてあるじゃないですか、


「ケトン体は脳の重要なエネルギー源である」

と。
この本は歯科医を目指す学生も対象とした
本です。まあいわゆる「教科書」、最先端
の内容を盛り込んだものではなく、定説に
近いものが書かれているはず。

15年以上も前から専門家の間では
「グルコースが唯一の脳エネルギー」説は
否定
されていた訳です。

それなのに、いまだにネット上ではこの説が
堂々と書かれています。
いちばんの大きな理由は政治的、経済的理由
だとは思いますが、情報を受け取る側、そして
伝える側の両方にも問題があるのでしょう。

伝える側の一員として色々考えさせられる
出来事でした。来年は「いかに伝えるか」が私の
大きなテーマになると思います。

皆様、良いお年をお迎えください。

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