実家に放置されていた
ほぼ半世紀前のレコードプレーヤー。
「AUREX(オーレックス)」は
東芝の本格的なオーディオ専門ブランドで、
1969年〜1990年まで存在していました。
*現在復活しているブランドとは
ポリシーそのものが違います。
「オーレックス・ジャズフェスティバル」という
世界的なジャズイベントを日本で開催するなど
一時代を築いたオーディオブランドなんです。
この「SR-F35M」という型番は検索しても出てきません。
D.Dのフルオート機なので70年代後半か80年代初期かなぁ。
高価なものじゃありませんね。
当時でも3万円台(時代からすると高価か・・・)。
埃まみれだったので、
捨てようと思い持ち帰ったのですが、
最後に磨いて電源だけ入れてやろうと思ったのが間違い💦
あっさりと正常に動作してしまいました。
当時は普及価格帯のフルオート機なので、
全然良い音のイメージがなかったのですが、
無茶無茶いい音がします。
一番最初に使っていたレコードプレーヤーの名機
初代TechnicsのSL-1200より良い音に聴こえる。
もちろんそんなはずはないのですが、
半世紀前の家庭の電源コンセントや
接続ケーブルやアンプ、ヘッドホンのクオリティ、
そういう事が進化したせいなのだと思います。
今聴いている環境は、
プレーヤーからフォノイコライザーアンプに接続し、
そのフォノイコライザーアンプにあるヘッドホン端子から
直接ヘッドホンで聴いているので、
音質のロスが少ないんですよね。
音のクオリティは十分に満足できるので、
オーソドックスなターンテーブルは
持っていなかったですし、
しばらく使ってみようと思います。
現在使っているTechnicsの
T-4Pタイプのカートリッジが流用できるので、
交換針は一生分あります。