前回は、男性の防衛本能について書いた。
この本能は幼い頃から備わっていると思う。
私が幼稚園に行っていた頃、仲良くしていた男の子がいた。(意中の彼は別にいたので三角関係)
彼は三兄弟の一番下の子であった。
ある時、彼に熱心に誘われて彼の家に遊びに行った。
彼は私に囚われのお姫様的な役割を命じ、ひたすら押し入れに待機させた。
彼は、目に見えぬ敵とひたすら激しく戦っている
お手洗いに行くときだけ出してもらえるという…そんな私にとっては退屈でしかない遊びにひたすら付き合わされた。隙間からこっそり見ていたがそれ以外何もすることがない
私にも息子が二人いるが、長男は特にヒーローデビューが早かった。
どこから覚えてきたのか、マントは付けたがるし、長ズボン(ロングパンツね)の上からブリーフ履きたがるし
そのまま出かけた事もありましたよ恥
次男も、「ママのことは僕が助けてあげるよ」とか「僕が手を繋いであげるから大丈夫だよ」と、家以外のトイレに行けないぐらい怖がりの息子だがとにかく優しいのだ
男性には、保護、狩猟、子孫繁栄本能が備わっていると言うよね。(全員ではないが)
昔から男は女子供を守るために、テリトリーを守り、狩りに出て食料を確保し、子孫を作ってきた。
女は、コミュニティで協力しながら子育てをして子供と家を守ってきた。
当たり前だが、体つきも違えば、能力も違う。
そんな中、お互いの能力を最大限に活かしながら、協力して生命を維持してきたのだ。
そう、男は女の為に日々戦っているのである。
戦争に出征した兵隊さんも、戦死した特攻隊の皆さんも自らの命を差し出してまで守りたかったもの、それは大切な女、子供が住む日本という国の為
そして、時代が変わったと言えども、
男達は日々戦っているのだ。
会社で嫌な上司にペコペコするのも、家のローンの支払いの為に、毎日満員電車に乗って通勤するのもみんな大切な家族の為だ。
昔、日本に一時帰国した際、早朝の満員電車に乗った。私が乗った車両にはスーツを来たサラリーマンらしき中年の男性が片手にチューハイを持って乗っていた。明らかに朝から泥酔で、ひたすら会社と嫁の愚痴をぼやいていた。
皆、危ない人を見るように、いや見て見ぬふりをしていた。私もその一人だ。
でも、本当はあの時「大丈夫、あなたは良くやっているよ」と抱きしめてあげたいと思った
当時の私にはそんな勇氣もなかったし、満員電車で身動きも取れなかったし、結局声をかける事はなかったのだが、なんともやるせない氣持ちになった。
きっと、会社ではこき使われ、こっぴどく叱られて、家に帰っても嫁からは責められ、居場所が無いのだろう。もしかしたら、既に職を失って、家族に言えずスーツを来て出社するふりをしているのかもしれない。
そんな風に思うと彼が不憫でならなかった
どうか立ち直って生きていてほしいと。
これはパンデミック前の話だ。
そんな社会の現状が悪化していないのを願う
彼だけじゃない、誰もが頑張り過ぎたらそうなってしまうのだ。人それぞれ症状が怒りに出たり、うつ症状に出たりと違うけれど、限界が来たらみんな壊れちゃう。怒りっぽいおじさんも、会社で威張り散らす上司も長年の戦いに疲れているのかもしれない
幼い頃から、周りの大人の男たちをみて、強くならねばと思う。また偏見が少なくなってきたものの社会の男性像というものも存在する。
だからこそ、弱音を吐くことすら拒んだり、ましてやそんな姿を見せたくないばかりに限界まで頑張ってしまうことだってあるのだ。
男だって、時には幼い頃母親に甘えたように、胸の中でただひたすら眠りたいと思う事もあるだろう。
そんな頑張り続ける我らのヒーロー達に私達はなにが出来るのか?
なにも難しいことはない。ただただ戦場から帰ってきた彼らを、笑顔で温かく迎え入れ、労いと感謝の言葉を伝えるだけで良いのだ。 もちろん女だって笑えない日もあるが、それはそれで大丈夫。
彼らが心からほっと出来る空間、そしてこの女の為なら命を懸けてでも守りたい。
そう思えたら、彼らはびっくりする程の能力を発揮するのだ。
もちろん、現代の女性は子育や仕事で忙しく、そんなゆとりなんてないと言う方も多いだろう。(こっちが労ってほしいわってね)
だから、出来合いでも良い、彼らの好物を温めて皿に移し替えるだけでも良い、好きな飲み物を買っておくだけでも良い、ただあなたの事を考えていますよっというのが伝われば良い
にっこり笑顔でスキンシップを取るだけで良い。
いつもありがとうその一言だけでも良い。
彼らは私達の幸せと安全を心から願っている。
それが分かれば、彼らは男としてやる気と自信にみなぎるのだ
私の夫も男らしく見える?(現代版バイキング)が、寝る前は妻に背中をなでなでしてもらいながらじゃなきゃ寝れないのだ あ、ここだけの話ね🫢
子供達が小さい頃は、二人の子供をやっと寝かしつけたと思ったら、「I am going to bed」 オレもう寝るから(直訳:だから背中なでなでしてくだちゃい)って呼ばれる
正直、ちょっと面倒な時もあった。
でもそのちょっとしたスキンシップで最愛の夫がぐっすり眠れて、また元氣に頑張れるならそれぐらいお安い御用やないか
あなたなら出来ると妻の念力も一緒に送り込んでるしな
これは我が家の夫婦円満の秘訣の一つかな
そして女は太陽の如くキラキラと輝いて、愛と笑顔を振りまいていこうぜ
むしろそれだけでええんや
愛すべき我らの男たちの為にも
もう世の中の男全員“私の男”ってマインドで
そして、先代が命を懸けて戦って残してくれた美しく尊い日本という国を守っていこうぜ
モリリン🥭
※最近毎日停電…
通常3~4日に1回、19時07分に更新
書きたいことは沢山あるのですが、オツムが追いつきませんので、慣れるまではこのペースで更新していきます。
最後まで読んで頂きありがとうございます