英雄の日 | ダバオ案内所

ダバオ案内所

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NPO法人 日本フィリピンボランティア協会(JPVA)スタッフが現地からお届けします!

8月29日はフィリピンの「英雄の日」で祝日でした。ダバオ市ではダバオ市役所の近くにある無名戦士記念碑(Unknown soldiers monument)にてセレモニーが催されました。マニラではドゥテルテ大統領が英雄墓地( Libingan ng mga Bayani)にて同記念日のセレモニーを主催しました。
大統領スピーチでは、無名のまま国のために亡くなっていった人たちを偲びながらも、現在のフィリピンにおける汚職と麻薬の撲滅について多くの時間を割いて触れていました。フィリピン国内には370万人の麻薬依存者がおり、麻薬使用者が子どもに危害を加え、殺人を犯すといったような治安の悪化の原因になっていることに言及し、違法薬物取引に関与している警察官の首に200万ペソの報奨金をかけると発言しました。また、政府高官、市長、バランガイキャプテン、裁判官、警察等、立場を問わず、汚職にかかわっている者に対しては「応報をされる日が来るだろう」と明言していました。
在フィリピン日本国大使館石川大使は来賓席の最前列に座られており、何度もテレビ中継で映っていたことから、ドゥテルテ政権が日本を重視していることが伝わりました。
大統領スピーチの中では「これからはマラカニアン宮殿(大統領宮殿)でなく、人民の宮殿(People’s Palace)と呼ぼう」とも呼びかけられていました。こうした発言から、ドゥテルテ大統領がこれまでダバオ市民の心をつかんできたように、これからはフィリピン国民の心をがっちりつかみ、強行とも言われている汚職、麻薬に対する取り締まりを遂行していくのだという期待感が持てました。有言実行のドゥテルテ大統領に今後も期待しています。


ダバオ市内無名戦士の碑(Unknown soldiers Monument)