明日
第33回（12/4放送）
「こぶじめの味わいたいむ」詳細です。
「朝の一曲」は
京都在住のリスナーさんからのリクエストで、
「潮騒のメモリー／薬師丸ひろ子」
NHK朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌で有名ですが、
薬師丸ひろ子さんはレコーディングしていなくて
貴重なライブバージョンで聴いていただきます。
「あの一曲」のコーナー。
今回はテレビの主題歌とCMソング、
映画の主題歌の３曲。
まずテレビの主題歌です。
富山のリスナーさんからのリクエストで
これも1965年頃からNHKで放送されていた
大ヒットテレビドラマ「サンダーバード」の主題歌。
もう何度も再放送や映画化もされましたが、
この主題歌はドラマと共に永遠の名作です。
今回は、当時のソノシートレコードに収録されている
オープニングのカウントダウン部分と、
リマスターの日本語の主題歌の完全版を聴いていただきます。
次はCMソング。
鍋の季節なので、日本酒のCMソングです。
「酒は大関／加藤登紀子」。
レコードのA面は大俳優の「田宮二郎」さん。
B面が「加藤登紀子」さんのバージョンでした。
両方ともすごくいいんですが、
今回はB面の加藤登紀子さんの方を聴いていただきます。
日本酒のメーカーの売上高上位は、
兵庫県、京都府なんですが、
この曲は1970年頃に放送されていた
兵庫県を代表するお酒「大関」のCMソングで
大評判になりました。
大関さんには申し訳ないんですが、
僕はこの曲の「大関」という部分を「立山」とか「勝駒」とか、
「若鶴」とか富山のお酒に変えて歌ったりして
楽しんでいます。
皆さんもお気に入りのお酒の名前に変えて歌ってみると、
この曲の味わい深さがさらにわかるかもしれません。
作詞作曲はCMソングの帝王とも言える小林亜星さん。
歌は五番まであり、
それぞれたった４行の詞の中に実に深い人生感を感じます。
CMでは1番だけでしたが、
貴重なレコードでもちろん5番までのフルバージョンです。
最後は映画の主題歌です。
お酒続き、そして加藤登紀子さん続きになりますが、
富山とも縁が深い（最後の映画「あなたに」は富山ロケ）
高倉健さんの1983年公開の映画「居酒屋兆治」の主題歌
「時代遅れの酒場」を紹介します。
日本の大作家「山口瞳」さんの長編小説「兆治」を
映画化した作品。
函館で居酒屋「兆治」を営む健さん。
その女房役が加藤登紀子さんでした。
健さんの元恋人が大原麗子さん。
大原麗子さん扮する（さよちゃん）は
英治役の健さんへの思いが断ち切れず酒に身を持ち崩し、
人知れず札幌のボロアパートで血を吐いて亡くなるんですが、
そこに颯爽と現れる健さん。この映画のクライマックスです。
もう100回くらい観ましたが、
何度観てもこのシーンで号泣します。
この主題歌は加藤登紀子さんの作品で、
ご自身でも歌っていらっしゃるんですが、
今回は主演の高倉健さんの歌で聴いていただきます。
しかもセリフ入り。
そのセリフは映画の中で女房の茂子役の加藤登紀子さんの
印象的なセリフです。
まあとにかく、
今夜は熱燗でも飲みながらこの曲を思い出してください。
予告編を貼り付けておきます。
これだけでも泣けます。
余談ですが、
高倉健さんが富山ロケにいらした時に
僕がいつも通っているラーメン屋さん
（町の定食屋さん）にスタッフと立ち寄られたようで、
しばらくの間、実にかっこいい名刺が入口のガラスケースに
飾られていました。
高倉健さん命！の僕としては
健さんがいらっしゃった同じ空間で
ラーメンをすすっているのかと思っただけで、
もう何年も経った今でさえ、
幸せ感がいっぱいになります。
今回はここまで。
次回、第３４回目は12月18日です。
●第33回「こぶじめの味わいタイム」
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