アジャスターとは? | 交通事故弁護士ブログ

交通事故弁護士ブログ

自賠責関連3000件、示談関連1000件の実績と
30年を超える伝統の法律事務所です。

http://morilaw-jiko.com/

[TEL] 03-3553-5916
(お電話のさいは、交通事故の件でおかけいただいていることを最初にお伝えください。
専門部につなぎます)



森法律事務所交通事故チームは、

自賠責関連3000件、示談関連1000件の実績と30年を超える伝統 の事務所です。
http://morilaw-jiko.com/
交通事故で悩んでおられる方は、お気軽にお電話ください。電話相談は無料です。電話していただければ、すぐにレベルの違いがわかります
[ TEL ] 03-3553-5916

(お電話のさいは、最初に、交通事故の件とお伝えください。専門部につなぎます。

この言葉、あまり聞いたことはないと思います。交通事故でも、そう頻繁に出る言葉ではなく、交通事故に強い弁護士でも物損オタクみたいな弁護士が知っているレベルだと思います。


「コトバンク」によると、アジャスター(adjuster)とは
「自動車事故が起きた際、保険会社から委託を受けて自動車の損傷状態を調査し、損害額の認定を行う専門家。また、物損事故調査員として、弁護士の指示のもとで示談交渉の補助業務も行う。」と記載されています。
この人たちの業務について、「コトバンク」では「自動車の損傷状態を調査し、損害額の認定を行う」ことになっています。
が、業務は物損事故の調査なのですから、
 損害額の調査はもちろん
 なぜ事故が起きたのか(事故原因の調査)
 損傷部位と事故との間に技術的な因果関係があるのか
等を、自動車工学の専門的知見から判断します。

人損では、医学的知見が必要になりますが、物損では、医学知識よりは工学知識が必要になります。




このアジャスターには、初級・3級・2級・1級の4ランクがありますが、現時点で、1級には誰も認定されていないようです。




アジャスターは、主に保険会社から依頼を受けて事故調査を行います。特定の保険会社に勤務し、そこの保険会社の調査ばかりしているサラリーマンアジャスター(専属アジャスター)と、色々な保険会社からスポット的に依頼を受けている一匹狼的アジャスター(乗合アジャスター)の二種類がありますが、乗合アジャスターの方も、個人からの依頼は、弁護士法との関係で受けていないようです。

個人からの依頼を受けないにせよ、裁判所からの損害調査には応じているようです。ただ、裁判所が、このアジャスターの調査結果を丸ごと信用しているかというと、そうでもなく、そのまま採用している判例もあれば、否定している判例もあり、今のところ、裁判所の認定に補充的に利用されているというのが現実です。




なお、以上はアジャスターのうち、技術アジャスターと言われている人たちを対象にしています。

これ以外に、特殊車アジャスターと言われる人たちがいて、建設機械などの特殊な用途に使用される車を対象にし、物損の調査をしています。