瑠帷の家 -29ページ目

瑠帷の家

いつでもだれでもいらっしゃい。

(Yahooブログ「瑠帷の話」から移転)

お帰りよ
 
いつまで話を聞いてんだい
あいつの愚痴は終わりがないよ
頷いて微笑んで聞いてりゃあ夜が明けちまう
強い酒注いで帰らせるのが一番
どうやらお前は優しすぎる
あいつの愚痴は埒(らち)が開かないよ
頷いて微笑んでお前にゃあ無理みたいだ
奥のお偉いさんの相手してやんな
 
あたしと夢を見るよりも
家(うち)に帰ってあんたの好きな夢を見な
お帰りよ テキーラでも飲んで
お帰りよ あんたの塒(ねぐら)へ
 
頷いて微笑んで聞いてりゃあ夜が明けちまう
強い酒注いで帰らせるのが一番
あたしと夢を見るよりも
家に帰ってあんたの好きな夢を見な
お帰りよ テキーラでも飲んで
お帰りよ あんたの塒へ
お帰りよ テキーラでも飲んで
おやすみよ あんたの夢の中で
お帰りよ ラララ
おやすみよ ラララ
十九の女
 
飲めよ飲めよと囃されて
遊女(あそびめ)に取り囲まれて
あいつ 女の一人も追い払えやしないで
いつまで苦肉の策で取り繕うんだろうね
飲んでるのはカルキの臭い残る白湯
 
次の日 店を辞めた十九の女から聞いた
味気ない白湯には薬が溶け込んでる
気づかずにあいつは酔ったふりをしてる
やけに出来た演技だとは思ったが
薬に魅せられた夢を見ていたのか 笑えないね
笑えないね
明日もきっと あいつは店に来る
薬欲しさに あいつはやってくる
あいつらの手には金(かね)が積まれる
あいつの身には傷が重なる
薬の織り成せる夢でなけりゃ 笑えないか
涙は出ないか
あいつはもう ぼろぼろだ
 
冬の崖に女主人呼び出して
冬の海に突き落とした
おまえにはきっと
十九の女のこともあいつのこともわからない
せめてあいつの心の吹雪と
同じくらい寒い冬に消えてくれ
 
あたし 悪いですか
あの女とどちらが悪いですか
あたし 悪いですか
あの女とどちらが悪いですか
みんな悪いことぐらい知ってるわ
同じくらい悪いあたし さようなら
あいつの心の吹雪と
同じくらい寒い冬に さようなら
同じくらい悪いあたし さようなら
同じくらい寒い冬に さようなら
同じくらい悪いあたし さようなら
置き手紙
 
見捨てるも何も
あんたを拾った覚えはないわ
帰っておくれ
果てない愚痴を終わらせるために
子守唄 少し歌っただけよ
あんたも昔のあの人と同じでしょ
悩みなんてあったのが嘘みたいな顔で
さよならで結ばれた手紙 置いていくの
 
手紙の文字の運びは
どこか嬉しそうだから
少し悔しい
あたしの部屋に溜まっていくのは
「元気が出たよ」そんな手紙
あんたも昔のあの人と同じでしょ
お酒なんて飲んだのが嘘みたいな顔で
さよならで結ばれた手紙 置いていくの
 
果てない愚痴を終わらせるために
子守唄 少し歌っただけよ
あんたも昔のあの人と同じでしょ
悩みなんてあったのが嘘みたいな顔で
さよならで結ばれた手紙 置いていくの
あの人はどこ あの人はどこ
捜し回って辺りを見れば
不死の山が遠くで燃える
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あの人はどこ あの人はどこ
さ迷い歩いて空を仰げば
失せ往く星が遠くで燃える
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往生際が悪いだろうか
星に連れられまいと足掻けば
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素直に旅立てば楽になろうぞ
白い人影が諭す
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時は満ちたよ おいでよおいで
宙(そら)の子どもが道をお示し
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時は満ちたよ おいでよおいで
宙の子どもが河をお示し
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河縁(かわべり)には艶やかなる華
三途の河の曼珠沙華
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あの人と見たい 曼珠沙華
あの人と見たい 不死の山
子どもたち 子どもたち
連れてってくりゃれ
 
 
 
花火を、「ネガ反転」で撮影したものです。
詞と写真を合わせてみました。
 
真珠の話にお付き合いいただき、ありがとうございます。
花火のお話は、またいつか・・・
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昨日に引き続き、花火の写真です。
上の写真を見ていると、「壮絶」を感じます。
今日も、文章はほとんど書きませんので、写真をお楽しみください。
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時空を移動してきたような
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岩塩って、こんな色ですよね
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「ぼかし」の部分、花火の響く音にも見える
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富士山なんでしょうな
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少し色が変わった。どちらがお好み?
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黒白フィルム・・・じゃないか
 
最後の写真のタイトルは「あの人は何処へ」です。
デスクトップの壁紙にすると、けっこうきれいです。
 
真珠の話にお付き合いいただき、ありがとうございます。
次回が最後。異世界をお見せします。