瑠帷の家 -33ページ目

瑠帷の家

いつでもだれでもいらっしゃい。

(Yahooブログ「瑠帷の話」から移転)

幸せなこと
 
お久し振りね 二十年振りかしら
あなたもわたしも変わらないわね
変わったとしたらわたしの気持ちかな
激情の芽生えた夏の思い出
後にも前(さき)にも恋患ったのは
わたしにとってあなたひとりだけ
今ではそんなことどうでもいいのよ
激情の芽生えた夏の思い出
 
あの頃の私たちは男友達だった
あなたは知ってるね わたしの昔を
わたしが知ってること 他にもあるわ
わたしは何でも知っているのよ
あなたには恋人が もういたのよね
昔馴染みの人から聞いたわ
川沿いを泣きながら ひとり帰ったのを
あなたはちっとも知らないでしょう
 
あなたが渡した誓いの言葉
僕たちはいつまでも 友達だよね
そうよ 私たちは最期まで友達
それ以上もそれ未満もない
わたしが男でも わたしが女でも
きっと きっと関係ないのよね
 
君はひとりで何でもできるね
君みたいな人になりたいと思った
わたしはそんなに遠い人ですか
わたしはあなたと一緒がよかった
死ぬまで友達 死んでも友達
いつまでも友達 幸せなことよね
死ぬまで友達 死んでも友達
いつまでも友達 いつまでも友達
 
Season, Season
 
春のように いつの間に知らぬ間に私を騙せ
夏のように 強引に眩ませて私を騙せ
秋のように 淋しさにつけ込んで私を騙せ
冬のように お前だけは何も言うな
 
春のように いつの間に知らぬ間に私を騙せ
夏のように 強引に眩ませて私を騙せ
秋のように 淋しさにつけ込んで私を騙せ
冬のように お前だけは何も言うな
 
Season, Season はじめから
Season, Season 騙してよ
Season, Season やさしさを
Season, Season 残してよ
 
Season, Season 最後まで
Season, Season 騙してよ
Season, Season やさしさで
Season, Season 終わらせて
 
 
ジーンズ
 
理由も無く 何となく買ったジーンズ
値札には目もくれず会計を済ませた
好みの色から外れていたけど
不思議と欲しいと思えたの
擦りきれるほど履いたわけでもないのに
もう惹かれるところは何もない
理由も無く 何となく買ったジーンズ
値札には目もくれず会計を済ませた
 
一目惚れで 早足で買ったジーンズ
試着なんて馬鹿みたい 会計を済ませた
そういえば丈は短かったけれど
そんなのどうでもよかったの
今日来たようにとても綺麗だけれど
もう惹かれる理由は何もない
一目惚れで 早足で買ったジーンズ
試着なんて馬鹿みたい 会計を済ませた
 
天下の回り物
 
世渡りの船を見つけるのが上手い女は
エンジンを見つけるのも上手いね
そんな奴はいつか突き落とされると街で聞いても
冴えない男を拾って見せかけの船頭にする
油が底を払う 女は男を捨てる
水面に油が浮く あたしは油を拾う
沈んでいく男の顔には見覚えがある
去年あたしを捨てたあいつじゃないか
 
あいつが貢いでいたあの金は
あたしが昔 あいつに貢いだ金だ
金は天下の回り物 皮肉顔した回り物
回っていくうち錆びついていくね
あたしたちみんな気づかないけれど
回っていくうち黒ずんでいくね
あたしたちみんな気づかないけれど
 
噂話
 
いつでも噂話は井戸端会議の頂点
男の浮気 女の不倫
誰かが耳をそばだてているよ
扉の隙間 日向の合間
女同士 結託したなんて思ったら地獄行きよ
噂話 いつでも井戸端の頂点さ
何もかも座を奪えない 蹴落とせない
 
いつでも噂話は興味の的の中心
男の秘密 女の嫉妬
通りすがりに盗み聞いている
何食わぬ顔 素知らぬ顔
男同士の約束だなんて思ったらひとりぼっちよ
噂話 いつでも井戸端に平積みさ
ただで聞ける恋の話もかなわない